はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

最近は

 

ありがたいことに

 

色々なお仕事で

 

忙しくさせてもらっており

 

ブログの更新が遅れてごめんなさい!

 

 

 

 

マイペースながら

 

更新していくので

 

ぼちぼち楽しみにしてもらえたら

 

嬉しいです ^^

 




さて今回の記事は

 

近頃、思っていることを

 

つらつらと書いていきます。

 

 

 

 

当然でもあるのですが

 

精神科医として活動していると

 

メンタル疾患の病状によって

 

仕事を休職や退職せざるを得ない患者さんと

 

よくお話をします。

 

 

 

 

そのような方々が

 

ときどき口にするのは

 

『もう人生の負け組ですわ…』

 

というお話だったりします。




この言葉を聞いたとき

「負け組かぁ。。。」

 

といつも私の頭のなかで

 

反芻はするものの

 

返す言葉が見つからなかったり…。



そもそも

 

このような時に

 

気の利いた言葉なんか

 

必要ないのは承知ですが…

 


それでも

 

このような言葉を聞いた時

 

私としても


色々と考えてしまいますね。





そもそも

 

人間の脳というのは

 

「勝ち」とか「負け」とか

 

比較するのがとても好きです。

 

 

 

 

おそらくあなたも

 

『つい誰かと比べてしまう…』

 

という経験をしたことも

 

あるのではないでしょうか。

 

 

 

 

目の前のAさんと比較するのは

 

もはや日常茶飯事だとして…

 


もしも

 

目の前に誰もいないなら

 

いよいよ「平均値」と


戦い始めますよね。

 

 

 

 

「自分は平均よりも上か下か?」

 

なんてことばかりが

 

気になってしまうものです。

 

 

 

 

それくらい

 

人間の脳は比較するのが

 

大好きなのです。

 

 

 

 

これは動物として

 

競争する本能的な部分だから

 

ある意味で仕方ないことです。

 

 

 

 

では

 

そもそもの話として


人間として

 

誰かと比べてしまうの延長にある

 

「勝ち」とか「負け」とは

 

一体、何なのでしょうか。







このように

 

「勝ち」や「負け」と

 

表現することメリットは

 

2択にすることで

 

スッキリ分かりやすくて

 

ある意味で脳に優しいです。

 

 

 

 

人間という複雑な存在を

 

色々な側面から考えることなく

 

何か”たった1つのものさし”

 

「A君は勝ち組・B君は負け組」

 

というように決めてしまった方が

 

頭を使わないので楽なのです。

 

 

 

 

とくに

 

メンタルヘルス疾患は

 

頭が思うように働かないし

 

無意識にできるだけ

 

脳に負担がかからないようにするので

 

自分の色々な側面を考えずに

 

「もう自分は負け組です…」

 

と決めつけてしまいやすいです。

 




では、そもそも

 

どのような状態が

 

”勝ち”なのでしょうか。

 

 

 

 

一般的なイメージは

 

健康でお金持ちで


友達もたくさんいて

 

社会的にも


たくさん貢献している状態でしょうか?

 

 

 

 

もっとラフにいえば


『幸せな人が勝ちぃぃぃ!!』

 

ってイメージなのでしょうが

 

結局のところ

 

いくら健康でも

 

いくらお金持ちでも

 

いくら友達がいても

 

幸せかどうかなんて

 

他人からは判断できないですよね。

 

 

 

 

幸せというのは

 

数値化も出来ないから

 

当然ながら

 

平均値もある訳がないので

 

実は

 

そこには勝ちや負けなんて

 

ないんじゃないかな。

 

 

 

 

 

 

 

ただ

 

先ほども言ったように

 

厄介なことですが

 

人間の脳は楽をするために

 

すぐに人と比べたり

 

勝ち負けをつけたがります。

 

 

 

 

勝ち負けをつけるのは

 

無意識に心のどこかでは

 

だれかと戦っているのです。

 

 

 

 

しかし、本来は

 

できるだけ戦わなくても

 

人間は生きていけることは

 

忘れないようにしたいですね。

 

 

 

 

どちらかと言えば

 

できるだけ戦わずに

 

自分の生きやすい場所を探すこと

 

人間として大切な生存戦略に

 

なっていくのではないでしょうか。

 

 

 

 

とはいえ

 

残念ながら

 

入試や就活なんかは

 

分かりやすい例として

 

自分としては

 

譲れないことなどには

 

実際に戦う必要な時もあるでしょう。

 

 

 

 

もはや

 

自分の居心地がいい場所を

 

発見するためには

 

「ここではないな」

 

と気がつくために

 

負けることも必要な過程です。

 

 

 

 

野生の動物なら

 

弱肉強食の世界で

 

戦いに負けることは

 

命を落とすことに直結しますが…

 

 

人間の場合は

 

戦いに負けても

 

命まで奪われる可能性はほぼないので

 

割とマイルドな競争なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか

 

ダラダラと書いてきましたが

 

できるだけ勝負しないで

 

自分が生きやすい場所を見つけて

 

穏やかに生きれたらいいよねって話。

 

 

 

 

ただ

 

人間の脳は

 

比べたがりなうえに

 

実際に生きていたら

 

競争が必要な時もあります。

 

 

 

 

そのうえで

 

負けることではじめて

 

『自分が生きる場所はここではないなぁ』

 

『このようなやり方ではダメなんだなぁ』

 

という学びにつなげて

 

自分が幸せを感じて

 

生きていける場所や方法を

 

見つけていけるんですよね。

 

 

 

 

逆説的ではあるけど

 

幸せに近づくには

 

負けるプロセスが必要。

 

 

 

 

だからこそ

 

”負け方”ってのも

 

気を配りたいポイントです。

 

 

 

 

負けるなら負けるで

 

大きく傷つかないとか

 

立ち上がれなくなる前には

 

サクッとgive upを宣言して


その場を離れるとかを

 

意識しておきたいですね ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

=(大切なお知らせ )=

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