コウチュウ目、6ー1
※2026年2月5日、チャイロサルハムシ、オオサルハムシを修復し,コガタルリハムシを追加しました。※2月6日、ハンノキハムシを追加しました。※2月7日、ヨモギハムシを追加しました。※2月8日、オオルリハムシを追加しました。※2月11日、オオヨモギハムシを追加しました。※2月12日、ハッカハムシを追加しました。※2月13日、ドロノキハムシを追加しました。※2月14日、クルミハムシを追加しました。※2月16日、ミヤマヒラタハムシを追加しました。※2月17日、ズグロキハムシを追加しました。※2月18日、フジハムシを追加しました。
※2月21日、ヤマナラシムシを追加しました。
ハムシ科
この仲間は1.5㎜~10数㎜と小型の虫ですが、種類数も色彩も多様で地味な色から、派手な色の種まであり目を楽しませてくれます。多くの種類が成虫で越冬するため、早春から晩秋まで見られますが、夏眠をする種も多く夏場はあまり見かけません。新成虫は5月下旬から次々と現れます。局所的に多産卵する種が多く、発生場所では普通でも他では見えず希な種と勘違いしたり、希な種でも運良く発生場所に当たれば、普通種ように思えとにかく根気強く探すのが出会える“こつ”です。
モモブトハムシ亜科
ワモンナガハムシ
6月上旬に現れ、ニシキギ科のマユミ、ニシキギで、やや希ようです。大きさは4.2㎜~4.8㎜ほどの中型種です。
ワモンナガハムシ
カタビロハムシ亜科
カタビロハムシ
6月上旬にモクセイ科のコバノトネリコで、見られますが希なようです。大きさは7.8㎜~8.8㎜ほどの中型種です。
ネクイハムシ亜科
食草の根の部分を食すため、根を食べるハムシの名が、付けられています。
カワホネネクイハムシ
6月上旬に現れ、スイレン科のコウホネでやや希に見られ、大きさは7.5㎜~10㎜ほどの中型種です。
キンイロネクイハムシ
6月上旬に現れ希なようです。ガマ科のミクリ類が食草ですが、スゲ類にも集まります。本来の色が表現されていませんが、本来は地色が緑金色で、小豆色の模様が目つ美麗種です。大きさは7.5㎜~9㎜ほどの中型種です。
キンイロネクイハムシ
ホソネクイハムシ
6月上旬に現れ背は胴金色で、やや希なようで、ガマ科のガマ類で見られ、大きさは6㎜~10㎜ほどの中型種です。
オオネクイハムシ
6月上旬に現れ体は黒色で、やや希なようで、スゲ科のスゲ類に集まります。大きさは10㎜~12㎜ほどの中型種です。
シラハタネクイハムシ
八甲田山では6月下旬に現れ、体は黒色~紫青色まで多彩、希なようでスゲ科のスゲ類に集まります。大きさは8㎜~9.2㎜ほどの中型種です。
スゲネクイハムシ
6月上旬に現れ体は黒色~紫青色まで多彩で普通に見られ、スゲ科のスゲ類に集まり大きさは7㎜~11㎜ほどの中型種です。
スゲネクイハムシ
クビボソハムシ亜科
ルイスクビナガハムシ
5月旬に現れ体色は赤と黒のストライプで、ユリ科のマイズルソウ、ナルコユリなどで見られますが希なようで、大きさは6㎜~6.9㎜ほどの中型種です。
ルイスクビナガハムシ
キイロクビナガハムシ
5月中旬に現れ体色は褐色で、ヤマノイモ科のヤマノイモで見られますが希なようです。大きさは6.2㎜~8㎜ほどの中型種です。
アカクビナガハムシ
5月中旬に現れ背は赤で光沢があります。ユリ科のサルトビイバラ、シオデで普通に見られ、大きさは7㎜~10㎜ほどの中型種です。
ルリクビナガハムシ
5月中旬に現れ背は瑠璃色で、キク科のアザミで普通に見られ、大きさは5.5㎜~6.2㎜ほどの中型種です。
ジュウシホシクビナガハムシ(アスパラガスハムシ)
5月中旬に現れ背はは朱に黒斑があり、栽培されているキジカクシ科の、アスパラガスで普通に見られ、大きさは6㎜~7㎜ほどの中型種です。
ジュウシホシクビナガハムシ(アスパラガスハムシ)
ジュウシホシクビナガハムシ(アスパラガスハムシ幼虫)
ジュウシホシクビナガハムシ(幼虫)
セアカクビボソハムシ
5月中旬に現れ背は瑠璃色にに赤色部があり、ツユクサ科のツユクサで希に見られ、大きさは5.6㎜~5.8㎜ほどの中型種です。
