はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

今回は

 

強迫症について

 

お話ししたいと思います。

 

 

 

 

そもそも

 

以前は

 

『強迫性障害』という病名でしたが

 

いまは『強迫症』という病名が

 

使われるようになっていますね。

 

 

 

 

このように精神疾患は

 

名前がコロコロと変わるので

 

より世間にも

 

なじみにくいですね。

 

 

 

 

そしてその結果として

 

あまり世の中で認知されずに

 

疾患自体の勘違いや誤解などが

 

拡がってしまうことは

 

よくある話なのです。

 

 

 

 

この強迫症に関しても

 

まだまだ世間のイメージとは

 

違うことも多いですね。

 

 

 

 

強迫症について

 

すこし知識のある人なら

 

下記のイメージが

 

あるのではないでしょうか。

 

 

 

 

『外出しようとしたときに

 

何回も家の鍵がかかっているか

 

確認する疾患ですよね?』

 

 

とか

 

 

『汚れてると思って

 

何度も手を洗う疾患ですよね?』

 

 

 

 

このような

 

確認行為や手洗い行為の

 

度が過ぎてしまって…

 

遅刻したり睡眠不足になったり

 

日常生活に影響が出れば

 

強迫症ともいえそうですね。

 

 

 

 

このイメージが

 

正しいからこそ

 

健常な人でも

 

『あぁ、私も時と場合によったら

 

大なり小なりは同じことしてるなぁ』

 

と感じたりするものです。

 

 

 

 

ある意味で

 

ちょっと身近な話とも

 

感じるのです。

 

 

 

 

だからこそ

 

強迫症という疾患は

 

”わりと軽い精神疾患なんだな”

 

と思われている節があります。

 

 

 

 

しかし残念ながら

 

全くそんなことはありません。

 

 

 

 

そこで今回は

 

強迫症について

 

まだまだ世間的には

 

勘違いされていることについて

 

お話しさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

まず結論として

 

あまり知られてはいませんが

 

強迫症という疾患は

 

家庭を崩壊させることもある

 

強烈にインパクトのある疾患です。

 

 

 

 

世間的には

 

そのイメージが

 

まだまだないと思います。

 

 

 

 

それだけ

 

インパクトが強い理由として

 

強迫症には

 

強迫行為という症状だけではなく

 

つぎの2つの特徴があるからです。

 

 

 

 

①回避

 

②巻き込み

 

 

 

回避というのは

 

文字の通りですが

 

強迫症状がでる場面を

 

避けるようになることです。

 

 

 

 

たとえば

 

何度もカギをかけたか

 

確認するのに疲弊するので

 

極端な話ではなく…

 

その場面を避けるために

 

家から出れなく人もいます。

 

 

 

 

さらに

 

手が汚れる気がするので

 

職場などの公共のトイレを

 

使うことを避けるようになって

 

いよいよ会社に

 

行けなくなる人もいます。

 

 

 

 

さらに

 

大きなトラブルに

 

発展する理由として

 

強迫症というのは

 

人を”巻き込む”特徴があります。

 

 

 

 

とくに

 

一緒に生活をしている家族は

 

巻き込まれやすい対象です。

 

 

 

 

たとえば

 

家のなかでも

 

患者さんから家族に

 

『ここは汚れてないよね?』

 

『ここ掃除してるよね?』

 

と頻繁な確認があったりします。

 

 

 

 

 最初は『大丈夫だよ。』

 

優しく受け答えしていた家族も

 

同じことを


何度も何度も確認されると

 

イライラしてくるものです。

 

 

 

 

さらには

 

一緒に外出した時には

 

『鍵しめたか確認してきて!』

 

という代理の行為を

 

何度も何度も

 

繰り返させられることもあります。

 

 

 

 

ほかにも

 

汚れに対する恐怖があれば

 

”自分の聖域としている場所”を

 

汚されることを恐れて

 

『公共のトイレとか

 

使ってないでしょうね?!』

 

のように自分のルールを

 

家族に押し付けたりもします。

 

 

 

 

ほかにも

 

家族が外から帰ってきたあと

 

自分と同じように

 

手洗いに20分かけないと

 

激怒するような人もいます。

 

 

 

 

このように

 

巻き込まれた家族は

 

かなり疲弊してまうし

 

『いいかげんにしろ!!』

 

とケンカになることもあります。

 

 

 

 

しかし

 

家族が患者さん自身を

 

否定するようになれば

 

 

患者さんからは

 

『こっちの苦しみが理解されていない…』

 

『治療に協力してくれない…』

 

と感じてしまって

 

より深い溝ができるのです。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

今回は強迫症について

 

まだまだ世間的には

 

勘違いされていることについて

 

お話ししました。

 

 

 

 

強迫症は

 

決して


かるい精神疾患ではありません。

 

 

 

 

家庭を崩壊させてしまうような

 

インパクトのある疾患であることは

 

知っておいてほしいですね。

 

 

 

 

”かるい疾患”

 

というイメージを払拭しないと

 

疾患で苦しむ本人だけでなく

 

その家族の辛さ

 

感じとることもできません。

 

 

 

 

サポートしたり

 

寄り添ったりするのにも

 

まずは知るところから

 

はじまっていきます。

 

 

 

 

そのうえで

 

また別の記事では

 

このような苦しみを抱える家族が

 

どのように振る舞えはよいかなども

 

お話しできたらと思います ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

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