20時じゃないけど、他社様から依頼された記事の下書きを書いたので載せときますメモ(アメブロでは似たようなこと書き続けてますが)

 

きっと、公開されるときは編集されて柔らかい表現に修正されてしまうので、立石原文載せときますメモ

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小学校1年生の子、中度の知的障害+自閉症がある子がいました。通常級に通っています。

 

こだわりが強く、大人数で個別の学習がない通常級の中にいることで本人もそれを許されることなく苦しんでいました。

 

更に知的障害があるので教科書の内容がわからず耐えられないため、離席も多くありました。

 

学校側からは支援級に移動することを薦められていましたが、親御さんは

 

「今の時代はインクルーシブ教育だから大丈夫。通常級の子から良い刺激を受けられるから、支援級にいるより伸びるから」

 

「子ども自身が保育園で一緒に過ごした子と同じクラスに行きたいと望んでいるから」

 

と言って通級指導教室さえ利用することを頑として拒否していました。

 

■こんなこと言っていた人がいた

 

「支援が必要な子は普通級でも支援が受けられるようにするのがインクルーシブだ」と親御さんは言っていました。

 

確かに次の記載があります。

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国連の障害者権利委員会は9日、8月に実施した日本政府への審査を踏まえ、政策の改善点について勧告を発表した。

 

障害児を分離した特別支援教育の中止を要請したほか、精神科の強制入院を可能にしている法律の廃止を求めた。

 

勧告に拘束力はないが、尊重することが求められる。

 

勧告は障害者権利条約に基づいており、日本への勧告は2014年の条約締結後、初めて。

 

特別支援教育を巡っては、通常教育に加われない障害児がおり、分けられた状態が長く続いていることに懸念を表明。

 

分離教育の中止に向け、障害の有無にかかわらず共に学ぶ「インクルーシブ教育」に関する国の行動計画を作るよう求めた。

 

■現実は違う

 

時代の流れが上記のようになってるからといって、じゃあわが子がすぐにそれをしてもらえるか といったら現実そうではありません。

 

40人を一人の担任が見る日本の小学校

 

参考 「一度しか言わないからよく聞いて」なんて連発する担任

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■なんの根拠があって言ってるんだろう

 

知的障害があるのに、教科書の内容がわかる知能があることを前提にカリキュラムが作られているクラスにいたら自信喪失になるだけなのではないでしょうか。

 

幼稚園や保育園の頃はみんな子ども、みんな仲良しだから、良かったかもしれませんが、

小学校は友達関係が複雑化して、そういうわけにはいきません。

 

「子どもが保育園時代の友達と同じクラスに行くのを望んでるから」と親御さん自身が言っていましたが、本当にそうなのでしょうか。

 

親の「通常級!通常級!」のビームで言わされているようにも感じます。

 

特におとなしいこの場合は、そこにいたくなくて教室から逃げる、大声を出すなどSOSを出しませんから、お客様状態で放置されることもあります。

 

 

■通常級に重い知的障害の子がいた

 

プリントや消しゴムを全部口に入れて食べてしまう、排泄の自立も出来ていない子がいました。

 

加配の先生は付いていましたがい、教室から出て行ってしまう子など支援が必要な子が他にもいたので、一人の子をずっと見ているわけにはいきませんでした。

 

でも、親御さんは「インクルーシブの時代なんだから、ちゃんとうちの子も見てくれないと困ります」と学校側にクレームを言っていました。

 

それから

 

「療育手帳はいりません。でも障害者手当はください」と言っているのと同じこと

 

足が不自由な子でも車椅子や義足という支援を使う事で、他のこと楽しく遊ぶことができます。

 

通常級にこだわるのは「車椅子も義足も必要ありません。でもうちの子は支援が必要だから、先生や他のお友達、うちの子をおんぶしてあげてね』と言っているのと同じことなのではないでしょうか。

 

子ども本人は情報や意思を持って「僕には○○のクラスが合っているから、そこに通いたい」とは言えません。

 

そうなると、保護者が子どもの将来にかかわる重大な選択をすることになります。

 

けれども、ここで、「子どものため」ではなく、「親の願い」を投影した就学先が選択がされることも少なくありません。

 

障害の軽い子も中くらいの子も重い子も含め、一人ひとりの学びの機会を最大限保障することが教育の目的です。

 

障害の程度や周囲との関わりも踏まえて、保護者が自分の子どもに最も合った小学校を検討しなくてはならないのではないでしょうか。

 

■現実的に難しいのではないか

 

インクルーシブ、今の日本の学校でそれをするのは無理があるのではないでしょうか。

 

それをするにはクラスの人数を35人から20人に減らし、飛び級やいい意味での留年を認めないと難しいのではないでしょうか。

 

今の体制の中でインクルーシブをごり押ししたら、教員は鬱になってしまって退職、教員のなり手がますます減ってしまいます。

 

子どもの状態に合わないクラスに在籍し、担任に対して「うちの子がみんなについていけるように、きちんと対応してくれ!」と言うのは、内科を受診して「虫歯を治してください」と言っているのと同じこと

 

置かれた環境次第で自信が付いたり、自己否定したりするのが人間です。

 

子どもの能力に一番適した成功体験や達成感が得られる教育環境を与えてほしいと思います。

 

【補足】

 

あくまでも知的にある程度の障害がある子のケース。

 

知的遅れのない発達障害の子には通級を利用して通常級に在籍するとよいと思っています。

 

ただ、現状では通級は週1回、2~3時間程度しかありません。

 

自治体によっては知的遅れのない発達障害の子だけを集めた固定学級を設け始めたところもあります。

 

世田谷区は旭小、多聞小、船橋小に設置されています。

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このようなクラス増やしてほしいです。

 

質問、相談があれば私でよろしければブログ内でお答えしますので書いてくださいねベルベルベル

 

コメント欄内での返信ではなく皆さんも共通のことでお悩みだと思いますので、ブログでお答えしますベルベルベル

 

直ぐにお答えできないこともありますがちょっと不満

できるだけ早めに書きますねニコニコ

 

紹介動画見てね音符

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