はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)
 

 

 

 

産業医として

 

働く人が抱えるストレスに

 

耳を傾ける時間も多いです。

 

 

 

 

そのなかでも

 

たまに時短勤務者

 

イライラしてしまう話を

 

聞くこともあります。

 

 

 

 

よくあるケースは

 

自分は時短勤務ではないが

 

子育てなどで時短勤務者が

 

”あとはよろしくー”てな感じで

 

颯爽と帰宅していく話。

 

 

 

 

たしかに

 

時短勤務は

 

会社で与えられた権利なので

 

利用するのは全く問題ないけど…

 

 

やはり

 

残された人へ気配りがないと

 

関係に溝ができますね。

 

 

 

 

仕事を押し付けられたと

 

感じてしまった人も

 

『イッーーーー』


となりつつも

 

直接は言えないものです。

 

 

 

 

だからこそ

 

ストレスを緩和するために

 

『「時短の人よりバリバリ稼いで

 

自分の老後を豊かにしてやる!」

 

って思いながら頑張ってます』

 

と教えてくれる人もいました。

 

 

 

 

認知をかえることで

 

少しでも今のストレスを

 

減らしていくのは

 

とても素晴らしい方法ですよね。

 

 

 

 

 

 

しかし

 

こんなことを言っては

 

気を悪くするかもですが…

 

 

 

将来、お金があれば

 

老後は安泰で豊かに

 

なっていくのでしょうか。

 

 

 

 

感覚的には

 

何となくそんな気もしますが

 

現実的な話として

 

 

お金がいくらあっても

 

「働く人がいない問題」

 

に我々は直面していくでしょう。

 

 



というか…


既に色々な分野で

 

人手不足の問題

 

話題になっていますよね。

 

 

 

 

身近なところだと

 

トラックドライバーの不足は

 

毎日のようにニュースで

 

見たり聞いたりします。

 

 

 

 

今は

 

ネットで注文すれば

 

翌日に商品が届きますが…

 

 

今後は

 

それが3、4日後に

 

届くなんてことはザラに

 

起こってくるでしょう。

 

 

 

 

もう少ししたら

 

コンビニも22時閉店とかも

 

十分にありえるでしょうね。

 

 

 

 

おそらく

 

あなたも


何かしらの不便を解消するために

 

お金をより多く払う場面は

 

経験してきたと思います。

 

 

 

 

たとえば

 

費用面から考えると

 

大阪から東京に行くのも

 

夜行バスなどが候補に挙がります。

 

 

 

 

しかし

 

安全面や時間面、体力面などの問題を

 

少しでも軽減するために…

 

 

お金をより多めに払うことで

 

新幹線や飛行機などを

 

選ぶことはありますよね。

 

 

 

 

このように

 

私たちはお金を払うことで

 

自分のなかにある不便なことを

 

解決してきました。

 

 

 

 

しかし

 

言うまでもなく

 

どれだけお金を払っても

 

”働いてくれる人”がいないと

 

目の前の問題は解決されません。

 

 

 

 

2023年に

 

日本国内で生まれた

 

子供の数(出生数)は

 

まだ推計ですが73万人ほどです。

 

 

 

 

これは

 

80万人を下回って大騒ぎになった

 

2022年の出生数の77万人より

 

さらに少なくなる

 

予想だということです。

 

 

 

まさに少子化。

 

 

 

 

『自分のことで精一杯だし

 

これから日本の人口が減ろうが

 

知ったこっちゃない!!』

 

と思いたい気持ちも

 

よく分かります。

 

 

 

 

しかし

 

結局この少子化による

 

大打撃を受けるのは

 

まさに我々の老後ですね。

 

 

 

 

つまり

 

働いてくれる人がいない問題が

 

今以上に深刻化するわけです。

 

 

 

 

国は

 

『老後に2000万円以上いるよー』とか

 

『老後のためにNISAを使ってよー』

 

などのお金に関する

 

注意喚起は良くしてくれます。

 

 

 

 

しかし

 

いくらお金があっても

 

働いてくれる人がいないと

 

やっぱり老後を

 

便利に豊かに過ごすハードルは

 

グッと上がるわけです。





とくに老後で

 

リアルに直面するのは

 

介護をしてもらう問題です。

 

 

 

 

この分野の人手不足は

 

まさに我々の


老後の日常生活に直結して


かなりダメージを

 

受けてしまうでしょうね。




あなたの想像でいいのですが

 

自分に介護が必要な年齢は

 

だいたい何年後くらいですか?

 

 

 

 

このブログを

 

読んでくれてる人の層なら

 

多くの人の答えが

 

”あと20~40年後の間に…”

 

あるのではないでしょうか。

 

 

 

 

まさにこれって

 

ここ最近、生まれた0歳児が

 

20~40歳になっている年齢で

 

まさに働き盛りの年齢ですね。

 

 

 

 

で、それらの人数が

 

かなり少ないってことです。。。

 

 

 

 

 

 

そういえば

 

最近、驚いたことに

 

不定期だったとしても

 

家事代行を利用している人って

 

結構の数がいるんですね。

 

 

 

 

たとえば

 

共働きでなかなか

 

家事が進まなくて…という人や

 

一人暮らしで家事が苦手で

 

仕事も忙しいから…という人まで

 

 

かなり

 

浸透していることに

 

ビックリしました。

 


 

 

すこし昔まで遡ってみたり

 

地方に目を向けてみると…

 

家事代行のように

 

お金を介することなく

 

地域住民が力を合わして

 

各々の生活を支え合って

 

過ごしてきました。

 

 

 

 

しかし

 

地方がどんどん過疎化したり

 

共働きや核家族化していたり

 

それらの生活スタイルの継続は難しく

 

 

現代社会においては

 

お金を払うことで

 

目の前にある不便や悩みを

 

少しでも解消してもらう手段が

 

当たり前になりつつあります。

 

 

 

 

このような経験を

 

積み重ねれば重ねるだけ

 


結局のところ

 

お金さえあれば…

 

お金さえ出せば…

 

不便は解消できると

 

思い込みやすくなります。
 

 

 

 

しかし

 

本質的には

 

お金そのものが

 

問題を解決しているのではなく

 

その先にいてくれる

 

人間が解決していることを

 

見落としてはいけないですね。





もちろん

 

その人手不足を見越して

 

ITやAIなどの発展への期待は

 

ありますが…

 

 

個人的には

 

今の人間の温かさを超えるほど

 

ロボットが介護してくれるのは

 

まだ想像できてはいません。

 

 


 

もし

 

あなたが会社で

 

時短の人の分まで仕事を

 

押し付けられていれば

 

『時短の人め…むむむ…』

 

と歯がゆい想いをするのも

 

よく分かります。

 

 

 

 

しかし

 

『未来の働き手の育成あざーーすっ!』

 

って視点を持ってみると

 

少しは気分がまぎれませんか。

 

 

 

 

どのみち

 

今の少子化を止めるには

 

国の偉い人たちに

 

もっと頑張ってもらいたいというのは

 

みんなが共通する想いですね。

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

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