トホシクビボソハムシ
5月中旬に現れ背は黄褐色で、小黒点が有した個体から黒点を消失した個体まであります。ナス科のクコで普通に見られ、大きさは4.5㎜~5.8㎜ほどの中型種です。
トホシクビボソハムシ(マウンテング)
トホシクビボソハムシ(卵)
トホクビボソハムシ(幼虫)
イネクビボソハムシ
5月中旬に現れ背は瑠璃色で、首が赤色をしており、イネ科のイネで見られ、大きさは2.2㎜~2.8㎜ほどの中型種です。
ツツハムシ亜科
ヨツボシナガツツハムシ
5月中旬に現れオレンジ色の背に4つの黒斑があり、県内に生息するツツハムシの仲間では最大です。ヤナギ科のヤナギ類、カンバ科のカンバ類、ブナ科のブナなどで見られますが希なようです。大きさは8㎜~11㎜ほどの中型種です。
ヨツボシナガツツハムシ
ハギツツハムシ
5月中旬に現れ、体色は黒色~黄褐色のものまであります。マメ科のハギ類でやや普通に見られ、大きさは3.8㎜~4㎜ほどの中型種です。
バラルリツツハムシ
5月中旬に現れ背は瑠璃色で、バラ科のバラ類、ブナ科のナラ類、マメ科のハギ、フジなどで普通の見られ、大きさは3.5㎜~4.5㎜ほどの中型種です。
コヤツボシツツハムシ
5月中旬に現れ基本の色彩は、背は朱の地色に8ッの黒色斑ですが、それぞれの黒紋が接続するなど変異が多い。ヤナギ科のヤナギ類、カバノキ科のハンノキ類で普通に見られ、大きさは4.5㎜~5㎜ほどの中型種です。
コヤツボシツツハムシ
クロホシツツハムシ
5月中旬に現れ背は朱色に黒斑があり、バラ科のバラ類、マメ科のハギ、ブナ科のナラ類でやや普通に見られ、大きさは4.5~6.2㎜ほどの中型種です。
クロホシツツハムシ
ヨツモンクロツツハムシ
5月中旬に現れ背は黒色に4つ黄色斑があり、バラ科のサクラ類、ブナ科のカシワ類やや希ようで、大きさは4.8㎜~6㎜ほどの中型種です。
ヨツモンクロツツハムシ
カシワツツハムシ
5月中旬に現れ背は黄色に黒筋があり、ブナ科のナラ類で見られますが希なようで、大きさは3.5㎜~4.8㎜ほどの中型種です。
タテスズツツハムシ
5月中旬に現れ背は黄色に縦の黒斑があり、マメ科のハギ、ヤナギ類でやや普通通に見られ、大きさは2.3㎜~3㎜ほどの中型種です。
タテスズツツハムシ
サルハムシ亜科
チャイロサルハムシ
5月上旬に現れ背は茶色で黒斑があり、カバノキ科のハンノキ類で普通通に見られ、大きさは3.8㎜~4.9㎜ほどの中型種です。
アオバサルハムシ
5月中旬に現れ背は瑠璃色~銅色で、キク科のヨモギ類でやや普通に見られ、大きさは3.0㎜~4.5㎜ほどの中型種です。
キカサハラハムシ
5月中旬に現れ背は黄土色の地色で白粉に覆われる、クワ科のクワでやや普通通に見られ、大きさは2.5㎜~3.2㎜ほどの中型種です。
ムネアカサルハムシ
7月上旬に得られ胸は赤色、背は紺色で、食草は不明ですがやや普通通に見られ、大きさは4.2㎜~4.5㎜ほどの中型種です。
ムクネアカサルハムシ
イモサルハムシ
5月中旬に現れ背は瑠璃色と青色の個体があり、ヒルガオ科のヒルガオでやや普通通に見られ、大きさは5.3㎜~6㎜ほどの中型種です。
イモサルハムシ
イモサルハムシ(マウンテング)
アカガネサルハムシ
5月中旬に現れ背は緑金の地色に、赤紫色の縞模様がある美麗種です。ブドウ科のヤマブドウでやや普通通に見られ、大きさは5.5㎜~7.5㎜ほどの中型種です。
アカガネサルハムシ(マウンテイング)
リンゴコフキハムシ
5月中旬に現れ体色は黒ですが全体を白粉で覆われています、この白粉は触れると剥がれ黒色の地肌が現れます。クルミ科のオニグルミで普通通に見られ、大きさは6㎜~7㎜ほどの中型種です。
オオサルハムシ
背は瑠璃色で食草はキョウチクトウ科のシロバナカモメズルです。県内では1931年に八戸市の1頭の記録よりなく、2013年に82年ぶりに金木町で、再発見にされた超希種ですが、7月中旬の金木町の生息地では、雨で水かさが増し食草の根本が水浸しになると、写真のように高所に避難する多くの個体が見られた(通常は容易に見つからない)。大きさは11㎜~13㎜ほどで、国内産のサルハムシの仲間では最大の大型種です。
