はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

  

精神科医をしていると

 

やはり自殺からは

 

目を背けることができません。

 

 

 

 

職業病のような


ところもありますが

 

ニュースの有名人の自殺報道には

 

人いちばい胸がザワザワしますね。

 


 

 

もしかしたら

 

『精神科医なら


慣れているのでは?』

 

と思われるかも知れません。

 

 

 

 

ただ、やはり

 

昔の患者さんのことだったり


それなりに色々と


脳裏に浮かんできて

 

苦しくなるものです。

 

 


 

そこで今回は

 

メディアにおける

 

自殺報道についての

 

お話をしようと思います。

 

 

 

 

今までも

 

そして、おそらくこれからも

 

有名人が自殺に至った時には

 

TVやネット等で速報として

 

報道されていくことでしょう。

 

 

 

 

もちろん

 

その報道自体が


NGではありません。

 


 

 

しかし

 

あなたもご存じのように

 

この報道の仕方1つで

 

後追い自殺が増えることが

 

すでに分かっています。

 


 

 

過去には

 

有名な男性タレントさんの

 

自殺報道がされた後に

 

同じような年代の男性の自殺が

 

如実に増えました。

 

 

 

 

これは


報道を見聞きしたことで

 

亡くなった有名人と


自分自身を重ねてしまう人が

 

多かったことを示しています。

 

 

 

 

だからこそ

 

メディアには


自殺報道ガイドラインがあり

 

それは遵守するのが必須です。

 

 

 

 

これは


テレビや新聞だけではなく


個人のSNSなどでも同じです。

 




個人が


簡単にメディアを持てる時代に

 

発信の仕方によっては

 

人の命を左右しかねない程の

 

大きな責任を持っていることを

 

改めて認識することが必要でしょう。

 







そのうえで近年は


大手メディアをはじめとして

 

世間的にガイドラインを

 

守る意識の高まりは

 

感じつつあります。




もちろん

 

100点ではないけれど

変わっていく過程を

 

感じられるのは幸いでしょう。

 




しかし

 

だからこそ

 

不特定の大多数に


向けた発信姿勢ではなく

 

今まさに『死にたい』と


思っている人などに向けての


報道姿勢も取り入れて欲しいですね。





もちろん


過去にとても大変な


辛い思いをした人が

 

今は元気になって生活できている

 

奇跡の復活劇のような話も

 

参考にはなります。

 

 

 

 

しかし

 

辛い気持ちや死にたい気持ちを

 

0にすることが正義になりすぎると

 

今の自分とそこまでの距離が


あまりにも遠く感じてしまって


諦めや絶望に繫がってしまいます。

 

 



自殺報道には


出来ごとの話だけではなく


今まさに辛い思いをしている人が


助け求められる支援団体などを


一緒に表示するようにはなっています。





それだけではなく


『今も死にたい気持ちを

 

どこかに持ちながらも

 

何とかやっているよ』

 

という生き方をしている人の声も

 

自殺報道のなかに

 

一緒に目に入るような工夫が


増えていくことを

 

個人的には希望しています。

 

 






では、今日のおさらいです。

 

 

今回は

 

メディアにおける


自殺報道について

 

お話をさせて頂きました。

 

 

 


自殺の話となれば

 

ほとんどのケースで

 

その原因を考えるときは

 

”個人的な背景”を

 

探っていきやすいです。




しかし

 

あなたも知ってるように

 

日本は先進国でも

 

非常に自殺率が高い国です。

 

 

 

 

自殺が起きてしまった時

 

なぜ、そのような行動を


とらざるをえなかったのかと

 

個人から社会に


視野を広げてることで

 

もっと取り組めることも

 

多くなるのでしょうか。

 

 

 

 

だれでも


『自殺対策』と言葉にすると

 

とても大がかりで壮大なものを

 

連想してしまうでしょう。

 

 

 

 

メンタルヘルスへの


ハードルを下げたり…

 


窮屈でなく参入離脱も自由な

 

コミュニティの多様化だったり…

 


助けを気兼ねなく

 

口にできる文化や環境作りだったり…


 

たしかに


手をつけなればいけないことが


山程あるでしょう。

 

 

 

 

しかし

 

どんな人でも

 

ひとり1人が大切に尊重されて


支えられて生きていると

 

感じられる瞬間を増やすこと

 

立派な自殺対策の入り口です。




 

それらは

 

国の偉い方々にしか

 

できない訳ではなく

 


ちょっと時間のある時に


あなたの方から

 

あなたの身近な人に 向けて


『最近、元気にしてる?』


のように連絡をしてみることから

 

すでに対策は始まっているのです。


 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

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