前に記事に書いたこと、載せときます
「言葉が遅い」「集団行動がとれない」そんな様子を見て「病院に連れていった方がいいかどうか」悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
私は保育園の様子で気づきました。
友達が合唱しているのに座り込んで読書、クリスマス会でサンタさんを無視してウロウロ立ち歩く等、集団行動がとれないのです。
そして、2歳3ヶ月のとき自閉症と診断されました。
当時は医師を恨み、周りの子を羨み、「なんでうちの子だけ」と鬱状態になりました。
そして、「あなたのお子さんは自閉症ではないですよ」と言ってくれる医師を求めて、1年間ドクターショッピングをしましたが、3歳になってようやく受け入れました。
さて、診断名が付かないと、「この子はどういう状況にあるのか」分からないまま過ごすことになります。
自閉症であることが明確になることで特性に合わせて、どう育てればいいのかがわかります。
また、療育手帳を取ることにより、福祉のサポートも受けられます。
(例)
・法定雇用率の中で就労できる
・各種手当の受給
・心身障害者医療費助成
・税金の控除
また20歳から受け取れる“障害基礎年金”も療育手帳とは別な判定が必要になりますが、あったほうが断然、有利です。
「障害というレッテルを貼られたくない、個性の一つなんだから特別視したくない」
と言い張り、専門病院に行くことを断固拒否する人もいますが、それは目先のことしか見えていないのだと思います。
親は子どもより先に死んでしまいます。
ですから、生涯を見据えて、福祉の網の目から零れ落ちてしまわないように、親が我が子の障害を受け止めることがスタートです。「うちの子怪しい」と感じたときは、勇気を奮って病院を訪ねてほしいと思います。