はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)
 

 

 

今回はここ最近で

 

精神科界隈(?)で

 

話題になったお話を1つ。

 

 

 

 

それは

 

ある学会の名称が

 

変更されることが

 

正式に決定しました。

 

 

 

 

その学会が

 

「GID(性同一性障害)学会」

 

であり、これからは

 

「日本GI(性別不合)学会」

 

に変更なります。





『そんなに話題になるほど

 

大きく違うものなのか?』

と思う人もいるかもですね。

 

 

 

 

そもそも

 

今まで使われていた

 

GID(性同一性障害)とは

 

Gender Identity Disorder

の頭文字の略語だったわけです。

 

 

 

 

その中でも

 

とくに”D”にあたる

 

”Disorder(障害)”

 

の表記に関しては


『さすがに時代遅れでしょう』

と言われて続けていました。


 

 

 

ちなみに

 

”性同一性障害”とは

 

最近よく聞くLGBTQの

 

T:トランスジェンダー

 

を意味しています。

 

 

 

 

では

 

性同一性障害とは

 

どのような状態を指すかは

 

何となく理解できますかね。

 

 

 

 

本当の意味は違いますが…

 

ここではあくまでも

 

分かりやすさ重視で表現すると

 

「体の性別」と「心の性別」が異なる状態

 

と説明されることが多いです。

 

 

(”本当の意味は違う”の件は

 

また別の記事で説明したいと思います)

 

 

 

 

つまるところ


「体の性」と「心の性」が異なる状態が

 

Disorder(障害)なのか?

 

という視点がずっーーーと

 

言われ続けていたのです。

 

 

 

 

世界では早い段階で

 

その指摘をされており

 

WHO(世界保健機関)では

 

2018年に公表した国際疾病分類で

 

すでに

 

『性同一性障害』という表現から

 

『性別不合』に変更します!

 

と示していました。

 

 

 

 

しかし

 

日本では今まで

 

”GID(性同一性障害)学会”

 

と名乗り続けていたため

 

『さすがに、どうなのさ?』

 

と思われ続けていた感じです。

 

 

 

 

 

 

そこでついに

 

変更されることが

 

正式に発表されたので

 

話題になったという背景です。

 

 

 

 

たしかに

 

少し対応が遅いと

 

言われるかも知れません。

 

 

 

 

しかし

世間的に今まで使われてきた

 

『性同一性障害』という診断名は

 

たとえ、大雑把であっても

 

どのようなことを指すのか

 

多くの人がイメージできるほどの

 

認知度は獲得したかと思います。

 

 

 

 

その意味では

 

良かったかもですが

 

ここまで認知されたら

 

次からは


より多くの人に

 

性別不合(トランスジェンダー)の本質を

 

理解してもらうステージ

 

入ったという感じですね。

 




言うまでもありませんが

 

世界的にも

 

診断名が性別不合に

 

変わったからと言って

 

医療分野だけが向き合っても

 

本人の生きづらさは変わりません。

 

 

 

 

社会全体としての

 

トランスジェンダーに対する

 

受け止め方が変わらないと

 

何も始まらないわけです。




今回の世界基準に合わした

 

学会名の変更は


色々なニュースでも

 

取り上げられていました。

 

 

 

 

たしかに

 

まだまだ時間が

 

かかるかも知れませんし

 

まさに、これからかも知れません。

 

 

 

 

多様な性のあり方が

 

Disorder(障害)ではないことの

 

周囲の受け入れであったり

 

 

性自認というのは

 

男女の二項対立ではなく

 

連続する性スペクトラムの表現である

 

という新しい価値観への


アップデートのきっかけに


なればいいなと思います。

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

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