●線香嫌いが、お香好きになった経験。

 


福岡のちいさな仏壇仏具店、高村寺社(たかむらじしゃ)です。

さて、友人と旅行に行った際、こんな話をしてくれました。

「お線香って臭くて、実家では嫌でたまらなかったのに、お寺なんかに行くと、とってもいい気持ちがするじゃない?澄み切った香りというか、なんというか高貴というか、嫌じゃないんだよね。なんか落ち着く感じ。

で、よくよく考えたら、香が炊かれてるってことだよね、実家のお線香とぜんぜん違うって気が付いてビックリしたことがある」




そうですね、これってあるあるなんですよ(^-^)

当然、個人的なお好みがある訳ですけれども、本来、香とは臭くて嫌なもの。ではないはず。紀元前に儀式などに使われ、今現在に至るまで愛されているのですから。


お寺さんへ足を運ぶと、なんとも言えない奥深く、凛とした空気感を感じることができますね。質の良い旅館などでも香を焚いて迎えてくださるところもあります。


やはり、それなりによいお香を使っていらっしゃいますよ。当然、お値段もそれなりです。お寺や旅館などで「あ、いいな。」と感じたらば、お香の種類を尋ねてみるのもいいですね。気軽に教えてくださると思いますよ。



そういえば、もう何十年も前の昭和時代の話ですけれども。

父の友人「一番安い線香くれ!」

父「お前、自分じゃいいもんばっかり贅沢して食ってるくせに、ご先祖さんには贅沢させんのかい?」


というやり取りがあり、父の友人は上等線香をお買上げしたそうで(;´∀`)


私が察するに、しぶしぶ?!お買上げくださったのではないかと想像しますが、それ以来、ずーっとその時お買上げのお線香をいまだにご愛用くださっているのです。

理由は簡単、( ゚Д゚)えーっ、香りがいい!これ、本当にお線香?と奥様、ご家族に驚かれたそうで。すっかり香りのとりこになったそう。ほんとの話です。



たかが線香、されど線香。

ルームフレグランス代わりにお線香を愉しむ方もいらっしゃるくらいです。

我が家では、お線香は気分によって変えているので、常時3~5種類そろえていまして、たまに、後期高齢者母が奮発した線香を焚くときがありますが、家の中の空気感がまったく違います。ほんと、いい香り( *´艸`)

 

 

 

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福岡市中央区 仏壇仏具の高村寺社
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●聞香(もんこう)でよくあるご質問② 「専用の灰は必要ですか?」

こんにちは(^-^)

福岡のちいさな仏壇仏具店、高村寺社(たかむらじしゃ)です。

前回に引き続き、聞香でよくあるご質問。

「専用の灰は必要ですか?」

はい(^-^)このように専用品がちゃんとあるのです。
その名もずばり「聞香用香炉灰」お香の老舗、松栄堂のものです。

この缶の中には「聞香用香炉灰」が90g入っています。
お値段は税込みで4,950円。

下の画像も松栄堂の「みやこ灰」という灰。

こちらの灰は、お線香を立てたり、お焼香、空薫(そらだき)に使います。
30gで税込み220円。

(;´∀`)えぇ、ぜんぜんお値段が違うんですよね。そもそも内容量も違いますが。

聞香に興味があって、ちょっと試してみたい!なんて考えた時に、ちょっと悩んでしまう金額かもしれません。

見た目も似ていますしね、同じ灰じゃないの!?ってね。


しかし、これが大きく違うのです。


聞香を愉しんでいこうと考えていらっしゃる方は
迷うことなく、専用の「聞香用香炉灰」を購入しましょう。

というのも、お線香を立てたり、お焼香、空薫に使う「みやこ灰」の場合
熱源となる炭が長時間保つことができずに消えてしまいます。

 

聞香専用の灰は、珪藻土を使っているために
炭が消えることなく、熱源を保つことができるのです。

専用品には意味があるのですね(^-^)


前回の記事には
聞香(もんこう)でよくあるご質問① 「専用の炭は必要ですか?」
を書かせていただいております。

ご参考になりましたら幸いです(^-^)

 

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●聞香(もんこう)でよくあるご質問① 「専用の炭は必要ですか?」



こんにちは(^-^)

福岡のちいさな仏壇仏具店、高村寺社(たかむらじしゃ)です。

最近、香をゆったりと楽しむ方が増えたような気がします。


ゆったりと楽しむ。とは、手順も味わいながらという意味。


このような簡易なタイプもいいけれど、ちょっとひと手間かけて、空薫や聞香を愉しみたい!そんな方たちです。



さて、タイトルの

聞香(もんこう)でよくあるご質問 「専用の炭は必要ですか?」

結論から申し上げると、これは必要です(^-^)



このご質問は、聞香よりも手軽な空薫(そらだき)デビューなさった方からいただくご質問。

ちなみに
空薫(そらだき)は、お部屋に香りを漂わせ
聞香(もんこう)は、掌中の香りを静かに鑑賞する

という違いがあります。

空薫(そらだき)では、このような「みやこ炭」を使います。


聞香(もんこう)では、このような円柱型のタイプを使います。


さて、専用炭を使う理由なのですが

聞香(もんこう)で使用する専用の炭を「香炭団(こうたどん)」と言いますが、この香炭団は、燃えた後も固形状を保つことができ灰の中に埋め、熱源とすることができるからです。

「みやこ炭」は燃えるとその形状が崩れてしまい、熱源とする目的を果たす人ができません。そのため「みやこ炭」では代用ができないのです。
→その証拠
「練香(ねりこう)」をつかって空薫(そらだき)しました。練香の炊き方手順あり

ちなみに、灰と炭を使わずに、
下の画像のような手軽に香りを楽しむことができる電気香炉もありますよ。


こちらは電気タイプ


こっちは乾電池タイプです。

 



蛇足ですが、聞香(もんこう)の必需品である「銀葉」と「灰」についても。

聞香では、香木を香りに心を傾け香りを聞くわけですが、香木を変えるとき銀葉は香りが重なってしまわないよう、新たに変えて使います。

ちなみに、同じ香木でしたら洗って何度か使うことはできますが、銀葉は雲母という鉱物でできておりますので、何度か使用すると、はがれたり割れたりいたします。

ですから、試したい香りの数+1枚ほどお持ちになっておくと、いいのではないかと思います。

また、灰にも香りが移りますから、香りごとに聞香専用の灰も新しくいたします。
ですから予備をお持ちになっておくとスムーズですね(^-^)



きょうは、聞香(もんこう)でよくあるご質問「専用の炭は必要ですか?」への回答でございました。

ご参考になりましたら幸いです(^-^)

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