はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

今日は

 

大切な”いのち”のお話しを

 

させていただきます。

 

 

 

 

どうしても”自殺”という

 

ワードも出てくるので

 

今はそのような話題に

 

触れたくないような人は

 

このまま閉じてしまってください。

 

 

 

 

精神科医というのは

 

『自殺をしたい…』

 

という気持ちを抱える人と

 

出会うことがかなり多いです。

 

 

 

 

その人たちのなかでも

 

トリアージ的に

 

リスクの高さを判別して

 

どこにリソースやエネルギーを割くのか

 

判断していくことが求められます。

 

 

 

 

では

 

『自殺をする人には

 

なにか特徴があるのか?』

 

と疑問になるとおもいます。

 

 

 

 

たしかに

 

それなりの

 

リスク要因があることは

 

すでに指摘されていますが

 

『”これ”があるから危ない!』

 

と限定するのは難しいです。

 

 

 

 

とても複合的に

 

判断していくことになります。

 

 

 

 

たとえば

 

データひとつとってみても

 

毎年の自殺者数をみると

 

男性のほうが女性よりも

 

遥かに多いです。

 

 

 

 

ほかにも

 

以前に自殺未遂の経験がある人

 

よりリスクが高いです。

 

 

 

 

もちろん

 

うつ病や統合失調症などの

 

精神疾患のいまの状態から

 

判断していくこともあります。

 

 

 

 

そのなかには

 

”事故傾性”という

 

リスク要因があります。

 

 

 

 

あまり

 

聞き馴染みのない

 

ワードだとは思いますが

 

とても大切な要因です。

 

 

 

 

そこで今回は

 

自殺のリスク要素である

 

『事故傾性』とはなにかについて

 

お話しさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

事故傾性というのは

 

文字のとおりでもあり

 

事故に傾いていく性質です。

 

 

 

 

もっと分かりやすく言えば

 

”事故の繰り返しやすさ”

 

といえばいいでしょうか。

 

 

 

 

ここでの”事故”というのは

 

交通事故だけでなく

 

一般的なトラブルのことだと

 

考えてもらって大丈夫です。

 

 

 

 

それでは

 

なぜ事故を

 

くり返してしまうのでしょうか。

 

 

 

 

簡単にいえば

 

自分という存在を

 

大切にする思いが不足して

 

安全や健康に無頓着になるからです。

 

 

 

 

無頓着になる背景には

 

生きることへの諦めがあることに

 

注意しなければいけません。

 

 

 

 

慢性的に

 

事故傾性が高い人もいますが

 

本格的に自殺を考える人は

 

それがどんどんと高くなります。

 

 

 

 

たとえば

 

抑うつ状態がひどくなってくると

 

『自分に車が突っ込んでくれないかな…』

 

と考える人は割と多いです。

 

 

 

 

このような考えで

 

生活をしていると

 

ケガしそうでも避けなかったり

 

病気がひどくなってきても

 

病院にいかなくなってきます。

 

 

 

 

総じて

 

生きることへの執着

 

かなり薄くなってきてる状態です。

 

 

 

 

たとえば

 

歩道を歩いているときに

 

前から自転車が向かってきても

 

『ぶつかってもいいや…』

 

と思ってよけなかったり

 

 

家庭内のDVで

 

ケガをしていているのに

 

『もう別にいいや…』

 

というような人もいます。

 

 

 

 

事故傾性は

 

自己破壊の傾向とも一致して

 

『別に、自分はどうなってもいいから』

 

という”投げやりな態度”


形をかえることもあります。





その結果

 

危険を顧みない行動に

 

出たりすることが増えて

 

判明することもあります。

 

 

 

 

それは


勇敢な行動に見える一方で

 

他人とのトラブルが

 

増えることが特徴です。

 

 

 

 

今までは

 

人とのトラブルを

 

できるだけ避けていたような人が…


 

急に”歩きスマホ”や”路上喫煙”を

 

厳しく注意するような


行動にではじめるのは

 

事故傾性があがっており注意です。

 

 

 

 

このように

 

精神科の外来では

 

自殺をしたい気持ちを持つ人の

 

事故傾性について

 

注意深く評価しております。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

今回は

 

自殺のリスク要素である

 

『事故傾性』とはなにかについて

 

お話しさせていただきました。

 

 

 

 

もしかしたら

 

馴染みのない

 

単語だったかもしれません。

 

 

 

 

しかし

 

精神疾患の病状が悪いときは

 

多かれ少なかれ


ついそのような思考に

 

陥っていまうものです。

 

 

 

 

もちろん

 

あなたが

 

そのような状態になっているときは

 

ひとりで抱えこまずに

 

かなりマズい状態なんだと理解して

 

病院をはじめとして

 

いろいろな人や場所に

 

SOSを出してください。

 

 

 

 

また

 

この記事がきっかけに

 

あなたの大切な人の

 

事故傾性があがっているときに

 

すぐに気がつくことができて


声をかけてもらえると


私としてもうれしいです。

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

=(超・超・超・大切なお知らせ… (*´ω`*) )=

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