はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)
 

 

 

今回は1冊の

 

献本してもらった本を

 

紹介させてもらいます。

 

 

 

 

それは

 

「休養の地図」という

 

最近、出版された本です。

 

 

 

 

 

 

この、ご時世は

 

”紹介”とか一言でも言えば…

 

「どうせ、お金もらってるやろ!!」

 

とかゴチャゴチャ言われるので

 

先に断っておきますが…

 

 

紹介料なんぞ貰ってませんし

 

売れても私に1円も入ってこないし

 

著者との面識もありません。

 

 

 

 

何も利害関係がないからこそ

 

フラットに自由奔放

 

言いたい放題で


させてもらいますが…

 

 

結論からいえば

 

精神科医で産業医の私として

 

素直に”いいな”と思えた

 

おすすめの1冊です。

 

 

 

 

メンタルヘルス不調で

 

休職をした経験があったり

 

心の休め方が分からない人に

 

特におすすめの1冊ですね。

 

 

 

 

本の内容としては

 

著者のいち個人の体験談が

 

ベースになっているのですが

 

それが、またいいところ。

 

 

 

 

というのも

 

私を含めた

 

”専門家”と呼ばれる人が

 

書いている書籍は

 

既に有名になっているエビデンスや

 

界隈では有名な論文を参照するため

 

良くも悪くも

 

似通った内容になります。

 

 

 

 

おそらく、あなたも

 

『あーー、この本の内容って…

 

たしか、他でも見たことある』

 

って感じた経験もあるでしょう(笑)

 

 

 

 

だからこそ

 

もしも、今までこの手の本を

 

読んだことがある人でも

 

著者の体験談だからこそ

 

目から鱗が落ちる話もあったり

 

新しい発見につながったりします。
 

 

 

 

ちなみに、この本では

 

『水を飲んだらガンがなくなった』

 

みたいな、明らかにぶっ飛んだ話は

 

一切ないので、そこはご安心を。

 




そのうえで

 

この本を紹介したいと思った

 

いちばんの理由は

 

メンタルヘルス不調における

 

かなりリアルな経過です。

 

 

 

 

もし、できるなら

 

自分の不調などは

 

誰にも知られたくないでしょう。

 

 

 

 

それを本に書くとなれば

 

ちょっと話を盛ってでも…

 

大変だった時期から

 

華々しい綺麗な右肩あがりに

 

回復していく感動の物語が

 

理想になるかと思います。

 

 

 

 

ただし

 

それは理想であって

 

どちらかと言えば…

 

 

こちら書籍では

 

メンタル不調からの回復って

 

これだけ”泥臭いんだ”ってことが

 

伝わると本だと感じました。

 

 

 

 

カメのような歩みの回復も

 

リアルだからこそ

 

読んだ人も

 

『私だけじゃないんだ…』

 

って安心につながりますね。

 

 

 

 

休職中なんだから

 

心身の不調なんだから

 

心が真っ黒になる時もあるし…

 

 

家族に罪悪感で

 

いっぱいなハズだけど

 

ケンカが増えてしまうなど…

 

 

今、しんどい人の葛藤

 

肯定してくれるような気がして

 

紹介したくなりました。
 

 

 

 

 

 

書籍の後半には

 

これらの著者の体験から

 

『復職には何が必要なのか』

 

という試行錯誤の様子が

 

キレイにまとまっています。

 

 

 

 

著者は、過去に

 

「よし、復職できる!」

 

と自信をもって臨んだのに

 

1か月で再び休職した経験も

 

あるとのことでした。

 

 

 

 

だからこそ

 

『復職した後には

 

再休職しないために

 

何が必要なのか』

 

ということも探っています。

 

 

 

 

このあたりの

 

経験に基づく

 

具体的な行動

 

たくさん紹介されており

 

とても分かりやすかったです。

 

 

 

 

とくに休職中には

 

いつでも「復職」をゴールに置かずに

 

