はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

『自分のアイデンティティ』

 

って何だろうって

 

考えたことはありませんか。

 

 

 

 

そもそも

 

アイデンティティとは

 

『自分は自分なんだ!

 

他人とか関係ねぇ!』

 

って認識できるものです。

 

 

 

 

もっと分かりやすくいえば

 

”自分らしさ”

 

という表現がぴったりでしょうか。

 

 

 

 

ただ

 

”自分らしさ”というのは

 

何か芯のある1つが

 

ズドーンとあるわけではなく

 

人間としての

 

色々な側面があるのです。

 

 

 

 

しかし

 

このアイデンティティの

 

数ある側面を形づくるのは

 

『自分が、自分をどんな存在と認識しているか』

 

『周りが、自分をどんな存在と認識しているか』

 

という2つなのです。

 

 

 

 

もちろん

 

2つとも重要なのですが

 

とくに重要でありながら

 

厄介でもあるのが後者です。

 

 

 

 

『周りが、自分をどんな存在と認識しているか』

 

と、自分が考えているときは

 

『どんな存在と認識してもらいたいか』

 

という気持ちが、かなり影響します。

 

 

 

 

たとえばですが

 

自分という人間を、周りからは

 

「優しく、かっこよくて、頭がよくて

 

落ち着いていて、品があって、センスがあって

 

清潔感があって、運動神経もいい人」

 

と思われたいとか


誰でもあるじゃないですか。

 

 

 

 

まぁ、これは

 

極端に欲張りすぎな気もしますが…

 


わたしたち人間は

 

実際に、『どんな人と見られたいか』

 

という願望によって、相手に対して

 

自分の印象操作をするのです。

 

 

 

 

”印象操作”と聞くと

 

どこか悪いことのように思えますが

 

『見られたい自分を演じる』

 

『見られたい自分に向け努力する』

 

というようなことなので

 

一種の”自分磨き”のような意味なので

 

決して悪い話ではありません。

 

 

 

 

これの重要な意味として

 

印象操作することで

 

自分の居場所を確保にも

 

繋がっていくのです。

 

 

 

 

たとえば

 

『相手に優しい人だ』

 

と思ってもらえるからこそ

 

その空間や居場所から

 

排除されるリスクを下げて

 

自分の居場所を獲得できる具合です。

 

 

 

 

しかし

 

実際のところ

 

「優しい人だと思われたい」

 

と心から願っていても

 

 

”本当は自分はそうでもない…”

 

と優しくない側面があることに

 

自分で気がついていると

 

矛盾した自分自身を受け入れることに

 

葛藤が生まれてくることがあります。

 

 

 

 

その葛藤を抱えながらも

 

自分の居場所を失わないために

 

集団生活で生きていく上では

 

とても重要になってきます。

 

 

 

だからこそ

 

その葛藤に


心が折れないように

 

しないといけないのです。

 

 

 

 

 

 

居場所を確保するには

 

いくら葛藤があっても

 

誰かに『○○な人だと思われたい』

 

という願いが届くように

 

印象操作を頑張ることも必要だと

 

先程は説明をしました。

 

 

 

 

しかし

 

大前提として

 

『〇〇な人だと思われたい』

 

という願いが届くには

 

”いま、自分はここにいますよ”

 

と、他人に気がついてもらわないと

 

スタートをきれません。

 

 

 

 

自分という人間の

 

存在を証明すること

 

必須になるのです。

 

 

 

 

時代の流れるスピードがはやくて

 

将来がどうなるかも不明確で

 

分からないことだらけの現代社会だと…

 

 

余計に自分から


存在を証明がないと

 

どんどんスルーされてしまいます。

 

 

 

 

だから

 

みんな必死。

 

 

 

それは

 

普段から偉そうなことを言ってる

 

私だって、それは全く同じ。

 

 

 

 

では

 

あなたなら他人に向けて


どうやって

 

『ここにいるよ』って

 

自分の存在をアピールしますか。

 

 

 

 

イメージしやすいのは

 

アピールできるような

 

何かをDoしていたり

 

何かをHaveしていることでしょう。

 

 

 

 

