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質問を頂きました
【ご質問】
はじめまして。現在双子5歳のこどもを育てています。一人は軽度知的障害・自閉症です。
来年の小学校の就学先について悩んでいます。
就学相談では支援学校と言われています。
ただDQ70と発達が伸びてきていることから作業療法や療育の先生からは支援級でも行けるのではないかと言われています。
現状は集団生活で一緒の行動がとれない、教室から出てしまう、身辺自立も手伝えばできる(排泄はもう一歩)といった状況なので支援級に行った場合はサポートが必要になると思います。(小学校側のサポートに限界があるのは知っています)
現在悩んでいるのは、支援級に在籍した場合、将来の選択肢として支援学校の他にも通信やフリースクールなどの選択ができること
支援学校に在籍した場合、支援級にも転学できるとはお伺いしましたが、一度支援学校の手厚い環境におかれた場合、支援級の環境に行くことが難しいこと(支援学校の先生からも前例は少ないことを伺いました)
子供も多動なのでどうしても他の子どもに引っ張られる事が予想されどちらに就学をした方がいいのか迷っています。
また、支援学校の教科指導についても個別対応はなく4年生まで教科はしない方針と伺いました
勉強ができることを期待してはいませんが、どうしても将来の選択肢が多い方を選んでおきたいという思いがあります。
息子さんが支援級から支援学校に転籍された事がおありとの事で、支援級に馴染めた経緯や現状でどう就学先を選んだらいいのかアドバイス頂けないでしょうか
【立石より】
作業療法士の方の意見に私は反対です。(すみません、ズバリ言ってしまって)
知能指数は訓練により伸びたように見えても基本かわらないと私は主治医から言われたからです。生まれつきのものだからです。
現に息子は一人外出、買い物、パソコン何でも出来るようになりましたが、これは訓練の賜物で、知能指数は3歳の時と今も全く同じです。
主治医からは「多くの経験を積んで出来ることは増えてますよね。知能指数はかわりませんが頑張っていますね」と言われました。
さて、お悩みについて
小学校、中学とも支援級の子も支援学校の子も義務教育が終わったら、特別支援学校高等部に進み職業訓練を受けることになります。高校には支援級は存在しないからです。
ここで様々な能力を発揮し、私の周りでも高等部卒業後、専門学校に進んだ子もたくさんいます。
なので、選択肢が狭まることはありませんよ。
それから、一度、支援学校に行ったら支援級には戻れないということ、それはそんなことはありません。
息子が実際そうでした。(小3のとき行政から支援級への転籍を薦められた)
おそらく、小学校1・2年のうちに支援学校で手厚い教育を受け成長し、少し大きな集団である支援級でも大丈夫と判断されたからです。
もし、支援級に行けないと教育委員会から言われた場合、「支援学校が適していてそこで過ごすことが子どもを伸ばす」と判断されたからだと思います。
最後のご質問ですが、支援学校は個別の教科指導はしないということですが、そんなことは実際入学してみないとわからないことです。
どうしてかというとお子さんの実際を見て個別の指導計画が立てられ、教科指導が出来ると判断されれば個別で教科指導が入るからです。(個別の指導計画の作成に当たっては保護者の意見も反映されます)
支援学校から支援級の転校はないこと、支援学校では個別の算数や国語の指導がないことは一般論で、支援学校に入学すればその辺はお子さんの状態を見て、学校側がきちんとやってくれると思います。
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