 

今、自分がどの場所にいて

 

どこにゴールに設定すればいいかを

 

考えながら行動する方法

 

まさに本のタイトルの

 

「休養の地図」と

 

リンクする感覚でしたね。

 

 

 

 

休養の地図を意識すれば

 

同じ環境の読者も

 

無駄な”焦り”を感じないで

 

自分にあった休養の方法を

 

見つけることが出来るでしょう。

 

 

 

 

また

 

休養につながる

 

「行動」だけではなく…

 

 

休んでいることに

 

罪悪感を感じないことや

 

ストレスを軽減するような

 

「考え方」についても

 

たくさん紹介されています。

 

 

 

 

ただ、ここのパートは

 

他の専門家の書籍でも

 

”よく見る方法だなぁ”

 

って思える感想で

 

個人的には目新しさは

 

とくに感じなかったです。

 

 

 

 

ただ、それは

 

マイナスな意味ではなく…

 

 

多くの人に有効な方法が

 

著者にも効果的であって

 

改めて


その方法の良さが

 

記載されているって話です。

 

 

 

 

 

 

この書籍での

 

休養の方法におけるパートでは

 

私が「他では見ないなぁ!」と思った


大きな2つの特徴があります。

 

 

 

 

1つ目は

 

”趣味の重要性”

 

濃厚に書かれています。

 

 

 

 

30ページくらい割いて

 

ここまで重点的に

 

趣味に関して書いている本は

 

まぁ、見かけないですね。





たしかに、あなたも

 

『趣味はメンタルに大事だよー』

 

という話を聞いたことが

 

あるかと思います。

 

 

 

 

これ程まで

 

不調からの回復に

 

「趣味」について深掘って

 

色々な趣味を紹介しているのは

 

率直に素晴らしいと感じました。

 

 

 

 

ネタバレになるので

 

詳細は書きませんが

 

著者の趣味は特殊なものではなく

 

誰でも気軽にできそうな内容ばかり。

 

 

 

 

読み手としても

 

『これ、良さそうだなぁ』

 

というヒントも掴めるし

 

 

自分に合う趣味探しを

 

尊重するスタイルも

 

読者を置いてけぼりにせず

 

とても好感が持てますね。

 

 

 

 

2つ目は

 

不調からの回復のための

 

”家事の活用方法”について。

 

 

 

 

家事に関する話も

 

かなり詳しく書かれていて

 

思わず『そうそう!』って

 

うなづいて読んでました。

 

 

 

 

実際に、産業医として

 

復職ができるかの判断に

 

『どれくらい家事ができるか?』

 

というのは、いい目安になるので

 

面談でもよく聞く内容です。

 

 

 

 

生活に、無理ない範囲で

 

家事に組み込むことの

 

メンタルへの良さから…

 

 

回復のために

 

家事をどう活かすかを

 

ここまで分かりやすく書いてる本は

 

まず無いかと思います。

 

 

 

 

 

 

今日は

 

「休養の地図」という書籍を

 

紹介させてもらいました。

 

 

 

 

専門家の書く本は

 

どちらかといえば

 

”回復方法”に焦点を当てるので

 

3歩進んで2歩下がるリアル

 

伝えるスペースがありません。

 

 

 

 

しかし

この書籍には

 

”2歩下がることもあるよ”

 

”回復は劇的ではなく泥臭いよ”

 

という内容が

 

リアルに書かれています。

 

 

 

 

それこそが

 

今まさに同じように

 

辛い思い人の背中をさすりながら

 

安心感を与えてくれます。

 

 

 

 

そのうえで

 

『こんな方法で休んでみたら、どう?』

 

と具体的な提示をしながら

 

そっと声をかけてくれるような

 

優しさを感じる本です。

 

 

 

 

このような理由で

 

おすすめしますので

 

ぜひ興味がある人は

 

手にとってみてください ^^

 

 

 

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では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!