オオサルハムシ(マウンテイング上♂、下♀、右は♀を奪うとする♂)
ヒゲナガハムシ亜科
コガタルルハムシ
背は光沢のある瑠璃色で、食草はタテ科のギシギシ、スイバなどで、越冬した成虫は5上旬に現れ繁殖活動をします。新成虫は年に一度6月中旬に現れ、食草でごく普通にに見られます。大きさは5.2㎜~5.8㎜ほどの中型種です。
コガタルルハムシ(成虫)
コガタルルハムシ(卵)
一度にまとめて産卵し卵黄色の長楕円形で、写真は倒れていますが並べて産卵、卵同士は重なりません。
コガタルルハムシ(孵化)
コガタルルハムシ(終令幼虫)
コガタルルハムシ蛹(背面)
老熟した幼虫は食草の根元に浅くもぐり、周囲の土を粘液で軽く固め、蛹より大き目の蛹室を作りその中で蛹になります。く、蛹室はもろく軽く触れただけで崩れます。
コガタルルハムシ蛹(側面)
コガタルルハムシ蛹(腹面)
ハンノキハムシ
背は光沢のある瑠璃色で、食草はカバノキ科のハンノキ類です。越冬した成虫は5上旬に現れ繁殖活動をします。新成虫は年に一度6月中旬に現れ,食草上でごく普通に見られます。大きさは5.7㎜~7.5㎜ほど前種より一回り大きんは中型種です。
ハンノキハムシ(成虫)
ハンノキハムシ(卵)
一度にまとめて産卵し、乳白色の長楕円形で並べて産卵、卵同士は重なりません。
ハンノキハムシ(孵化直後の1令幼虫)
ハンノキハムシ(終令幼虫)
ハンノキハムシ(蛹室)
老熟した幼虫は食草の根元に浅くもぐり、周囲の腐葉土を粘液で固め、その中で蛹化します。
ハンノキハムシ蛹(蛹室と蛹背面)上段の蛹室の一部を取り除き蛹が見えた状態。
ハンノキハムシ蛹(蛹室と蛹側面)蛹室の一部を取り除き蛹が見えた状態。
ハンノキハムシ蛹(蛹室と蛹腹面)蛹室の一部を取り除き蛹が見えた状態。
ヨモギハムシ
雌雄ともに背は瑠璃色と胴金色で、食草はキク科のヨモギ類です。越冬した成虫は年に一度6中旬に現れ繁殖活動をします。新成虫は年に一度9月上旬から目立つようになり、時には町中の食草上でも見られる普通種です。大きさは7㎜~10㎜ほど、前種よりさらに一回り大きな大型種です。
ヨモギハムシ成虫(黒色)
ヨモギハムシ成虫(瑠璃色)
オオヨモギハムシ
雌雄ともに背は瑠璃色~胴金色、食草はキク科のゴマナ、フキ、オオハンゴウソウなど。越冬した成虫は年に一度6中旬に現れ繁殖活動をし、新成虫は年に一度9月上旬から見られるようになります。生息地は北海道、本州では青森県の下北半島、津軽半島、早池峰山、真昼山などで分布は局所的で希な種です。大きさは7㎜~10㎜ほど、大型種ですが前種よりやや小振りです。
オオヨモギハムシ成虫
オオルリハムシ
日本海側の体色彩は金属光沢をした瑠璃色ですが、太平洋側は色彩変化が多いようです。食草はシソ科のクルマバナ、エゴマ、シロネ類ですが、青森県ではシロネが食草になっています。越冬後の成虫は年に一度6月中旬に現れ繁殖活動をします。飼育観察では羽化後は蛹化場所に止まり、そのまま食することなく越冬しました。青森県の主な生息地は十三湖周辺や下北半島で多産地もあります。大きさは11㎜~15㎜ほど、青森県で見られるハムシ類では最大です。
オオルリハムシ成虫(マウンテング上♂、下♀)
オオルリハムシ卵
一度にまとめて産卵し、卵黄色の長楕円形で並べて産卵、卵同士は重なりません。
オオルリハムシ孵化
孵化直後の幼虫は乳白色(左2頭)ですが、数分もすると頭部と胸部は黒色、胴部は卵黄色で側面の黒点列が目立ちます。
オオルリハムシ終令幼虫側面)
オオルリハムシ蛹化に備え土に潜った幼虫(撮影2025、9,21ここからは飼育観察)
写真の状態のまま休眠に入り、蛹化には一月を要した。
オオルリハムシ蛹(背面、撮影2025,10,22)
オオルリハムシ蛹(側面、撮影2025,10,22)
オオルリハムシ蛹(腹面、撮影2025,10,22)
オオルリハムシ羽化前日の蛹(腹面、撮影2025,11,7)
