はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)
 

 

 

世間はGWとのことで

 

連休となると

 

曜日が分からなくなりますね。

 

 

 

いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

今回もVoicyの

 

『絶望肯定ラジオ』の中で

 

時間的に取り上げられなかった

 

お便りをこのブログ記事で

 

1つ取り上げたいと思います。
 

 

 

さっそくですが

 

今回頂いたお便りを

 

ザックリと要約して

 

お伝えします。

 

 

 

60代の女性のAさんから

 

下記のようなお悩みです。

 

 

『母が認知症を患って施設入所中。

 

コロナ禍が明けて会う機会も増えた。

 

ただ、認知機能が低下して

 

自分自身のことすら

 

はっきり分かっていない様子。

 

「老いたら自分もこうなるのか…」

 

と思うとガッカリしてしまうし

 

生きる意味は何か考えてしまう…』
 

 

 

さて、どうでしょうか。

 

 

 

 

まず何よりも

 

色々な言い訳をせずに

 

入所中の母に会いに行っているのは

 

素敵だと感じましたね。

 

 

 

「行っても私のこと分からないし…」

 

「感染、広げてもあぶないし…」

 

とか、どんな理由をつけても

 

行かない選択肢をとれそうなのに。 

 

 


 

お便りからは

 

分からないのですが

 

認知機能の低下は

 

コロナ禍で会わないうちに

 

ガクッと進行したのでしょうか。

 

 

 

 

それとも

 

施設に入所する時から

 

それなりに低下していたのか。

 

 

 

 

もし前者で

 

コロナ禍の面会できない期間に

 

ガクッと進行していたら

 

その変化を受け入れるのも

 

なかなか大変ですよね。

 

 

 

 

実際に、コロナ禍では

 

散歩ひとつをとっても

 

入所者さんを


外に連れ出して

 

刺激を与えるのも大変だったと

 

施設スタッフさんからの話も

 

よく耳にしました。

 

 

 

 

そのうえで

 

『自分のことも

 

よく分かっていない様子で

 

どこまで生きる意味があるのか…』

 

ということですね。

 

 

 

Aさんは

 

『自分も同じ道を歩むかも…』

 

と思うからこそ

 

余計に心配になるのかなぁ。

 

 

 

 

そもそもの話ですが

 

認知機能に関係なく

 

『生きる意味とは何?』

 

という問いに

 

しっかり答えを持ってる人も

 

少ないんじゃないかな。

 

 

 

 

その意味でも

 

すぐには自分のなかに

 

生きる意味を

 

見つけられてない人も

 

たくさんいるでしょう。

 

 

 

 

ただ

 

たった1人でも

 

自分の存在を求めてくれたり

 

必要としてくれる人がいれば

 

そこに生きる意味は

 

生まれるのではないでしょうか。

 

 

 

 

”Aさんのお母さん”も

 

たとえ認知機能が低下してても

 

Aさんにとっては

 

とても大切な人なのが

 

十分に伝わってきますよ。

 

 

 

 

それは


最初に言ったように

 

色々と言い訳をせずに

 

会いに行くわけですからね。

 

 

 

 

もしかしたら

 

施設で面会のときも

 

何か会話をするわけではなく

 

ただ傍に座ってるだけとか

 

ただ一緒にお茶を飲んでるだけとか。

 

 

 

 

それでも

 

Aさんにとっては

 

大切な時間なんですよね。

 

 

 

 

その時だからこそ

 

いや、その時だけでも

 

Aさんは


心のなかで母に対して

 

色々な思いが溢れる時間に

 

なっていると思います。

 

 

 

 

「今まで、ありがとうね」

 

という感謝なのか

 

「構ってあげれなくてごめんね」

 

という謝罪なのか

 

 

それは

 

Aさんにしか分からないけど

 

母と会うことで生まれる感情があって

 

会わないと生まれない感情であって…

 

 

そう考えたら


Aさんが母を大切にしてる以上

 

その瞬間にお母さんには

 

はっきりと生きる意味

 

ありますよね。




『生きる意味』と言えば

 

やはり自分が主語になって

 

主体的で生産的な活動に

 

目が向きますが

 

 

一旦、自分のことは置いといて

 

誰かに求められたり

 

大切にされることで生まれる

 

『生きる意味』があることも

 

忘れないようにしたいですね。




ここからは

 

ちょっと話がズレるけど

 

メンタルヘルス不調になると

 

『誰の役にも立っていない』

 

『誰からも大切にされていない』

 

と思ってしまうものです。




このネガティブ思考に

 

飲み込まれずに

 

どれだけ小さいことでも

 

『自分は役に立っているんだ』

 

と思えるかがポイントですね。

 

 

 

 

調子が悪いときこそ

 

『私、あなたの役に立ってるよね?


ねっ?ねっ?』

 

ってくらいの

 

ちょっとした”図々しさ”を持って

 

自分を俯瞰してみてください。




たとえば


コンビニで買い物をするだけで

 

そのコンビニの経営ひいては

 

そこで働く人たちの人生に

 

大きく貢献しているわけで

 

あなたは大いに役に立っていますよ。




このブログを

 

読んでくれているだけで

 

井上のブログPV数の増加に

 

貢献しているわけで

 

あなたは大いに役に立っていますよ。

 

 

 

 

私の命の恩人といっても

 

過言ではない

 

シンガーソングライターの近藤夏子さんと

 

ラジオでお話をしたときに

 

『水道をひねるだけでも

 

あなたは役に立っているんだよ』

 

って言っていたのも

 

すごく印象的でした。





ちょっとお便りからは

 

話がズレてしまったけど…
 

 

もし今は自分では

 

気がついてなくても

 

やっぱり生きているだけで

 

自分には価値があって

 

だれかの役に立っているのを

 

忘れないでほしいですね。

 

 

 

 

 

 

さて、そんな感じで

 

Voicyの「絶望肯定ラジオ」では

 

リスナーさんお悩みを中心に

 

毎週日曜日 20時30分から

 

1時間の生放送を行っています。

 

 

 

 

前回はこんな感じでしたので

 

ぜひ聞いてみてください ↓

 

(アプリなら音声スピードやBGMの変更可)

 

 

 

ちなみに

 

前週のVoicyアーカイブは

 

”いいね”が61以上あれば

 

次週の生放送が

 

アーカイブに残るシステムです。

 

 

 

 

だからこそ

 

時間的な制約などで

 

生放送が間に合わない…

 

アーカイブでしか聞けない…

 

 

そんな誰かのために

 

ぜひ、あなたからの

 

”いいね”をお待ちしています。

 

(これも1つの貢献だ!)

 

 

 

あなたのいいねに

 

『ありがとう』って

 

思っている人がいますからね。

 

 

 

それに

 

まだまだお便りも

 

お待ちしています。

 

 

 

あなたの”しんどい”を

 

下記のフォームから

 

ぜひ番組までお寄せください。

 

 

 

 

 

ちなみに

 

しんどいの内容は

 

どんなものでも大丈夫です。

 

 

 

 

”しんどさ”というのは

 

主観が全てですから

 

あなたがしんどいと思えば

 

それはしんどいものです。

 

 

 

 

『こんなに大変な人がいるのに

 

自分のしんどさなんて、まだまだ…』

 

なんて誰かと比べる必要は

 

全くありません。

 

 

 

 

仕事のグチから

 

孤独、不安、希死念慮まで

 

どんなものでも構いません。

 

 

 

では、次回は

 

5月5日(日)20時30分から

 

お会いしましょう ^^

 

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!