ボイシーも聞いてねベル
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前に書いた記事、出てきたので載せるね

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小学校には通常学級、特別支援学級、特別支援学校の3種類あります。

 

 

■トイレトレーニングはしてくれない支援学級

 

ある公立小学校の支援学級に身辺自立の出来ていないオムツをつけている重度の子どもがいました。

 

行政からは支援学校判定を受けていたのですが、今は親の意向が最優先されるので保護者の希望により支援級に通っていました。

 

でも支援学級では、オムツをつけている子どもに外す訓練はしません。教員数が支援学校ほど多くはなく、スタンスも違うからです。

 

赤ちゃんを相手にするようにオムツ替えはしてくれますが、本人にトイレの自立を意識させる“トイレトレーニング”はしてくれないのです。

 

この子を見ていて「支援学校に入学していればオムツを外してもらえたのになあ」と思いました

 

■一人先生が取られてしまう

 

担任以外にも補助のスタッフも支援級にはいますが、他の子ども達も障害のある子ども達です。一人先生が付きっ切りになってしまうと、ほったらかしにされる子も出てきます。

こうなると、他の保護者からは、「わが子がその子がいるためにほっておかれていて、必要な勉強ができる環境ではなくなっている」とかなりクレームが出たりします。

 

■一人一人がしっかり学べる環境

 

ここで私は、どちらかを非難したり排除をしたいわけではありません。

 

けれども、障害の軽い子も中くらいの子も重い子も含め、一人ひとりの学びの機会を最大限保障することが教育の目的です。

 

ですから、障害の程度や周囲との関わりも踏まえて、保護者が自分の子どもに最も合った環境を検討していく必要はあると思うのです。

 

子どもの状態に合わないクラスに在籍し、担任に対して「うちの子がみんなについていけるように、きちんと対応してくれ!」と言っている保護者もいました。

 

でも、内科を受診して「虫歯を治してください」と言っているのと同じことのように感じます。

 

学校選びは親の意向が尊重されます。親になる人にはそれまでの生き方や価値観があります。その上で子育て方針や家庭の方針を決めていきます。


そのため、重度の子どもなのに通常級や支援級に進級させたり、反対に障害程度が軽くてもあえて支援学校を選択する家庭もあったりします。

 

結果、それぞれの学校で障害程度がかけ離れた子どもが存在していて混乱している現場も実際にあります。


それぞれの家庭の方針がありますが、置かれた環境で自信が付いたり、自己否定したりするのが人間です。

 

ですから、“子どもの能力に一番適した成功体験や達成感が得られる教育環境”を与えてやることがポイントなのではないかと思います。