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今朝の続き
■オムツをつけている重度の知的障害児
小学校入学時、排泄の自立が出来ずオムツをつけていたB君。
行政からは特別支援学校を薦められたが、
親の意向で地元の公立小学校の特別支援学級に入学してきた。
ところが、支援学級は知的に軽い発達障害の子で占められていて、
授業内容は算数やら国語やらB君にとってはチンプンカンプンのものであった。
ただ、この子も動きは激しくなかったので
他の子に迷惑がかかるという状況ではなかった。
授業中に大便をしてしまうのでオムツ交換、
机の上のプリント類を食べてしまうので吐かせる、
このような状況なので支援員が付きっきりの世話をしていた。
このクラスには行動に課題があったり、
勉強を個別に見てもらったりしなくてはならない発達障害児も多くいたのに、
支援員はマンツーマンでB君についてしまっていた。
他の保護者から「私達の子どものための支援員でもあるのに」
とクレームが出ていた。
さて、同じようにトイレの自立が出来ていないC君がいた。
C君は特別支援学校に入学した。
個別支援計画で「排泄の自立」が明記され、
入学した4月にはオムツが取れて
自分でトイレに行けるようになった。
B君は6年生までオムツはとれなかった。
支援学級ではオムツ交換はしてくれるが、
トイレトレーニングまではしてくれなかった。
「もし、B君が特別支援学校に入学していたら
小学校卒業時にはオムツはとれていただろう」
と支援学級の保護者間では囁かれていた。
夜に続く
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