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主治医がいないと将来大変なことになります(12月3日公開設定済 収録済)…アメブロにシェアは未

 

自傷が激しい、他害が激しいなど日常生活が困難だったり

 

癲癇があったりすると、お薬が必要になるので病院に定期的に行っていますが…

 

でも、それらがなかったら主治医がいない人も多いのではないでしょうか。

 

障害のある人は、生活するために十分な収入を仕事で得られないことがあります。

 

そのため障害者年金を20歳から受け取ることが出来ます。(年金は月6万くらい、所得制限あり)

 

私は「療育手帳を持って入れば、年金は自動的に受け取れるもの」と勘違いしていました。

 

ところが、そうではなく医師の診断書が必要でした。

 

■主治医探し

 

特別支援学校高等部の担任から「20歳になったら障害基礎年金をもらうため、診断書を書いてくれる主治医を今から探しておきなさい」と何度も言われていました。

 

息子は強迫性障害もあるため精神科に通っていましたが、18歳までしか診てくれない病院でした。

 

周りのママ友達も0歳~18歳までしか通えない児童専門の発達障害のクリニックに通わせている人も多く、20歳の年金申請時までに他の医療機関を探さなくてはならない事態に陥っていました。

 

また、幼児期、小学校低学年まで受診していても思春期以降、二次障害もなく落ち着いていたり、投薬もなかったりする場合、病院から離れているケースもあります。

 

反対に子どもが幼い頃から「年金申請のこと」まで見越して、最初から大人の精神科が併設されているクリニックに通わせている賢い親御さんもいました。

 

でも、私は担任に言われるまで知識がありませんでした。

 

■コンサートのチケット状態

 

息子を転院させるため、精神科クリニックに問い合わせました。

 

けれども、まず電話がつながりません。さながら人気歌手のコンサートチケット争奪戦です。

 

30分後にやっとつながりました。

 

でも「来月の初診枠は満員となりました!」と冷たく突き放され、予約さえ取れませんでした。

 

中にはホームページに「障害者年金を受け取るための”診断書の記入を目的とした新患さん”はお断り!」「社労士を連れてきてもお断り!」と書いてあるクリニックもあり、門前払いです。

 

確かに、医師の立場に立てば、いきなり来られても「幼い頃からずっと診てきている訳ではないので、年金申請のための診断書を書くのは拒否したい。手間ばかりかかり大変だ」と考えるのも頷けます。

 

■空白の2年間

 

つまり、児童とされるのが18歳までで、年金申請が20歳の誕生日になってからという2年の空白がこの問題を起こしています。

 

「年齢で区切るのは国の制度の都合、子どもの障害は年齢で区切られるわけではないのに…」と思いました。

 

 「当院は18歳まで、それ以降の病院は〇〇になりますが、連携していますのでカルテもそのまま移動になり、予約もこちらから引き継ぎますね」としてくれるクリニックであればよいのですが…

 

「18歳でこのクリニックは終わりです」となり親が病院難民になることも多くあります。

 

障害者が月6万稼ぐのは本当に大変です。

 

定期的に支給される年金があることで無理なく働くことができ救われます。「この仕組み、何とか改善してほしい」と強く願います。

 

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