前に冊子にかいたこと載せとくねメモ

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私は障害がある息子に「買い物ができる計算力をつけてほしい」「一つでも自分でできることを増やしてほしい」と思っていました。

 

でも、「私の考えは間違っていたのだ」と気が付きました。

 

20歳になる自閉症の息子は就労移行支援事業所に通所しています。

 

支援員から

 

「パソコンの訓練中、データを消してしまいパニックになってしまいました。

 

クールダウンする小部屋での休憩を伝えました。

 

部屋で手をブラブラ揺すっていましたが、自傷せず冷静にしようと努力していました。

 

紙に書く、音楽を聴く、紙をびりびり破く、プチプチを潰すなどの対処法を薦めても『大丈夫です』と答えました。

 

感情のコントロールやイライラなどの課題に取り組む機会が少なかったため、貴重な時間となりました」

 

丁度その日は、事業所からの帰りに楽しみにしている“放課後等デイサービスの卒業生の集まり”があったのですが

 

その施設から「立石君から電話がありました。気分が優れず銀座線を見て家に帰るので、欠席するとのことでした」という連絡が入りました。

 

私は「好きな電車を見てから、直帰する?集会も気分転換になるのに」と思いました。

 

と同時に「ワンクッション置かずに家に帰ってくると、家で暴れて、私に八つ当たりして大変なことになるぞ」と予想し

 

携帯で息子の位置情報を確認し、帰宅を恐る恐る待っていました。

 

しばらくすると、息子は物凄い勢いドアを開けて家に入ってきたのですが、物を壊すこともなく、私に当たり散らすこともなく、自傷することもなく

 

「今日は9時30分に寝る!」(←本当は9時55分に寝たい)

 

「今日はトイレの動画を見ない!」(←本当は見たくて仕方がない)

 

と自分が一番望んでいない言葉を叫びました。

 

これも一種の自傷、身体を傷つけるのではなく、気持ちを傷つけているのです。

 

昔はいったんパニックが起こると自傷行為をし、物を壊し手が付けられない状態になっていました。でも、今は違います。

 

後日、就労移行事業所の支援員からも

 

「何よりも、いつもの行動パターンをご自分で変えて、対処されたことは大きな成長ですね」

 

放課後デイの職員からも

 

「トラブルがあった時に、それを(自分の力で)どうやって乗り越えるか?ということは、きっと誰にとっても大変なことで

 

そう考えると、今日の立石君の判断と行動は本当に素晴らしいと思いました。

 

きっとそのままの気持ちを引きずっていたら楽しめないことを本人なり考えて、銀座線を見てから参加するのではなく、欠席する方法を選んだのだと思います」

 

私は、「このような温かい方々に見守られている息子は幸せだ

 

孤立していない私も幸せだ。福祉とつながっていることは大切なことだ」とシミジミ思いました。

 

お金の計算が出来なければ「僕が計算が出来ないのでここ(財布)から取ってください」と言えばよいのです。

 

自分の気持ちを自分の方法でコントロールする術を知っている方が、これからの人生を送っていく上で大切なことだと思います。

 

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そうくる先生は特別支援学級の担任をしています。

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紹介動画 見てねラブラブ

 

 

全文字、立石の指導動画付きです笑