20時じゃないけど、コメント欄で質問をもらったので書くね
【頂いた質問】
いつもブログやFB読ませて頂いています。
我が子の進路で質問です。現在特別支援級にいる小学2年の息子の母です。
自閉症スペクトラム診断が幼稚園の時につきました、その時は手帳も取れたのですが、更新の時にIQが上がり取れませんでした。
字を書くことに少々困難があり先生のひらがな本も使わせて頂いています。
手帳がない子の中学卒業後の進路はどうしたら良いのでしょうか?特別支援は手帳がないと進めないそうです。
【立石のお答え】
いつも読んで下さり、ありがとうございます。
更新をきちんと2年ごとにされたのですね。
知的遅れは生まれつきのものなので、2年ごとに更新と言われていても、精神障害者手帳のように更新をきちんとしなくても役所からお咎めはありません。
知能指数はあまり変動がないからです。
そのため、更新すると手帳が奪われたり、度数が上がってしまったりすることがあるので、18歳の成人更新まで療育手帳を更新しないままの人も多くいます。
手帳の写真が3歳の子どものまま、18歳まで使っている人、結構います。
私の息子も3歳でとり、その後、更新手続きをしたのは18歳、成人更新の時、役所から一生更新は不必要だと言われました。
でも、今更こんなこと聞いても、手帳は取り戻せないですよね。
手帳がないと中学の特別支援級に進級できないという話は私は聞いたことがありませんよ。
特別支援学校高等部でも手帳なして入学許可が下りることもあるくらいですから。
頂いた内容は正確な情報でしょうか。
息子が通っていた中学の支援級は6割が小学校が通常級から上がってきた子で、中学に上がるとき、これ以上は通常級では難しいということで支援級に入ってきてました。
手帳を持っていない子も多かったです。
息子さんは小学校は支援級にいらっしゃったのであれば、中学から通常級で学ぶことは学力的に難しいと思います。
どうしてかというと、小学校6年間通常級の教科書の内容が身についている前提で中学の通常級の授業は行われるからです。
そのことを自治体がわかっていれば支援級を拒否されることはないと思います。
また、行動面でもコミュニケーション力が乏しければ、なかなか大人数での生活はご本人も辛いのではないでしょうか。
お住いの中学に情緒障害学級(知的遅れがなくても支援が必要な子の固定級)はありますか。
手帳のあるなしよりもご本人の状態で今は特別支援教育を受けられるようになっていますので、もう一度、学校や自治体に聞いてみた方がよい私も思います。
こんなこともネットに書いてありました。参考までに
↓
元々『学校教育法』には『療育手帳』の有無は記載されていないので、
条件的には無関係です。
以前は重度の障害児も手帳を取得しなかったことが多いのです。
就学後に取得するケースも多かったのです。
ただ、手帳の有無は無関係ですが、障害の有無は関係します。
具体的には平成14年の学校教育法施行令の改正によります。
『知的障害』の概念に2が加わりました。
以前は1でのみ、判断されていたので、
知的障害のない子は入学できませんでした。
1.知的発達の遅滞があり、他人との意思疎通が困難で日常生活を営むのに頻繁に援助を必要とする程度のもの
2.知的発達の遅滞の程度が前号に掲げる程度に達しないもののうち、社会生活への適応が著しく困難なもの
つまり、この改正によって、知的障害の有無
手帳があってもなくても知的障害があるかなしで入学していたモノが、知的障害がなくても社会性に困難があれば、入学可能になりました。
境界域のみならず、特別支援学校や特別支援学級に『知的障害なし』の子も通っています。
全国どこでもそうです。
この法律は自治体の条例ではありません。
とはいえ、現実問題、『知的障害のない子』が1人もいない特別支援学校に『知的障害のない発達障害児』を通学させることは、親もさせないでしょうし、地域の教育委員会もオススメはしないでしょう。
そこは『地域の実情』に合わせて、実態は変化していくと思います。
じゃあ、また20時に来てね
紹介動画
全文字、立石の指導動画付きです
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