アニメーション映画2つ
忙しい波が終わった!と思ったら、カキにあたって寝込んでしまい、えらい目に遭いました。。さて、最近観たアニメーション映画を2つ紹介します。1つめは、ディズニーの「プリンセスと魔法のキス」魔法でカエルに姿を変えられてしまった王子にプリンセスがキスをすると、ハンサムな王子の姿に戻り姫と結ばれる・・・というのが通常のおとぎ話だがこの映画では、キスをしたプリンセスまでなんとカエルになってしまう(!)というところから物語が始まる。結論から言うと、とてもすばらしかった!本作は数年ぶりにCGや3Dでなく、ディズニーの伝統的な手描きアニメーションによる本格的なミュージカル映画。やはりCGと違って、手書きのアニメーションには品がある。キャラクターの魅力的な表情や動き、独特の世界観にすばらしい音楽と歌…「ダンボ」や「アリス」を観て育った私にはたまらない、ディズニーアニメの真骨頂。前作のCGアニメ「ティンカーベルと月の石」は子供向けだったけど本作は大人も十分楽しめる。そしてその芸術性に感動して涙が出てしまった。ジブリも「崖の上のポニョ」で完全手描きに戻したけれど、やっぱり手描きアニメには娯楽以上のものがある。かなり序盤でカエルになってしまうので、ほとんど2匹のカエルが主人公の映画というのも「美女と野獣」や「アラジン」などと比べるとかなりの冒険ではなかろうか(笑)それでもまったく物足りなさを感じないのがすごい。1920年代のアメリカで、夢を叶えようと必死にがんばる女の子と享楽主義の異国の王子が人間の姿に戻るまでのロマンチック・アドベンチャーなのだけど対照的な2人のそれぞれの成長の仕方がいいなと思う。主役の声は「ドリーム・ガールズ」のアニカ・ノニ・ローズ。アニカを始め、歌も楽しくて美しくてとてもいい。将来子供に見せたいアニメが1つ増えた。夢の世界を楽しめて、適度に現実への活力ももらえるなかなかおすすめの映画です。ただし、アメリカでこの映画の影響か、50人以上の女児がカエルにキスをしてサルモネラ菌に感染(!)という事故が起きているらしいのでくれぐれも本物のカエルにキスはしませんように。長くなってしまったので、2つ目は次回に。