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「生きづらい」って何でしょう?

 

曖昧で漠然とした言葉…

 

よく考えてみたら、人間は完璧な人っていなくって誰も得手不得手があるんだし

 

それに…

 

人生楽しくて楽しくて仕方がない、悩みなんて一切ない…なんて過ごせる人はいないと思う。

 

だから、安易に「生きづらい」と言う言葉を使うのもどうなのかなって思う。

 

■本当に生きづらい人々

 

本当に生きづらいのはグレーゾーンの発達障害の人だと思う。

 

“グレーゾーンとは グレーゾーンとは、発達障害の特性がいくつか見られるものの、診断基準をすべて満たしているわけではなく、確定診断ができない状態をいいます。

 

診断はつかないが、発達障害の傾向はあるという状態です。 診断基準に満たないため、子どもの困り感が少なく、特性も弱いと考えられてしまいがちです“

 

それから境界型知能の人

 

(境界知能とは、一般的にIQが71以上85未満で知的障害の診断が出ていない方に対して使われることのある言葉です)

 

これらは、「生きづらいから何とかしよう」と鼻息荒くして、気合や努力で何とかしようとしても、生まれつきの障害だから何とかならない。

 

グレーだから療育手帳ももらえず、どんなに頑張っても自分が人とうまくコミュニケーションが取れないから、悩み苦しむ。

 

こういう人達って、本当に生きづらいだと思う。

 

■生きづらさを感じることが出来ない人

 

これに対して、同じ自閉症でも知的遅れがある程度あると、こういうことで悩む知能自体があまりないから悩まないと思うので、「生きづらい」とは感じないだろう。

 

昨日の放送で息子へに虐めについて話したけれど…

 

親として救われたことがあって

 

それは息子が幸い知能が低いため、いじめられている自覚や意識がこれぽっちもなかったこと。

 

息子は「“きもい”いるかなあ?」なんて言って、“きもい”の意味がわからず、相手の子どもの名前だと勘違いしている様子だった。

 

「ああ、これで知能指数80くらいあったら、本人もいじめられていることを感じるし、自分が人とコミュニケーションを上手くとれないことに悩むんだろうなあ。知能低いからこそ気づかなかったのは、かえってよかった」

 

そう、思ってしまった。

 

知的障害がない発達障害の子どもたちは「自分は人とは少し違う」と感じとれるからこそ、悩むことも多いだろうなぁと思う。

 

知り合い知的障害のない自閉症の人から「コウタロウはいいよな。人と違うことや、おかしいってわかっていないから。俺もまともな自閉症に生まれたかった。」何度も言われる。

 

彼の言う「まともな自閉症」とは中度、重度のことを指してた。

 

山田洋次監督の「学校2」という映画の中でも、軽度の知的障害のある生徒が、重度の子どもに対して「お前はいいよな、自分がバカだってことわからないから。

 

俺は自分がバカだってことがわかるから凄く辛いんだ」というような言葉を呟いていた場面がありました。

 

生きづらいのは軽度の子、グレーゾーンの子だと思います。

 

■生きづらさをなくすために

 

さて、生きづらさを少しでも少なくするには、本人告知の放送でも話したけれども…

 

二次障害を起こしていない小学校低学年のうちに本人に「あなたには生まれつきの発達障害があって、特性がある。だから自分を責めてはいけない」ことを第三者である医師から伝えてもらうとよい。

 

■ひろゆきが言ってた

 

ひろゆき氏:生きづらい人シンプルに1つです。「変なプライドがある」。それに集約されます。

 

「笑われたくない」「カッコよく思われたい」「バカにされたくない」

 

そういう質問には、「プライドを捨てて、恥をかいてください」と言うしかありませんね。

 

■就職のとき

 

息子は就労移行支援事業所に通っていた頃、就活をしていたのですが、会社が欲しくない発達障害の人は

 

・自分の障害を認識していない

 

・自分の得手不得手をわかっていない

 

・プライドだけ高い

 

・教えてあげているのに、「叱られた」と捉えてしまう

 

ということだった。

 

発達障害で知的遅れがない人であっても、こういうことにならないように本人告知をし、自己肯定感がなくなるような環境で過ごさせないことが大切なのだと思う。

 

追記だけど、この間の放送聞いていない人のために

 

※卒業した就労移行支援事業所から送られたもの

 

面接では、自分の障がい名を聞かれたり、障がいについて会社にサポートを深めたいこと(配慮事項)を聞かれたりします。

 

皆さんも面接前に何度も何度も練習しましたね。

 

ご自分の障がい名や配慮事項は今でもしっかりと言えますか?

 

会社には人事異動といって、会社内で人が変わることがあります。

 

採用のときに自分のことを理解してくれた上司も、人事異動で他部署に行き、他部署から新しい人が来て上司になるということが会社では日常的にあります。

 

そのようなときに、自分の障がいや配慮事項について、新しい上司の方にお伝えしておける と安心ですね。

 

私たち支援者が皆さんのことをお伝えするサポートはできます。

 

ただ、やはりご自分のことですので、伝えられる方は自分で伝えられることが望ましいと思います。

 

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