はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)
 

 

 

先日

 

下記のようなニュースが

 

報道されていました。

 

 

 

 

歌手の大黒摩季さんが

 

輪島でチャリティーコンサートを

 

開催され義援金を渡されていました。

 

 

 

 

この活動自体に

 

勇気をもらった人も

 

たくさんいることでしょう。

 

 

 

 

そのうえで

 

ニュース動画のなかで

 

大黒さんが語っておられる

 

『みんな、能登を忘れてないよ』

 

 

 

 

このメッセージが

 

義援金やコンサートという

 

大きな活動くらいに

 

とても貴重なものです。

 

 

 

 

どのような災害や事件にも

 

共通して言えることですが

 

起きた直後はTVやネットで

 

そのニュース一色になります。

 

 

 

 

しかし

 

時間とともに

 

放送される頻度は

 

どうしても減ります。

 

 

 

 

それでも

 

当然ながら、被災者は

 

少し時間が経ったからといって

 

心の傷が癒えることはありません。

 

 

 

 

時間が経ったからこそ

 

『これからの生活、どうしよう…』

 

というリアルな悩みが鮮明になり

 

前途多難を受け入れざるえません。

 

 

 

 

そのような時に

 

”すでに応援の声が届きにくい”

 

となれば、より苦しさが膨らみ

 

『もう忘れられたのでは…』

 

『見捨てられたのではないか…』

 

と孤立を感じてしまうのです。

 

 

 

 

災害の傷が

 

まだまだ癒えない人にとって

 

周りから忘れ去られることは

 

二次被害的な苦痛に匹敵します。




だからこそ

 

時間が経ってからも

 

周りの人たちから

 

『あなたのことを忘れてないよ』

 

というメッセージを届けることは

 

大きな被災者支援になります。

 

 

 

 

 

 

残念ながら

 

災害が起きた時には

 

自分は何とか生きていても

 

大切な人を亡くした人もいます。

 

 

 

 

周りの人からは

 

『亡くなった人のことを

 

ずっと忘れないからね』

 

とメッセージを届けられるでしょう。

 

 

 

 

たしかに今は

 

もうこの世にいなくても

 

”覚えてくれる人がいる”

 

という事実に心が救われます。

 

 

 

 

しかし

 

本来は、それだけではなく

 

『大切な人を亡くして

 

悲しみを背負っている


あなたの存在も忘れてないからね』

 

というメッセージがあれば

 

より心が軽くなるのです。

 

 

 

 

想定もしてない災害や事件によって

 

急に”遺族”になった人たちは

 

亡くなった人を差し置いてまで

 

『自分のことも忘れないでほしい…』

 

とは、なかなか口にはできません。

 

 

 

 

残された人には

 

たしかな喪失感や空虚感

 

悲しみ、怒りなどの様々な感情が

 

ずっと心に渦巻いています。




誰かの悲しむ心に

 

寄り添うというのは

 

相手の思いに

 

共感する姿勢を示すこと。

 

 

 

 

それは必ずしも

 

悲しむ人の隣にいる人だけが

 

できる行為ではありません。

 

 

 

 

たとえ

 

物理的に距離があっても

 

相手に寄り添うことはできます。

 

 

 

義援金をおくるなど

 

大きな行動を起こせなくても

 


 『忘れていないですよ』

 

  

これからも

 

このメッセージを心に想い

 

あなたなりの方法で伝えることが

 

被災者の心を癒すことに


つながっていくのです。

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

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