またまた投稿の続き
■どうして脱却できたか
でも、いつまでも「このままではいけない」と思い、パソコンに“自閉症の子どもを持つ親の会”と打ち込んでみた。
そしてヒットした記事にアクセスし、実際にリアルに行われている会に足を運んでみた。
自分の思い描いていた状況とは全く違う子育ての中で、同じ自閉症という障害を持つ親の会に出かけたことが、抜け出す転機になった。
「ああ、私だけじゃないんだ」とほっとし、「こんなことで困っている」「そういうときは我が家はこういしているよ」と会話をし、周りの人の子育てを聞き、情報交換した。
■先輩ママからのアドバイス
思春期の発達障害児を持つママからこんな話を聞いた。
「私が息子の障害を認めることをしないで、出来るだけ皆と同じようにしてほしいと願い…
幼い頃から叱って叱って叱り続け、責めて責めて責め続け、苛められ苛め抜かれて
担任からもダメな子扱いされ、今、子どもは16歳。
子どもの自殺願望が止められない。
これをしないように家族で監視することが限界になり精神科に入院させている」
凄くショックな衝撃的な話だった
更に多くの親から子どもが思春期になって苦労している話を聞いて
「ああ、子どもを変えるのではなく、私が子育ての仕方を変えなくてはならないんだ」と気づかされた。
そして
「立石さん、あなたの子どもはまだ2歳なんでしょ。それで自閉症だとわかったんだから、将来、二次障害を起こさないために特性に合った子育てをしなさいよ」
と忠告された。
二次障害とは・・・
元々生まれつきあった脳の一時的な障害に対して、適切な対応をしなかったために後天的に起こってしまった二次的な障害のこと。
不登校、鬱、家庭内暴力、自殺、他害(反社会的行動・犯罪など)
詳しくは過去の連載8話、書いたよ
そんな悲惨な状況を実際に聞いて「ああ、今の大変さなんてたいしたことないんだ。鼻くそみたいにちっぽけなことなんだ。
今、私が変わらないと将来もっと大変ことがやってくる」とシミジミ思った。
そして、それからは子どもを叱ることを止めた。
子どもを産んで赤ちゃんを抱いたとき幸せを感じた十数年前・・・・
でも、その後の育て方により将来、不幸なことも起こり得る。
明日は我が身なんだ。
子どもが幼児の場合、まだ産んで4、5年しか経っていない。
そんなとき「あなたの子どもは障害があります」なんて言われて「はい、そうですか。わかりました」と素直に受け入れるお母さんなんていないと思う。
でも、この事件を通して思ったことだが、早く気づき、親が受け入れ、周りに支援を求めみんなと繋がる、辛いときはSOSを出せる。
そんな環境がもしあったらこんな事件は起こらなかったのではないだろうか。
でも、こういった事件は後を絶たないのが現実なのである。
なんとか苦しいママ達を救えないものだろうかとつくづく思う。
質問がありましたらコメント欄に書いてね。
ブログ内でお答えさせて頂きます。
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紹介動画 見てね
全文字、立石の指導動画付きです