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文字が読めないので、担任はテストの時間はその子だけ教卓の横に座らせ問題を読み、

 

答えを口頭で聞いて○×を付けていました。

 

すると他の児童達から

 

「ずるい!僕も先生の横に座りたい!」と文句が出ました。

 

困り果てた担任は「この子だけ特別扱いは出来ない。えこひいきになってしまう」

 

と感じ、個別対応を諦めました。

 

■障害者差別解消法・合理的配慮

 

近視の子に眼鏡を禁止して「黒板の字を写しなさい」とは言いません。

 

眼鏡だけでなく黒板の近くの席にする配慮をするでしょう。

 

ところが、発達障害については他の子と同じ学習のさせ方をしてしまうという例です。

 

障害がある人の不当な取扱いを禁止し、

 

個々のニーズに合った合理的配慮の提供を求めることによって、

 

障害による差別を解消しようとする障害者差別解消法があります。

 

これに沿って対応しなくてはならないのに、他の児童のクレームに負けてしまうのは担任として

 

まずい対応ではないでしょうか。

 

A君はこの経験から

 

「僕は周りに助けを求めてはいけないんだ。何もかも自分の努力でこれからの人生を歩んでいかなくてはならないんだ」

 

と思ったに違いありません。

 

■これ読める?

 

学習障害児の見え方の一例です。

目を細めてみれば何とか「ココロ」の文字が見えます。(他の児童には普通に見えています)

 

背景と文字の境界が混ざってしまい、行を飛ばしたり、読めなかったりします。

 

こんなときはリーデングスリットを使わせればよいのです。

 

 

マルチメデア教科書という音声ソフトもあります。

 

 

また、黒板の文字を写せないのならば、タブレットで写真を撮らせればよいのです。

 

■合理的配慮はずるいのか?

 

こんな絵がありました。

 

 

背が低い子に「背を高くして観戦しなさい!」と言っても無理です。

 

 

踏み台を使えば平等に楽しむことができます。

 

勉強も同じで、合理的配慮とは同じ土俵でチャレンジするためのサポートの形で、

 

この踏み台がリーデングスリットやデイジー教科書、タブレットなのです。

 

学校関係者、保護者、児童に理解が深まることを願います。