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自閉症の息子は中学は特別支援学級に在籍していました。
高校は義務教育ではありません。特別支援学級はないので特別支援学校高等部に入学しました。
ママ友の中には「特別支援学校高等部を卒業すると中卒扱いになる」と悩んでいる人もいました。
さて特別支援学校高等部出ると学歴としては履歴書に特別支援学校高等部卒と記入することになります。
大学受験の資格も得られます
盲、聾、肢体不自由児の人も特別支援学校高等部に行きます。その後、大学に行って弁護士になってる人もいます。
ただ、知的障害など脳に課題がある場合、無理して大学に進学する必要があるのでしょうか。
学歴なんか必要でしょうか
■企業に求められる人材とは
障害がある子の就職についてのセミナーに参加したとき人事の人が言っていた言葉です。
「これが出来る、あれが出来るではなく、素直に分かりません、苦手なので助けてくださいと言える人が長く勤めています。
質問することを恥ずかしいと思ったり、注意を受けるとふてくされてしまったりすると対応がなかなか難しいです」
この話を聞いて自信を持てる学生生活を送ることができる環境に進級することが大切だと思いました。
息子は高等部卒業後の進路希望先は就労移行支援事業所を希望しました。
そこは住まいのある行政区から少し離れた行政区にありました。
面談日に担任から
「区外の事業所について詳しくなかったので、ご希望の就労移行支援事業所を見学に行ってきました。
見学をしないで、本日の面談で話ができないと思いましたので」と言われました。
私「え、見に行って下さったんですか、先生、お忙しい中、わざわざ息子のために足を運んで下さりありがとうございます!」
先生「進級希望先は保護者の方が直接交渉するよりも、学校長の名前でまず実習希望を依頼した方が先方の心象もいいことが多いです。
仮に実習できたとしても、実習後、内定が出なかったら次の策として、区内の実習先で○○と○○がありますので…」
ドンドン決めてくれます。
最後に担任から「お母さま、今日はお忙しい中、お越し下さって有難うございました」と言われました。
私は心の中で「おいおい、それはこっちのセリフ、先生方、色々と考えて下さりありがとう」と頭を下げました。
このことを普通科高校に障害のある子どもを通わせている知人に話をすると「過保護すぎる学校」と言われました。
でも、私は「過保護でもいい。親の力ではできないことを学校側が交渉してくれているのだから」と思いました。
地元の公立中学の特別支援学級で同じクラスだったお子さんが普通科高校へ進級しました。お母さまが卒業後のことを悩んでいました。
知り合いで特別支援学校高等部卒業後、企業就労して8年目の人がいます。
苦手を知り、できないことについては、周りの人に頼り質問しています。言われた仕事をきちんとこなし、注意や指摘されても素直に受け取り働いています。
普通科高校に行った方が伸びるのではないか漠然と考えるのではなく、障害の程度に応じて進路を選ぶことが大切だと思います。
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