はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

久しぶりの更新ですな!

 

 

 

11月は

 

過労死防止月間なので

 

とくに無理しないのも

 

大切だよねって

 

自分に言い聞かせながら

 

ボチボチやっています。

 

 

 

 

 

 

そんなこともあって

 

無理せずに

 

自分のタイミングで

 

ブログ更新をするので

 

また楽しみにしてください。

 

 

 

 

精神科医として活動していて

 

なかなか治療が上手くいかずに

 

頭を抱える疾患は

 

色々とあるのですが

 

そのなかでも摂食障害の治療は

 

経験すればするほど

 

その難しさを実感します。

 

 

 

 

心療に関する手引きや

 

ガイドラインはあるもののの…

 

なかなか教科書通りには

 

いかないのはどの疾患も同じか…。

 

 

 

 

日本摂食障害学会が

 

発表しているように

 

コロナ禍をきっかけにして

 

摂食障害の患者さんは

 

増えています。

 

 

 

 

もちろん

 

その背景には

 

色々な影響がありますが

 

まずSNSなどの影響は

 

無視できないでしょう。

 

 

 

 

そこで今回は

 

摂食障害とSNSの影響の関係について

 

お話させて頂きます。

 

 

 

 

 

SNSと言えば

 

どのようなものが

 

思いつきますか。

 

 

 

 

インスタ、X、TikTokだけじゃなく

 

最近はYouTubeも

 

SNSの一種と考えられます。

 

 

 

 

人と物理的な交流が

 

制限されていたコロナ禍では

 

どのSNSもより日常生活で

 

身近なものになりましたよね。

 

 

 

 

もちろん

 

それによって

 

”おうち時間”を楽しめた人も

 

多かったことでしょう。

 

 

 

 

楽しいだけではなく

 

SNSには

 

支援、情報、つながりなど

 

ポジティブな側面もありますね。

 

 

 

 

しかし

 

残念ながら

 

これらのSNS上には

 

理想体型や過剰な減量を

 

煽るようなコンテンツが

 

溢れているのも実情です。 

 

 

 

 

また

 

運悪くというか…

 

コロナ禍が長引くにつれて

 

『コロナ太り』という単語が

 

世に広まってしまいました。

 

 

 

 

それを

 

解消する目的で

 

極端な運動や食事制限や

 

おすすめ?の下剤やサプリを紹介する

 

コンテンツまでも増加しました。

 

 

 

 

非現実的かつ不健康な目標体重を

 

あたかも本当にように

 

流布する投稿を

 

私自身も目にしたことが

 

あるくらいです。

 

 

 

 

そもそも

 

このようなコンテンツは

 

ひと昔は一部の

 

摂食障害の患者さん同士の

 

限られたコミュニティの中だけで

 

話題として取り上げられていました。

 

 

 

 

しかし

 

今ではSNS上で

 

誰もがふとした時に

 

目にしたりするくらいに

 

広まっているのが現状です。




それよって

 

『コロナ太りを解消しよう』

 

という本来のまともな

 

健康を促進するコンテンツと

 

有害なコンテンツを

 

ユーザー自身が区別する必要が

 

より出てきました。

 

 

 

 

たとえば

 

『このサプリでー10キロ!!』

 

みたいな商品を見たときに…

 

普段の落ち着いている時なら

 

『さすがに怪しいよな…』

 

って自分でブレーキを

 

かけれると思います。

 

 

 

 

しかし

 

SNS上などで何度も何度も

 

減量することの素晴らしさなどを

 

いつものように見聞きしていたら…

 

 

あのインフルエンサーも

 

愛用しているものだよとか聞くと…

 

 

ふとした時に

 

『私って、太ってる…』と思って

 

ポチっと購入してみたり

 

無茶な食事制限もやってみようと

 

思ったりするものです。

 

 



人間の”慣れ”はこわいもので

 

怪しい商品でも

 

過剰な痩せの推奨でも

 

最初は『そんなわけない』

 

と思っていても…


接すれば接するほど

その痩せ至上主義に慣れていき

 

どんどん自分の体系に自身がもてずに

 

のめり込んでしまうのです。

 

 

 

 

もちろん

 

SNSのプラットフォーム自体も

 

この問題は認識しており

 

有害なコンテンツを減らす措置を

 

以前から取り組んでいます。

 

 

 

 

しかし

 

現状では

 

それだけでは十分とはいえず

 

すべてのユーザー自身が

 

何が有益で、何が有害なのかを

 

見分る力が必要なのは変わりません。

 

 

 

 

そのために

 

自分がそのような

 

痩せ煽るコンテンツに

 

何度も遭遇しないように

 

1回でも見かけたら

 

その都度でブロックする工夫も

 

必要になってきます。








では、今日のおさらいです。

 

 

 

今回は摂食障害と

 

SNSの影響の関係について

 

お話させて頂きました。

 




コロナ禍から増える

 

摂食障害の患者数の背景の1つに

 

SNSの影響があります。

 

 

 

 

もちろん

 

プラットフォームの企業も

 

対策には乗り出しているものの

 

ユーザー自身の注意も必要です。

 

 

 

 

そのうえで

 

大切なことは

 

やはり現実世界との

 

つながりを大切にすることです。

 

 

 

 

だれかと

 

顔を合わせて交流したり

 

たまには食事をしたり

 

地域活動に参加してみたりで

 

『みんな、そんなに体型に

 

こだわってないんだよなぁ』

 

と、周りの健全で

 

バランスのとれた視点を

 

確認することができるのです。

 

 

 

 

ときには

 

『それは痩せすぎだよ』

 

って言ってもらえる関係も

 

とても大切なのです。

 

 

 

 

このような

 

体験の連続こそが

 

SNS上で表示されまくる

 

歪んだボディイメージと

 

バランスをとる役割になるのです。

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

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