はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

精神科という場所は

 

治療者の想像を絶する体験で

 

心にとても深い傷を抱えいる人の

 

お話を聞くことも珍しくありません。

 

 

 

 

たとえば

 

ハラスメントや虐待や

 

DV、性暴力など話は

 

典型例と言っていいでしょう。

 

 

 

 

あまりにも残酷すぎて

 

高い緊張感によって

 

こちらが

 

やや冷静さを欠いてしまって

 

呼吸が乱れそうになることもあります。

 

 

 

 

少し前の話ですが

 

韓国の有名DJが来日されて

 

日本で性被害を受けた問題が

 

あったことを覚えていますか。

 

 

 

 

最終的に

 

法的にはどうなったかは

 

知らないのですが…

 

 

このような事件が起きた時

 

必ずと言って出てくる論点が

 

『そんな服装をしているからだろ』

 

という話ですね。

 

 

 

 

実際の被害者を

 

目の前にしたことが無いからこそ

 

そんなことが言えるのでしょう。

 

 

 

 

明らかな

 

セカンドレイプであり

 

それに苦しむ被害者も

 

またたくさんいます。

 

 

 

 

そこで今回は

 

性被害と服装について

 

お話をさせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

先ほどのように

 

『そんな服装をしているからだろ』

 

というような発言をする人も…

 

 

どんな服装であっても

 

性的な危害を加えることが

 

重大な犯罪であることは

 

さすがに認識しているはずです。

 

 

 

 

しかし

 

服装によって

 

『男性を性的に誘惑する服装を

 

着ている側にも非がある』

 

という主張だと思われます。

 

 

 

 

つまり

 

加害者と被害者の責任比率は

 

明らかに100:0なのですが

 

そこに異論を唱えたいのでしょう。

 

 

 

 

言うまでもないことですが

 

服装というものが

 

セクハラや性暴力の

 

言い訳にはなりません。

 

 

 

 

実際に

 

病院などでは

 

看護師さん等のスタッフが

 

胸やお尻を触れるなどの

 

痴漢行為に合うことは

 

珍しい話ではありません。





今では

 

患者さんからの

 

そのような行為にも

 

声を上げてもいい風潮には

 

なってきましたが…

 

 

それでも

 

明るみになっている件数は

 

まだまだ氷山の一角でしょう。





そのような

 

事件が起きた時は

 

病院側から

 

加害者への事情聴取をして

 

厳しい指導をしますが

 

『ナース服に興奮して…』

と訴える人もいるわけです。




はっきり言って

 

『何をしに病院に来てるの?』

 

って感じですが

 

残念ながら

 

このような人はいます。




たしかに
 

ナース服のように

 

仕事着やユニフォームであれば

 

『とんでもない患者だな…』

 

と被害者を責める人は

 

ほとんどいません。

 

 

 

 

しかし

 

これが自分で選べる

 

私服となれば

 

一気に自己責任論まで

 

話が発展しやすく

 

そのような考えが

 

まだまだ蔓延していますね。

 

 

 

 

実際に

 

被害者ですらも

 

『あの時に、自分が

 

あんな格好をしていたから…』

 

と自分を責める人までいます。





しかし

 

大原則として

 

制服だろうが私服だろうが

服装は他者を性的興奮させる

 

目的で着用していません。

 

 

 

 

服装というのは

 

他人のために着てるのはなく

 

かわいく見えるとか

 

美しくみえるなどの外見を楽しむ

 

自分のために着ているのです。

 

 

 

 

言うまでもなく

 

露出が多いなどの

 

特定の服装が性的同意

 

意味するものではありません。

 

 

 

 

 

 

今回は

 

性被害と服装について

 

お話をさせて頂きました。

 

 

 

このような話のとき


『寝た子を起こす側も悪い』

 

という話が出てきます。

 

 

 

 

そもそも

 

服は相手のためではなく

 

自分のために着ているのであって

 

当然、性的同意ではありません。

 

 

 

 

そして

 

この思考の背景には

 

『男性が性的興奮をしないように

 

女性は配慮した服装を

 

しなければいけない』

 

という思考があるわけです。

 

 

 

 

さすがにこれは

 

時代錯誤の女性蔑視だと

 

言われても仕方ないでしょう。


 


たしかに

 

誰もがひとりひとり

 

過去の経験や教育、知識から

 

各々の倫理観やモラル、価値観を

 

身につけています。

 

 

 

 

しかし

 

それが絶対のルールではなく

 

時には

 

他者の視点を通して

 

自分自身の価値観を問い直いす機会も

 

重要なのではないでしょうか。
 

 

 

 

その延長線こそが

 

セカンドレイプを

 

減らすことにも繋がり

 

被害者が負ってしまった

 

深い心の傷を癒すのに

 

必須なものだと考えています。

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

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