オオルリハムシ羽化直後の成虫(背面、撮影2025,11,8)
羽化直後は薄い水飴色の体色ですが、徐々に瑠璃色に変わってゆきます。
オオルリハムシ羽化直後の成虫(腹面、撮影2025,11,8)
中央上の薄黄色の縮れたものは脱皮殻です。
オオルリハムシ成虫(背面、撮影2026,11,10)
濃い水飴色になる。
オオルリハムシ成虫(背面、撮影2026,1,1)
一月半以上を経て本来の瑠璃色になる。
ハッカハムシ
背は黒金色に黒斑あり、食草はシソ科のハッカ、クロバナヒキオコシ、シロネ類でやや希奈種です。越冬後の成虫は年に一度6月中旬に現れ繁殖活動をします。大きさは7.5㎜~9㎜ほどの大型種です。
ドロノキハムシ
頭と胸は黒色で背は黄土色、食草はヤナギ科のドロノキ、ヤマナラシで、食草上やや普通に見られます。越冬後の成虫は年に一度6月中旬に現れ繁殖活動をします。大きさは10㎜~12㎜ほどの大型種です。
ドロノキハムシ(マウンテイング上♂、下♀)
ドロノキハムシ卵
一度にまとめて産卵し、卵黄色の長楕円形で並べて産卵、卵同士は重なりません。
ドロノキハムシ孵化
ドロノキハムシ幼虫(終令と若齢幼虫)
ドロノキハムシ蛹
食草葉裏に頭を下にした逆立ち状態で蛹になります。
クルミハムシ
背は青緑色で食草はクルミ科のオニグルミ。食草上に普通に見られます。越冬後の成虫は年に一度、5月下旬に現れ繁殖活動をします。大きさは6.8㎜~8.2㎜ほどの中型種です。
ミヤマヒラタハムシ
背は青緑色から銅金色で、食草はカバノキ科のハンノキ類。食草上に普通に見られます。越冬後の成虫は年に一度、5月下旬に現れ繁殖活動をします。大きさは6.2㎜~7.7㎜ほどの中型種です。
ミヤマヒラタハムシ成虫
ミヤマヒラタハムシ成虫
食草下の草上で集団お見合いでしょうか?。
ミヤマヒラタハムシ成虫と蛹(右は羽化した成虫、中は蛹の殻、左は蛹)
食草表面で蛹になります。
ズグロキハムシ
体は黄褐色で頭が黒いので、頭黒(ズグロ)の名を拝命しています。食草はカバノキ科のシデ類で食草上に普通に見られます。越冬後の新成虫は年に一度、6月上旬に現れ繁殖活動をします。大きさは5.6㎜~6.2㎜ほどの中型種です。
ズグロキハムシ
羽化後の体がまだ堅まらず柔らかな状態。
ズグロキハムシ。
右は羽化後の成虫、中は蛹の脱皮殻と蛹、左は終令幼虫。
フジハムシ
頭と胸は黒色で背は小豆色、食草はマメ科のフジで食草上に普通に見られます。越冬後の新成虫は年に一度、5月下旬に現れ繁殖活動をします。大きさは4.5㎜~6㎜ほどの中型種です。
フジハム成虫
薄茶色に羽が色付き始めています。
フジハムシ蛹(側面)
薄茶色に羽が色付き始めています。
フジハムシ蛹(腹面)
薄茶色に羽が色付き始めています。
ヤマナラシハムシ
体色は青藍色、食草はカバノキ科のヤマナラシで、青森県では非常に希とされていましたが、ハムシ科の冒頭で述べたように、運良く多数の成虫を確認し、この時点で私にとって普通種でしたが、その後は1個体より確認できず、やはり希な種なのですね。越冬後のは成虫5月下旬に現れ繁殖活動をします。大きさは3.8㎜~4.8㎜ほどの小型種です。
アザミオオハムシ
脚は黒色で背は茶色でザラザラしています。食草はキク科のアザミ類、フキで食草上に普通に見られます。越冬後の新成虫は年に一度、5月下旬に現れ繁殖活動をします。大きさは10㎜~11㎜ほどの大型種です。
アザミオオハムシ成虫♂
アザミオオハムシ成虫♀
腹がパンパンで張り裂けそうです。
アザミオオハムシ終令幼虫(背面)
アザミオオハムシ蛹(背面)
食草の葉裏に食べ残しの葉脈などで装い、吐糸して薄い繭を作りsの中で蛹になります。
アザミオオハムシ蛹(側面)
アザミオオハムシ蛹(腹面)
※次回もご期待下さい。








































































































