はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)
 

 

 

何かの自己紹介などで

 

精神科医であることを伝えた時

 

『心を診る科ってレアですね』

 

なんてことを言われます。

 

 

 

 

たしかに

 

言われる通りで

 

病院にある色々な科のなかで

 

『からだの科』『こころの科』

 

の大きく2つに分けたなら

 

圧倒的に『からだの科』が多いですね。

 

 

 

 

そもそも

 

『人間』を考える時に

 

なんで心と体の2つに分けて

 

考えるのでしょうかね。

 

 

 

 

体だけでは

 

自分そのものとは言えないし

 

心だけでも

 

自分そのものと言えない。


 

 

 

2つがそろって

 

はじめて「自分」

 

完成するのでしょう。

 

 

 

 

もしかしたら

 

あなたにとっては

 

『病気のとき以外には

 

心と体を分けて考えるなんて

 

1回もしたことがないよ~』

 

と思うかも知れませんね。

 

 

 

 

では

 

心=内面 体=外面

 

って考えてみると

 

どうでしょうか。

 

 

 

 

グッと身近な感じが

 

するのではないでしょうか。

 

 

 

 

たとえば

 

心(内面)と体(外面)の

 

『2つがセットで自分』

 

と言われた方が


ピンときますね。

 

 

 

 

では

 

強いていうならでいいのですが


あなたの中で

 

「自分の本質」「自分の核」「自分らしさ」

 

と言われれば

 

内面と外面のどちらに重きが

 

置かれているでしょうか。

 

 

 

 

おそらく

 

"自分らしさ"と言われれば

 

「こころ(内面)」

 

を挙げる人の方が

 

多いのではないでしょうか。

 

 

 

 

とくに最近は

 

ルッキズムの問題もあって

 

体(外面)に関しては

 

評価される対象から外れる風潮も

 

ありますよね。

 

 

 

 

それに

 

あなたも今までに1回くらいは

 

『結局、人間は中身だよね』

 

という話をしたことも

 

あるのではないでしょうか。

 

 

 

 

ほかにも

 

『”俺のこと” 分かってくれよ!』

 

と言ってるシーンでは

 

いかがでしょうか。

 

 

 

 

ほとんどのケースで

 

”俺のこと”

 

を意味しているのは

 

”自分の内面”への言及ですよね。

 

 

 

 

つまり

 

知らぬうちに人は

 

「自分の核となるもの」


「自分らしさ」

 

というものを示すとき

 

外面よりも内面に

 

意識を向けているのでしょう。

 

 

 

 

さらに

 

漫画とかで

 

誰かが死んだときの描写で

 

口から魂(内面)が抜けていくシーン

 

もよく見かけますね。

 

 

 

 

もし

 

外面として

 

”人間が倒れているだけ”

 

の場面であれば

 

まだ息はあるかも知れないし

 

もはや…

 

ただ寝てるだけかも知れません。

 

 

 

 

人が倒れている描写が

 

まったく同じであっても

 

そこから

 

魂(内面)が抜ける描写が

 

追加されるだけで

 

『あぁ…亡くなったんだな』

 

と理解出来てしまいます。

 

 

 

 

それだけ

 

魂(内面)が無くなることは

 

重大なことなんですよね。

 

 

 

 

これらのように考えると

 

やはり

 

「自分の本質」「自分の核」「自分らしさ」


とは


内面である『こころ』

 

に重きがあると言っても

 

いいのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

では、一方で

 

人間は”からだ(外面)”に対して

 

どのような扱いでしょうか。

 

 

 

 

体というのは

 

”心のただの入れ物”

 

なのでしょうか。

 

 

 

「”こころ”より軽視している」

 

なんて言われたら

 

全くそんなことはありませんよね。

 

 

 

 

多くの人が

 

外面、つまり”外見”に

 

こだわりを持っているはずです。

 

 

 

 

たとえばダイエット。

 

 

 

これは

 

生活習慣病の

 

治療目的だけではなく

 

外面を良くしようと思って

 

努力する人も多いでしょう。

 

 

 

 

さらには

 

体重という数字だけではなく

 

自分の顔などの


外面を過度に気にする

 

醜形恐怖症のような疾患に

 

至ることさえもあります。

 

 

 

 

また

 

津波などの災害が起きた時には

 

何年も大切な家族の姿が

 

見つからないままの人もいます。

 

 

 

 

現実的に考えれば

 

『もう亡くなっているかも…』

 

と、頭では思いつつも

 

その現実を受け入れられずに

 

”あいまいな喪失”


と表現される苦しみがあります。

 

 

 

 

そのような家族にとって

 

『もしも、もしも

 

どこかで亡くなっていたとしても…』

 

本人の”からだ”を必死に探すのです。

 

 

 

 

目に見えない心よりも

 

体がそこにあるという事実が

 

”本人そのもの”なのです。


 

 

 

こころとからだ…


考えれば考えるほど


関係は複雑ですね。



 

 

あなたにとって

 

『本当の自分を作る核』

 

となるものは

 

どこにありますか。

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

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