このところ

日中と朝夕の気温差が激しくて

体がついてこなくなりそうです汗

 

とっても元気な僕も

ちっとばかり ぼーっとしてしまいます、、ぼけー

 

 

大井競馬場から脱走したお馬さんも

この 気持ち悪~い暑さに堪りかねて

 

 

水浴びしたい一心で

駆け出してしまったのかもしれませんねあせる

 

 

 

 

お馬さんと言えば、、

 

 

 

1980年

 

【徳川一族の崩壊】

 

 

という 萬屋錦之介さん主演の映画に

出させて頂きましたキラキラ

 

 

劇中には

馬に乗るシーンが多く、、馬

 

 

今でこそ、

馬に乗ったまま 殺陣もできますが

 

 

お馬さんに乗ったまま

色んな所作をこなす、というのは

これが 初めてでした目

 

 

 

 

以前のブログで、

初めて乗馬の稽古をした時の事を書きましたが

( https://ameblo.jp/tate-mine-rantan/entry-12591423679.html )

 

 

あの初めてのお稽古が、

およそ半年ほどやっていたでしょうか、、、

 

 

 

その後、お仕事がどんどん忙しくなり、

次第にお稽古もできなくなり、

 

馬場にも通えなくなっておりましたショック

 

もちろん、普段にも馬に乗るなんて機会もなく。

 

 

撮影でたまーに跨る事はありましたが、

本当に単純に跨るだけ、レベルの話で

 

乗馬らしい乗馬とは

ご縁がなくなってしまっていたのですハートブレイク

 

 

それからおよそ10年ほど後の話。

 

乗馬もそれだけぶりです。

 

 

しかも今回は、

馬に乗ったままで

色んな動作をしなければならない。

 

 

台本読むだに

軽くぞっとしましたガーン

 

 

 

こんなん、できるやろか、、、汗

 

 

 

撮影開始はもうすぐでした。

 

 

しかし、10年近いブランクを

ノータッチのままぶっつけ本番

 

なんて

 

とてもじゃないけど、

そんな勇気も自信もありませんアセアセ

 

 

 

なんとかせねば、、、あせる

 

 

 

撮影日まで、三日ありました。

 

 

この三日でたたき込もう。

 

 

そう決めて、

急きょ、近くの馬場の門を叩き

付け焼刃の始まりですプンプン

 

 

数年ぶりのお馬さん、、、

 

 

やっぱり、高い、、!ガーン

 

 

 

高所恐怖症が

ぐぐぐと頭をもたげますが

 

 

完璧にやり遂げたい思いで

ぐぐぐと押し戻し

 

 

みっちり練習しました。

 

 

 

が。

 

 

三日目、大雨雨

 

 

馬場はお休みとなり、、、

 

 

三日しかないのに

稽古は 二日で

強制終了となりました、、、アセアセ

 

 

 

腕も自信もまったく上がらぬまま

容赦なく 本番はやってきました。

 

 

ただでさえ恐々なのに、、

 

 

行軍シーン、、

 

雪道なのですガーン

 

 

 

降り積もった雪の中を

馬で行くのですが

 

 

一発OK必須。

 

 

人口雪でなく

自然に積もった雪でのロケ

 

 

雪に 足跡がつけられないのです。

 

絶対に失敗は許されません。

 

 

 

ところが、、、

 

 

本番前

 

 

雪場に足を踏み入れると

 

 

ガクン!びっくり

 

 

視界が突然低くなり

ぎょっとしましたびっくり

 

 

と、同時に

 

僕は 投げ出されてしまったのですガーン

 

 

 

たくさん積もった

ふわふわの雪は

 

 

お馬さんには

とっても気持ちが良いらしく

 

 

雪に触れたお馬さん

 

背中の僕を忘れて

寝そべってしまうのです、、あせる

 

 

おまけに 

 

お馬さんでも 

雪には足をとられますので

 

 

はまってしまわないよう

持ち上げながら 進まなければならない。

 

 

寝させぬよう

はまらぬよう、、、

 

 

手綱を持つだけで必死なのに

 

これで 台詞と所作と、、、アセアセ

 

 

瞬きも 呼吸も忘れてしまいそうなくらい

全身全霊 お馬さんに神経を集中しますあせる

 

 

 

お願いやし 言うこと聞いて、、、

無事すんだら

最高級の人参

たらふく食べさせてあげるから、、、えーん

 

 

すがるような気持で

どうにかこうにか

雪道のシーンを撮り終え、、

 

OKの声と同時に

腰が抜ける気がしました笑い泣き

 

 

しかし まだ次に

 

ロケ場所を変え

 

夕日を背景に撮るシーンの

撮影が待っておりましたカチンコ

 

 

ロケバスで 4Kmほどの移動です

 

 

時間にして 10分ほどか、、

ほんの一瞬でも 仮眠とれるかな、、うーん

 

 

と 思った矢先

 

 

 「 馬ごと行って 」

 

 

 、、、今、何と?アセアセ

 

 

 「 馬ごと移動して 」

 

 

なんと、、、

 

 

次の現場まで

 

公道を 馬で行けと言うのです、、ガーン

 

 

 

馬の頭数が多すぎて

全部トラックに載せて移動すると

それだけで大仕事やから、と

 

 

時短と効率化のために

各々 馬移動、、、馬馬馬

 

 

今では ありえないような事ですあせる

 

 

かくして僕は

休む事もできず

 

馬移動する事になったのですが

 

 

アスファルト上の乗馬も

これまた 初めて。

 

 

乗ってみて 初めて知ったのですが

 

 

アスファルト上では

蹄鉄が滑り

 

土の上のように

バランスが取れず

ものすごく 怖いのですあせる

 

 

蹄鉄から火花を散らしながら

馬が 歩く様を

 

ひどく不安定な

お馬さんの背中で 眺めながら

 

公道で 馬を走らせる、、、馬DASH!

 

 

 

後にも先にも あれきりの経験ですあせる

 

 

 

たった4Kmほどの距離の

なんと長かったことか、、、えーん

 

 

 

そして

 

現地について また撮影。

 

 

もう、

 

高所が怖いとか

どーーでもよくなっておりました(笑)

 

 

 

先ほどの 積雪ロケと

公道の馬移動によって

 

この数時間の間に

 

僕は 

目覚ましいほどに

強靭な度胸が 身に着いたのでしたプンプンアップ

 

 

 

こちらでのロケも無事OK!

監督さんからも お褒めの言葉を頂戴し

 

 

この日は 撮了、、、

 

 

こんなに 精神を摩耗した撮影は

ありませんでしたショック汗汗

 

 

 

疲労困憊。

 

 

頭のてっぺんから爪先まで

へろへろになった僕

 

乗り込んだロケバスの座席シートは

まるで菩薩の掌のよう、、、キラキラキラキラ

 

 

秒で 深い深い深い眠りに落ち

 

気付いたら 俳優会館、、、汗

 

 

体の疲れは 平気やけど

心の疲れは しんどいものです、、、

 

帰ってからも どろどろに眠りましたzzzzzz

 

 

 

僕が これだけ疲れたんだもの

 

 

背中に 重いののっかって

好きでもないのに 走らされて

 

お馬さんも 同じくらい

疲れたやろうなあ、、、ショボーン

 

人参 あげたらよかったな、、、ショボーン

 

 

 

あの疲れは とんでもないものでしたが

 

 

あの間に 身に着いた度胸は

 

その後も ずっと残り

撮影で 大変な力を発揮してくれましたアップ

 

 

 

石橋を叩いて渡るばかりでなく

最初から 橋のない所を

飛び越えてみるのも

 

悪くないものですね、、、ほっこり