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ボイシーで更に詳しく話してます。聞いてね
【ケース① 毛玉】
特別支援学校で保護者と警察との交流会がありました。
ある母親が
「息子は毛玉にこだわりがあり、隣に座ってる女性のニットのセーターに毛玉が付いていたら、きっと取ろうとすると思います。
痴漢扱いされ逮捕される可能性はあるのでしょうか」と質問しました。
警察は
「あくまでも相手が嫌な思いをしたら、障害児であっても逮捕される可能性はある。
犯意があったかどうかが焦点となるが、障害があるから絶対に逮捕されないことはない」と答えました。
【ケース② ボール】
知り合いの25歳の自閉症の青年の話です。
公園で足元にボールが転がってきました、拾ってあげて幼い子に渡しました。
「人に会ったら挨拶しましょう」と躾られていたのと
「遊びたい」という気持ちでボールを渡した後、笑いながら幼児に言葉をかけました。母親は不審者だと思い警察へ通報しました。
【ケース③ バス】
特別支援学校のスクールバスで「奥から順番に座りましょう」「座席は詰めて座りましょう」と教えられていた子。
公共のバスに乗りました。空いていて乗客はたった3人でした。
でも、学校で教えられてきたルールを遵守して、女性の横にピタッと座りました。
空席はたくさんあるというのに、見知らぬ男性がすぐ横に座ってきたので、女性は恐怖におののき逃げました。
【ケース③ 気になるロゴ】
息子は幼い頃、コーチのベージュのバックのロゴに執着していました。
(私は持っていなかったのですが、こだわっていました)
電車内でコーチのバックを持っている女性を見ると、ペタっと触りに行きました。
当時は幼かったので許されていたのでしょう。
幸い今はそのこだわりは消えましたが、19歳の今もこれが続いていたら、スリと思われ通報されていたかもしれません。
私は息子に幼い頃から「悪いことしたら、お巡りさんに捕まるよ」など警察を引き合いに出し、脅して躾けたことはないのですが
身近でこのようなことが起っているのを知っているのでしょう。
警察を「市民を守ってくれる存在だ」とは思っておらず、「僕を逮捕しにくる怖い存在」だと思っているようです。街中でパトカーを見ると身をこわばらせます。
保護者会で警察から「李下に冠を正さず」と言われました。
「疑われるようなことはあえてするな!」ということです。
警察官も痴漢と間違われないように電車に乗るときは、手を上にしたり、自分の胸の辺りで組んでいたりしているそうです。
「こういう場合はこう」と臨機応変に対応できない障害児のある子、見た目は普通に見える障害のある子、なかなかハードルが高いですが…
「毛玉を取るのは自分とお母さんのニットだけにしよう」
「スクールバス以外では知らない人と離れて座ろう」
「同じマンションに住む人にはマンション内では挨拶しても、外で知らない人には挨拶しないようにしよう」
など根気よく教えていかなくてはならないと思いました。
ボイシーで更に詳しく話してますので、聞いてくださいね