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子どもの行動が気になって、でも、病院や相談機関に行くのは敷居が高くて保護者がまず幼稚園や保育園の担任の先生に相談することがあります。

 

ところが、勇気を奮って相談したのに

 

「しばらく様子をみましょう」とか「長い目で見て行きましょう」とアドバイスされることがあります。

 

この言葉を受け取って、もちろん安心する人もいるので一概に良しあしは問えないのですが、親御さんの中にはこの心のモヤモヤをずっと抱えてしまう人もいます。

 

例は適切ではありませんが、癌の心配が医師に相談しても「検査はしないでしばらく様子を見ましょう」

 

と言われているのと同じだと私は感じてしまいます。

 

そうであれば、敷居は高いですが思い切って児童精神科や自治体の相談窓口の専門家に「発達障害かどうか調べてほしい」とダイレクトに相談に行った方が白か黒かはっきりして、よかったかもしれません。

 

「様子をみましょう」とか「長い目で見ましょう」は言った園側にはある意味、便利な言葉かもしれませんが、受け取る親によってはますます不安になる人もいます。

 

さて、幼稚園や保育園の先生は医師ではありません。ですから、親御さんから相談を受けたとき

 

「発達障害かもしれませんね」と診断名を決して口に出してはいけません。

 

けれども、親と同様に毎日子どもを預かって観察することが出来る立場です。ですから、まず客観的な事実

 

例えば

 

一斉指導のとき、保育室から出て行ってしまう

 

こだわりがかなり強い

 

急に怒り出して友達に手が出てしまう

 

集団行動がとれない

 

ということをうまく伝えた上で「一度、専門の相談機関に行ってみてはどうでしょうか」と促すとよいと思います。

 

園の先生たちの中には保護者との関係の悪化を恐れて、子どもの問題を先送りにする方もいるように感じます。

 

幼稚園・保育園・・・小学校にいけば何とかなるだろう

 

小学校・・・中学にいけば何とかなるだろう

 

中学・・・同上

 

高校・・・就労させる、そのための訓練に必死

 

このように分断されています。実際、幼稚園、保育園の先生が園児のことが気になっても小学校に見に行くことは出来ません。

 

でも、子どもの長い人生を見据えて今を支援してほしいのです。学校は18歳で終了します。けれども、高等部を卒業してからの人生が長いのです。

 

■背景を知る

 

お母さんは育てにくい子どもに対して日々、悪戦苦闘しています。

 

それなのに夫や姑からこんな暴言を浴びせられているかもしれません。

 

夫「お前の躾の仕方が悪いから、園で集団行動がとれないんだ」

 

姑「○○家にこんな子どもが生まれるわけがない。あんたの家の血筋が悪い」

 

母親は外にも家庭内にも居場所がなく孤立無援状態。実際、鬱になっている人もいます。離婚してしまう人もいます。

 

ですから事実を伝えるときも、保護者側の応援団の気持ちになることが一番のポイントだと思います。

 

 

質問がありましたらコメント欄に書いてね。

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