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【質問】

 

子供は中度知的障害を伴う自閉症の小学生1年生です。

 

支援学級に在籍しておりますが、入学してみると周りのお子さんよりも、やや自閉傾向が強いと感じています。

 

学習面は、未就学のうちに先取り学習をしていた為、他のお子さんよりもむしろできることが多いのですが、時々奇声を上げたり指示が通りにくいことが目立ちます。

 

特に癇癪を起こしやすく、例えば文字を書き間違えただけで長時間癇癪がおさまらないこともあり、先生の手が足りない為、終日母の付き添いで過ごしております。

 

当初は6年生まではこの学級で過ごすことを考えておりましたが、もっと早い時期に特別支援学校に転学することも視野に入れていく必要性を感じるようになりましてその時期は非常に悩ましく思っています。

 

立石さんは逆に特別支援学校から支援学級へ転学されたと拝見しましたが、どのような経緯でそのようになさったのでしょうか。また、両校にはどのような違いがありましたか。

 

【立石より】

 

教員不足でお母様が付き添いなんですね。それは大変ですよね。他のお子さんと行動を比べたりしてストレスもたまりますよね。

 

知的レベルというより行動に課題があった場合、支援学校の方がきめ細かなことは確かです。

 

教員配置が下記のようになっているからです。

 

 

息子の場合は支援学校にいた小2の時に、東京都の指導主事の巡回指導があって、行政から「この子は支援学級に行った方が伸びる」と言われ、学校側から転校するように指示されました。

 

親の希望ではありませんでした(私は支援学校にずっと通わせるつもりで入学させましたから)

 

結果的にみると、小学1・2年生の2年間、支援学校できめ細かい手厚い指導を受けて、成長した結果、少し大きな集団である支援級に転校を即され、転校後もうまく行ったのだと思います。

 

支援級と支援学校の違いはズバリ手厚さときめ細かさの違いです。教員の数も多く、設備もすべて障害児仕様に設計されています。

 

支援級は個別対応もありましたが、一斉指導も多く教科学習も多くありました。

 

支援学校は身辺自立、ルールを守ること、言葉の訓練、着替えなど勉強以外の生きていく上で必要なことを教えてくれました。

 

例えば蝶結びなども3週間ほどミッチリ指導してもらえ、出来るようになりました。支援級に行っていたら、そんな短期間では習得できていなかったと思います。

 

勉強もある程度出来るのならば悩みどころですが、支援級に居続けることに不安を感じ、支援学校への転校をお考えであれば、早い時期の方が良いと思います。

 

お子さんが今いらっしゃる環境がストレスが多く、癇癪も増すようでしたら、適切に対応してくれる場に移動した方がお子さんのためになると私は思います。