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私立の小学校受験は11月にあります。周りを見ていると幼い定型発達の子を育て受験を目指してるママはピリピリしているように感じます。

 

思い返すと、私も息子を自閉症児を積極的に受け入れているM学園(自閉症を受け入れている学校)に行きたくて、受験をしましたが不合格でした。

 

自閉症児としての我が子を否定されたような気がして私は一日泣きはらしました。それくらい、その学校への憧れや期待があったのだと思います。

 

入学した小学校は地元の(地元と言ってもスクールバスで1時間かかりましたが)特別支援学校でした。

 

結果的に地元の支援学校に通えて、地元の放課後等デイサービスに通えて、成人した今でも地元の障害児ママとの交流もあって、負け惜しみではなく「不合格でよかったな」と今は思います。

 

さて

 

その後は受験というものを経験することなく息子は大人になりました。

 

自動的に中学まで行きました。高等部は義務教育ではありませんから、形ばかりの受験はありましたが当然、行けました。

 

授業料も月額100円、年間1200円でした。塾も行かず、教育費はほぼかからず、母子家庭にうちには助かりました。

 

学校に関しては私はストレスがなくなり、こういうことに惑わされない子育てが出来ました。

 

さて、かつて学習塾を経営していた頃、定型発達のある親御さんが「私立○○小学校以外は良くない学校だから、受験勉強頑張りなさい」と子どもに言っていた親御さんがいました。

 

その子は不合格でした。

 

そして地元の公立小学校に通うことになったのですが「僕はレベルの低い学校に通うことになった」と思うようになり、周りの友達も担任に対しても馬鹿にするような言動をし、みんなから距離を置かれてしまっていました。

 

義務教育は自動的に入学許可は出るのですが、小学校受験をする年齢はまだその辺が曖昧でわかっていませんから、いい意味で通用します、嘘も方便です。

 

たとえ不合格になったとしも、「入学おめでとう、私立○○小学校は残念だったけど公立の○○小学校に入学許可が出たよ」と進級できたことを祝ってあげたらよいと思います。

 

そうしないと学校に対して否定的な感情を持ちながら6年間過ごすことになってしまいますから。

 

受験に失敗したことを良かったと思える今、まさに不運に思えたことが幸運につながったり、幸運か不運かは容易に判断できなかったり、人間万事塞翁が馬だと思います。

 

 

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