●聞香(もんこう)でよくあるご質問① 「専用の炭は必要ですか?」
こんにちは(^-^)
福岡のちいさな仏壇仏具店、高村寺社(たかむらじしゃ)です。
最近、香をゆったりと楽しむ方が増えたような気がします。
ゆったりと楽しむ。とは、手順も味わいながらという意味。
このような簡易なタイプもいいけれど、ちょっとひと手間かけて、空薫や聞香を愉しみたい!そんな方たちです。
さて、タイトルの
聞香(もんこう)でよくあるご質問 「専用の炭は必要ですか?」
結論から申し上げると、これは必要です(^-^)
このご質問は、聞香よりも手軽な空薫(そらだき)デビューなさった方からいただくご質問。
ちなみに
空薫(そらだき)は、お部屋に香りを漂わせ
聞香(もんこう)は、掌中の香りを静かに鑑賞する
という違いがあります。
空薫(そらだき)では、このような「みやこ炭」を使います。
聞香(もんこう)では、このような円柱型のタイプを使います。
さて、専用炭を使う理由なのですが
聞香(もんこう)で使用する専用の炭を「香炭団(こうたどん)」と言いますが、この香炭団は、燃えた後も固形状を保つことができ灰の中に埋め、熱源とすることができるからです。
「みやこ炭」は燃えるとその形状が崩れてしまい、熱源とする目的を果たす人ができません。そのため「みやこ炭」では代用ができないのです。
→その証拠
≫「練香(ねりこう)」をつかって空薫(そらだき)しました。練香の炊き方手順あり。
ちなみに、灰と炭を使わずに、
下の画像のような手軽に香りを楽しむことができる電気香炉もありますよ。
こちらは電気タイプ
こっちは乾電池タイプです。
蛇足ですが、聞香(もんこう)の必需品である「銀葉」と「灰」についても。
聞香では、香木を香りに心を傾け香りを聞くわけですが、香木を変えるとき銀葉は香りが重なってしまわないよう、新たに変えて使います。
ちなみに、同じ香木でしたら洗って何度か使うことはできますが、銀葉は雲母という鉱物でできておりますので、何度か使用すると、はがれたり割れたりいたします。
ですから、試したい香りの数+1枚ほどお持ちになっておくと、いいのではないかと思います。
また、灰にも香りが移りますから、香りごとに聞香専用の灰も新しくいたします。
ですから予備をお持ちになっておくとスムーズですね(^-^)
きょうは、聞香(もんこう)でよくあるご質問「専用の炭は必要ですか?」への回答でございました。
ご参考になりましたら幸いです(^-^)
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