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江戸時代では精神病患者は「きつねの祟り」であると思われていました。

 

これには発達障害と言う概念がなかった時代のことなので、発達障害や知的障害など生まれつきの障害のある人も同じくくりにされていたと思います。

 

1900年に「精神病者監護法」が施行(しこう)されました。

 

この法律は、自治体に許可をえれば、私宅に監置できるというものでした。

 

1960年代まで続き「私宅監置(したくかんち)」は申請により、合法だったんです。これって私が生まれた時代、まだこういう時代があったのです。

 

前に8050問題で書いたことありますが、親が80歳、そのころ発達障害の概念がなかったので、囲ってる人も多かったのだと思います。

 

ところで、座敷牢って言葉知ってますか?家に牢屋を作ってそこに閉じ込めるというものです。要は私宅監置です。

 

歴史的には合法化されたものなのですが、今でも自宅でこれをしている人がいて、時々ニュースになります。

 

そして、現在は事件として逮捕されます。

 

「自宅敷地内に置いた木製のおりに長男(42)を閉じ込めたとして、兵庫県警は7日、監禁の疑いで兵庫県三田市の無職、山崎容疑者(73)を逮捕した。

 

長男には精神疾患があるといい、同市が保護した。

 

山崎容疑者は「16歳ごろから暴れ出すようになり、おりで生活させていた」と同市に説明しており、監禁が25年以上にわたっていた可能性がある。

 

コンクリート造りで広さは5平方メートル。

 

窓はなく、小屋の中と外をつなぐのは、壁に開けられた直径10センチ程度の穴五つと、食事の出し入れ口、そして排泄物(はいせつぶつ)を流し出す溝だけだ。出入り口は鉄の扉で閉ざされていたという」

 

インクルーシブは現在の日本では難しいと思うことについては、前に語りましたが、ともかく障害者差別が激しい国

 

国連から支援級、支援学校をやめて、みんな通常級で一緒に学ばせようとか、精神病院の入院期間を減らすようにと指摘を受けていますが、なかなか、これはうまく行かないと思います。

 

 

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