©今井久恵

 

20時じゃないけど、すごくいいコラムなので、載せましたベル

 

 

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 https://h-navi.jp/column/article/35028935

 

 

【抜粋】

 

親御さんや学校の先生と特別支援教育の話をしていると、「この子に通級指導教室や特別支援学級が合うのも分かりますが、通常学級で大勢の中に入ったほうが、いい刺激を受けるんじゃないですか」と言われることがあります。

 

確かに大勢と交流すれば、いろいろな刺激を受けます。しかしその中にはプラスの刺激もあれば、マイナスの刺激もあります。

 

発達障害のある子どもは、通常学級にいると「自分だけ、ほかの子たちと何かが違うぞ」という違和感を持つことがあります。

 

通常学級では、同級生はだいたいみんなできているのに、自分だけうまくいかないという経験をすることがしばしばあるのです。

 

そういう経験を刻々と積み重ねていくと、学年がある程度上がったときには、孤立した感覚を味わうようになります。集団に入って刺激を受けようとした結果、むしろ孤立感を増して、「どこにも居場所がない」と感じてしまう子どももいるわけです。

 

通常学級で、発達障害のある子どもが同級生と同じ課題に頑張って食らいついて、ついていこうとするのは、間違っています。

 

そうではなくて、親や先生が頑張って情報共有をして、その子が参加しやすい課題を用意するべきです。

 

通常学級で十分に対応することが難しければ、特別支援教育の仕組みを活用して、子どもの居場所をしっかりと用意するべきでしょう。

 

大人がやるべきことは、学習以前の段階で、子どもに無理な努力をさせることではないはずです。

 

小学校で通常学級にいれば、確かに多くの子どもたちと交流できます。

 

授業や行事などを通じて「いい思い出」をつくることもできるでしょう。

 

しかし、大勢との交流には「いい刺激」もあれば、そうではない刺激もあります。

 

発達障害のある子どもの場合、大勢の中ではマイナスの刺激を受けることも多いと感じています。

 

「悪い思い出」ができて、それをずっと忘れられなくなる子どももいます。

 

私は、「通常学級にいれば、いい刺激を受けられる」という考え方は、幻想だと思っています。

 

親御さんや学校の先生が「面倒見のいい子もいるので、通常学級でも大丈夫ですよ」などと言うこともありますが、そのような考え方は甘いと思います。

 

そんなふうに、同年代の友達に過度な期待を寄せてはいけません。

 

個性的で目立つ子どもは、ほかの子どもたちから敬遠されることがあります。

 

個性的な子どもは、みんなが成長していく過程で、グループの中で浮いてしまうことがあるのです。

 

そのような状況になったとき、子どもはそこを「自分の居場所」だと感じられるでしょうか

 

子どもが受ける「いい刺激」についてもう少し言っておくと、私は、発達障害のある子どもが通常学級に参加したときに「いい刺激」を受けるのは、どちらかというと周りの子どもたちだと思っています。

 

通常学級には、基本的に「学校の標準」をこなせる子どもたちが集まります。通常学級は平均的な子どもの集団になりやすいわけです。

 

そこに発達障害のある子どもが参加して、ほかの子どもたちと違う部分が目立った場合には、発達障害のある子どもが刺激を受けるというよりは、むしろ通常学級のほかの子どもたちが「多様性」を実感しやすくなります。

 

私は通級指導教室や特別支援学級、特別支援学校の中でも子どもたちは「いい刺激」を受けていると思っています。

 

発達障害のある子どもはマニアックな趣味を持っている場合も多いのですが、通常学級よりも通級指導教室や特別支援学級のような場のほうが、趣味の合う子が見つかりやすい場合もあります。

 

上手な先生がそういうところに注目して、気の合う子どもを組み合わせてクラス分けをしていることもありました。

 

そういう例をよく見ていたので、親御さんから「通常学級に入ったほうが、いい刺激を受けるのでは」と聞かれたときには、むしろ通級指導教室や特別支援学級のほうが「いい刺激」を受けて「いい仲間」ができることも多いという話をすることもあります。

 

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