昨日の続きだよ

 

 

 

ある小学校のクラスに学習障害児(LD)のA君がいた

 

文字が読めないので、担任はテストの時間はその子だけ教卓の横に座らせ、先生が問題を読み

 

答えを口頭で聞いて○×を付けていたんだ

 

すると他の児童達からA君だけずるい!僕も先生の横に座りたいと文句が出た

 

困り果てた担任は「この子だけ特別扱いは出来ない。えこひいきになってしまう」と感じ、個別対応をあきらめた

 

■障害者差別解消法・合理的配慮

 

近視の子に眼鏡を禁止して「黒板の字を写しなさい」とは言わないだろう

 

それなのに他の子と同じ学習のさせ方をしてしまう悪い例だ

 

障害者差別解消法(平成25年制定)がある。

 

障害がある人の不当な取扱いを禁止し、個々のニーズに合った合理的配慮の提供を求めることによって

 

障害による差別を解消しようとする法律だ

 

これに沿って対応しなくてはならないのに

 

他の児童のクレームに負けてしまうのは担任としてひじょうーーーーーーーーーーーーにまずいよね

 

A君はこの経験から僕は周りに助けを求めてはいけないんだ。

 

何もかも自分の努力でこれからの人生を歩んでいかなくてはならないんだと思ったに違いない。

 

■合理的配慮はずるいのか?

 

こんな図があった。

 

 

※IISC(interactioninstitute.org / madewithangus.com)より

 

背が低い子に「頑張って背を高くして野球観戦しなさい!」と言っても無理。踏み台を使ったら平等に楽しめる。

 

学校での勉強も同じで、合理的配慮とは、同じ土俵でチャレンジするためのサポートの形。

 

この踏み台がリーデングスリットやデイジー教科書、タブレットなんだ

 

続く…

 

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