はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)




産業医の活動のなかでは

 

大小の規模は問わずして

 

会社の従業員の前で

 

講演や講話などの話をする機会は

 

自然と多くなります。

 

 

 

 

その時に

 

参加者が


話を聞いているだけでは

 

ただ眠くなることも

 

いっぱいあると思うので…

 

 

可能な状況であれば

 

参加者を当てたり

 

発言してもらうように

 

促すことがあります。

 




講演中に

 

だれを指名するかなんて

 

正直、とくに深い考えはなく

 

パッとその瞬間に目があった人…

 

よく話を聞いてそうな人…

 

 

その場のインスピレーションで

 

何となく決めています。




しかし

 

ここ近年は少し驚くことに

講演が終わったあとから

 

その指名した人から

 

『なぜ私のことを当てたんですか?』

 

と聞かれることがあります。

 

 

 

 

勘違いのないように

 

先に言っておきますが

 

これは

 

怒っている訳ではなく

 

”単純な疑問”として

 

質問をして来られるのです。

 

 

 

 

私としては

 

『とくに深い意味もないけど…』

 

という返答になるのですが

 

 

”そもそも、なぜ気になるのか?”

 

が私とては気になるので

 

確認するのです。

 

 

 

 

そうすると

 

ほとんどの場合で

 

『何か目立っていたのかな

 

と思ってしまって…』

 

というような回答が返ってきます。

 

 

 

 

最初の頃は

 

この答えの意味が

 

よく分からなかったのですが

 

最近は分かってきました。

 

 

 

 

 

 

結論からいえば

 

『自分に何か低評価になるものが

 

あったのではないかという不安』

 

からくる質問なのです。

 

 

 

 

よくよく話を聞くと

講演中に指名されたのは

 

・何か目立っていたのでは…

 

・自分に変な所があったのでは…

 

ということを

 

過剰に気にされています。

 

 

 

 

”デジタルネイティブ世代”

 

とも言われる20,30代は

 

簡単にネットやSNSなどで

 

すぐに情報を得られる人です。

 

 

 

 

それゆえに

 

自分自身がどう振る舞えば

 

相手から高評価が得られるのか

 

という知識を


たくさん持っています。

 

 

 

 

しかし

 

その反面として

 

低評価になることへの

 

不安や恐怖なども

 

非常に高まっています。

 

 

 


たしかに

 

だれでも他者から

 

高評価をもらうのは

 

気持ちがいいし、嬉しいことだし

 

そうありたいと願う

 

他者承認欲求はありますよね。

 

 

 

 

しかし

 

それだけではなくて

 

『どんな自分でも

 

かけがえのない価値がある』

 

という自己承認を


大切にすることも

 

必要なはずなんです。







会社のなかで

 

周りからの評価が

 

気になるのは当然だと思います。

 

 

 

 

ただ


そればかりだと窮屈で


しんどい空間でしょう。




 

少しでも上司からの

 

評価や顔色ばかりを気にせずに

 

職場という環境に


安心を感じて過ごせる居場所に

 

するのも上司の役割でしょう。

 

 

 

 

たとえば

 

部下が挨拶をしたら返すとか

 

部下が質問したら答えるとか

 

の人として当たり前の積み重ねが

 

部下の居心地の良さを


醸成してくのでしょう。

 

 

 

 

さらには

 

社会人として


当然のように言われる報連相

 

上司から部下にも


しっかり行っているかを

 

ぜひ見直して欲しいですね。

 

 

 

 

報連相といえば

 

部下から上司に行うイメージが

 

あるかと思います。

 

 

 

 

しかし

 

部下からすれば

 

自分の知らないところで

 

業務やスケジュールが


勝手に決まっていたり…


 

『上司からまったく報連相がない』

 

というケースも


よく耳にします。

 

 

 

 

このような環境では

 

いつも『これで大丈夫かな…』

 

と不安になって


評価や顔色ばかりが

 

気になってしまうことでしょう。

 

 

 

 

そのような従業員の

 

メンタルヘルスの安定は困難で

 

会社として出来ることが

 

とても身近にあることを

 

気がついて欲しいですね。

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

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