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その他、単発ブログも7時、12時にアップしてます。

 

昨日の続き

 

 

息子は小学校入学前、ある程度の知的障害があることや、着替えなどの身辺自立がまだできていなかったこともあり、支援学校への進学を選択しました。

 

知的障害があるのに小学校、中学校を通常学級のカリキュラムで過ごしてしまうと、できるようになるであろうことも身につかない恐れがあると考えたからです。

 

息子の障害の程度を考えた時、教員数と担当児童数の割合にも不安がありました。

 

支援学校に入学してみると、息子のクラスは児童5名に対して教員2名でした。

 

 

すぐに個人面談があり、個別の教育支援計画と、個別の指導計画が作成されることになりました。

 

 

 

私から、「靴ひもを結ぶ練習をさせたいので、蝶結びをマスターさせてください」と伝えると、個別の指導計画のなかに「ひも結びを習得させる」と記載されました。

 

担任の先生は息子のために教材をつくり、毎日個別学習の時間で蝶結びの練習をさせてくれ、2週間でできるようになりました。

 

ところが、小学2年生の時、東京都の指導主事の巡回があり、「そろそろ支援級に転校させてもいいのではないか」と言われ、近くの公立小学校の支援級に、3年生から転校しました。

 

「一度、支援級に入れてしまったら、二度と通常級には戻れない」という噂も聞きます。


でも、それは支援級に入れたことが原因ではなく、子どもにとって、通常級が適切ではないということではないでしょうか。

 

息子のように、支援学校に入学をしても、発達の様子に合わせて、途中から支援級のある小学校に転校することもあります。

 

わが子の状態や教員数、支援内容の情報を集めて、子どもに合った環境を選択するのが良いと思います。

 

親はわが子のことを知っている専門家ですが、行政の専門家や学校の先生は、現場をよく知っている学校教育の専門家です。耳を傾けることも必要だと私は思っています