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22歳の息子は特別支援学校高等部卒業後は一般就労を目指さず

 

就労移行支援事業所に行きました。

 

どうしてかというと、定型発達の子でも高校卒業後、専門学校や大学に進学し社会に出るための

 

スキルを身に着けるのに、障害がありながらいきなり社会に放り込むのは

 

本人にとっても良くないと考えたからです。

 

そんないくつかのエピソードです。

 

息子は自閉症の特性なのか、本人の性格なのか、ともかく糞が付くほど真面目です。

 

特に親以外の人から言われたことはキッチリカッキリ従います。

 

 

■4月に30度超したのに上着を脱がない

 

医師や学校の先生の言うことは従う息子だったので通所している

 

就労移行支援事業所の支援員さんに連絡して

 

頑として脱がない上着について

 

次のメールを送って相談しました。

 

「今朝、気温が高かったので

 

衣服の調節をするように伝えたのですが

 

ビジネスマナーを遵守して

 

5月だからブレザーを

 

着なくてはならない

 

と思い込んでいて、これに

 

こだわっています

 

私が言っても頑として言うことを

 

聞きません

 

暑かったら、ブレザーを脱いだり

 

半袖にしたりするように本人に

 

話してください

 

宜しくお願いいたします」

 

すると次のような返信が来ました。

 

「訓練のプログラムではホワイトボードにイラスト

 

(太陽とスーツを着込んで汗をかいている人それを見る人3人)

 

を描いて、服装のルールと季節が合っているとは限らないので

 

上着を脱ぐ、オフィスカジュアルの日はネクタイをしない方法もあること

 

汗をたくさんかくと、冷えて風邪をひく、腹痛になるスーツにも

 

汗がついて匂いが臭くなる

 

などのデメリットがあること

 

周りの人から見て

 

マナーを守るまじめな人と

 

褒められることもあるし

 

具合が悪くならないか、上着を脱げばいいのにな、と心配されることもあるし

 

家族やほかの人から言われても、素直に聞けない人なのかと

 

疑問に思われることもあります

 

と説明しました

 

説明の後に立石さんは25℃の夏日は上着を脱ぎますと発表され

 

暑いときは脱ぐという認識でいらっしゃることも

 

伝わりました

 

振り返り時には、もしも立石さんとお母さまの

 

考えが違って

 

「ワーッ」となったら、職員に相談してよいと

 

伝えました

 

本日ご様子を見ても、特に心配な点はありませんでした

 

少しずつ、調整が上手になるとよいなと思います

 

また何かございましたらご連絡お待ちしております」

 

家では絶対にこんな冷静な対応できないと思いました。さすがプロ集団です。

 

息子を一人の大人として扱い敬語を使ってくれているのも心地よかったです。

 

他人の力を借りことは大切なこと、

 

それからSOSを親が出すことも大切なことだと思いました。

 

息子が通っていた特別支援学校ではそこまではしてくれませんでした。

 

学校は職業訓練だけの場ではないからです。

 

そういう意味でもいきなり企業就労を目指さなくてよかったとシミジミ思いました。

 

 

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