たとえば

 

「●●商事で勤務するAです」

 

「英検1級を持ってるBです」

 

「箱根駅伝を走ったことのあるCです」

 

「フォロワー100万人のDです」

 

「東大卒のEです」

 

みたいな感じでしょうか。

 

 

 

 

たしかに

 

これらは


”アピール”には

 

なるのでしょうが

 

残念ながら安心はできません。

 

 

 

 

なぜなら

 

東大卒であっても

 

ちょっと探してみたら

 

同年代でハーバード大卒もいたり

 

高卒から起業して

 

大成功している人もいるわけです。

 

 

 

 

こうなってくると

 

自分のアピールポイントの

 

”東大卒”がどんどん霞みます。

 

 

 

 

このように

 

何か外に向けて

 

アピールできるものを探したり

 

身につけねばと思えば思うほど…

 

 

それが手元にないことを

 

意識させられてしまって

 

『自分には価値がないのではないか』

 

と、どんどん不安になってきます。

 

 

 

 

たしかに

 

誰にも承認されないと

 

自分の存在の証明もできず

 

自分の居場所も確保できず

 

不安になるのは当然のことです。

 

 

 

 

しかし

 

人からの承認や評価を貰うことが

 

まさに自分の価値だと信じると

 

この不安の沼からは

 

抜け出せなくなります。

 

 

 

 

 

 

他人にむけて

 

印象操作をできるような

 

自己のアピールポイントのHaveやDoは

 

諸刃の剣であることは

 

分かってもらえたと思います。

 

 

 

 

では

 

そもそも

 

そのようなアピールがないと

 

あなたには価値がないのでしょうか。

 

 

 

そうではありません。

 

 

 

 

そこで、思い出して欲しいのは

 

アイデンティティの形成に

 

影響を与えるもう1つのもの。

 

 

 

 

それは

 

『自分が、自分をどんな存在と認識しているか』

 

でしたね。

 

 

 

 

今までの話は

 

『周りが、自分をどんな存在と認識しているか』

 

という視点で話をしてきましたが

 

自分の願望とおりに

 

印象操作するのは


かなり難しいわけです。

 

 

 

 

では

 

自分の価値を

 

『自分が、自分をどんな存在と認識しているか』

 

という側面から考えてみましょう。

 

 

 


ただ

 

『あなたは自分を


どんな存在と認識していますか?』

 

と聞かれても

 

スグに『こんな人だと思います!』

 

って答えられないでしょう。

 

 

 

 

それは最初に述べたように

 

人間は多くの側面があるからこそ

 

仕方ないことです。

 

 

 

 

だからこそ

 

『どんな存在でもいい』

 

と思える力が重要なのです。

 

 


 

つまり

 

譲れないことに関しては

 

『人とは違っていること』

 

もそのまま受け入れる力です。

 

 

 

 

ここは譲れないということは

 

別に無理をして

 

周りに合わせる必要もなく

 

同調圧力にも屈する必要もなく

 

そんな尖ってる自分を受け入れて

 

そんな自分を大好きになること。

 

 

 

 

不思議なもので

 

尖っているということは

 

『自分と他人は違う!』

 

という意味ですよね。

 

 

 

まさに

 

これこそが

 

アイデンティティ。

 

 

 

 

同調圧力というのは

 

その場に存在する大多数の

 

平均的な意見とも言えます。

 

 

 

 

そこに


無理までして


合わさないという”自分らしさ”を


持っている人は

 

周りから評価されて

 

そこに価値が生まれ

 

まさに存在の証明になるのです。

 

 

 

 

とんでもなく

 

恵まれた社会的な強者は


他者にアピールできる武器で

 

存在の証明ができるかもしれません。

 

 

 

 

しかし

 

どんな人であっても

 

譲れないことに関しては

 

『人とは違っていること』

 

でもそのまま良しと受け入れる力こそが

 

アイデンティティの本質になるのです。

 

 

 

 

ぜひ、この機会に

 

あなたの譲れないものは何か

 

考えてみてくださいね ^^

 

 

(今回は長めの記事になったけど

 

最後まで読んでくれてありがとう!)

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

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