はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)
 

 


GWも終盤ですが

 

いかがお過ごしですか。

 

 

 

各自の過ごし方が

 

あるでしょうから

 

もし特別な思い出がなくても

 

気にせずに自分らしくいましょう。

 

 

 

 

とはいえ

 

世間はGWの明るい話題で

 

溢れ返っていますね。

 

 

 

 

そうなってくると

 

少し影を潜めてしまうのが

 

過去の災害や事件などの

 

暗い話題ですよね。

 

 

 

 

実際に

 

能登半島地震からは

 

4か月が経過しましたが

 

今でも断水が続く地域があります。

 

 

 

 

もちろん

 

この4月では他にも

 

大きな災害や事件が


たくさんありました。

 

 

 


記憶に新しいのは

 

先日、台湾で起きた地震。

 

 

 

 

とくに

 

その避難所の様子

 

TVなどでたくさん

 

放映されていましたが

 

かなり驚かされました。

 

 

 

 

テントのような

 

パーテンションが

 

ずらっと並んでいて…

 

被災者のプライバシー

 

十分に確保されていました。

 

 

 

 

その対応は高く評価され

 

今後は日本でも取り入れて

 

避難所でのプライバシー確保に

 

取り組むべきだという意見も

 

散見されました。

 

 

 

 

 


しかし

 

その一方で避難所だからこそ

 

被災者が感じる”孤独”にも

 

目を向ける必要があります。

 

 

 

 

あまりにも

 

プライバシーの確保を

 

強調しすぎると

 

避難所での孤独を

 

見逃すリスクがあります。

 

 

 

 

たしかに

 

避難所は多くの人が

 

一斉に集まる場所です。

 

 

 

 

なので、表面的には

 

孤独を感じにくい場所だと

 

思われがちです。

 

 

 

 

しかし

 

あなたも学校や会社など

 

大きな集団にはいるものの

 

その中で”孤独”を感じたことが

 

ありませんか。

 

 

 

 

それと同じように

 

大勢がいる避難所でも

 

ひとり取り残されたような

 

孤独感を抱える人がいます。

 

 

 

 

たとえば

 

一人暮らしで

 

普段から近所付き合いも

 

希薄な高齢者もそうでしょう。

 

 

 

 

倒壊した家屋に

 

家族を残したまま

 

自分だけ命からがらに

 

避難所に来た人もそうでしょう。

 

 

 

 

しかも、避難所では

 

会社での”孤立”とは違って

 

『食料が、あの場所に届きます!』

 

などの常に緊急度も重要度も

 

高い情報が飛び交います。

 

 

 

 

独りぼっちの人は

 

その情報を聞き逃すまいと

 

張りつめた緊張感

 

維持せざるを得ない状況です。

 

 

 

 

もしかしたら

 

プライバシー確保のための

 

大きな仕切りが無ければ…

 

隣で座っている人に

 

『食料はどこって話ですか?』

 

と気軽に聞けるかも知れません。

 

 

 

 

しかし

 

プライバシー確保のための

 

パーテンションは

 

まさにそのハードルを

 

一気に高めてしまいます。

 

 

 

 

ほかにも

 

パーテンションの中で

 

ひとりで過ごしていると…

 

 

隣から聞こえてくる

 

家族同士で今後の不安を語る声も

 

話し相手のいない

 

自分の孤独をより一層

 

際立たせて悲しくなります。

 

 

 

 

たたでさえ

 

非常事態なのに

 

それにプラスされた孤独感は

 

絶望感を強めていくので

 

とても危険なものです。

 

 

 





では、今日のおさらいです。


 


今回は

 

避難所でのプライバシー確保と

 

隠れた孤独について

 

お話をさせて頂きました。

 


 

 

たしかに

 

避難所ではプライバシーを

 

確保することは重要です。

 

 

 

 

しかし

 

それと同時に誰一人として

 

孤独で苦しまないように

 

注意する必要があります。

 

 

 


慌ただしい

 

避難所のスタッフだけで

 

その配慮も難しいでしょう。

 

 

 

 

だからこそ

 

もしも

 

ひとりで過ごす被災者を

 

近くで見かけたときには

 

同じ立場である人から

 

声をかけてあげる姿勢

 

忘れないでほしいです。

 

 

 

 

被災者の集まりには

 

同年代であったり

 

同じ地域であったり

 

割と共通点があります。

 

 

 

 

同じ苦しみを持つ人と

 

時間や空間を共有できれば

 

ちょっとずつ仲間意識が芽生え

 

孤独感は和らいでいきます。

 

 

 

 

残念な話ですが

 

おそらく今後も

 

災害は起きるでしょう。

 

 

 

 

その時に活用される

 

避難所という場所で

 

プライバシー確保と同時に

 

ある人の孤独感とのジレンマに

 

意識を向けて

 

温かい支え合いの輪が

 

広がることを願っています。

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

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