前に冊子に書いたこと、載せときます
私はガイドヘルパーとファミリーサポートの援助会員の仕事をしています。
ガイドヘルパーとは、正式名称を「移動介護従事者」といいます。
何らかの障害によって、1人では移動が難しい人に同行し、移動の支援を行います。
ファミリーサポートとは、子育ての手助けをしてほしい方(利用会員)と手助けができる方(援助会員)が、「困ったときはお互いさま」という考えに基づき、身近な地域の子育ての相互援助を行う仕組みです。
さて、ガイドヘルパーの仕事で公園にいったときのこと、最重度の知的障害を持つ成人した方はオムツ交換もありました。
言葉ももちろん皆無なので意思を表情や動作で確認するしかありませんでした。
おうちの方は「本当に大変な日常だな」と思いました。
また別の話、ファミリーサポートの仕事で2歳の定型発達の子を児童館に連れて行きました。
そこに居た見知らぬ親子がいました。
その中の0歳8か月の子のママが2歳の子を連れている私に
「嫌々期どうしましたか?」とか
「ストローはいつから飲ませましたか?」とか
「離乳食を食べてくれなくて困っています」と言ってきました。
私は心の中で「贅沢な悩みだな、今からそんな些細なことを心配しているんだ。先のことより、今の0歳の可愛い時期の子育てを楽しんで」と呟きました。
でも!
それぞれの世界の中で、子育てについて悩んだり苦しんだりしているのですから、これを「贅沢な悩みだ、それを言っちゃあ、おしまいよ!上から目線だ」
と眉間に深い皺を入れながら悩んでいるママさんを見て猛省しました。
■息子を育てて得たもの
「自閉症の息子さんを育ててよかったことは何ですか?」とよく聞かれます。
それは…
普通、人並という呪縛から解放されたこと
横並びの生き方から決別できたこと
結果、自由になれたこと
きっと、定型発達児を授かっていたら、
「○○ちゃんに比べてひらがなや絵が上手くかけない」
「トイレトレーニングがうまくいかない」
など鼻糞のような些末なことにとらわれ、比べる病に侵され、悩んでいたんだろうなと思います。
更に
障害を持つ子を育てている親との交流
支援者との出会い
も得たことです。
支援学校に“先天性無痛無汗症”という障害がある子がいました。
痛みを感じる感覚が生まれつきないので、ケガをしても骨折してもわかりません。
度重なる骨折のため、骨がねじ曲がってしまい松葉づえ生活です。
こういう子を見ていると、転んで泣いている子を見て「痛みを感じることは身を守ることで必要なこと。
痛みを感じられることは幸せなことなんだ」と思います。
これもまた、定型発達児だけ育てていたら決して知りえなかったことです。
私の狭い考えをぶち壊してくれて、世界を広げてくれて、「ありがとうよ!息子!」と感謝状を贈りたいくらいです。
インスタライブします💛
そうくる先生は特別支援学級の担任をしています。
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朝6時~ですよ💛アーカイブも残るよ
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全文字、立石の指導動画付きです