はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

HSP (Highly Sensitive Person)

 

の気質を持つ人は

 

生まれつき心が繊細で

 

ちょっとした刺激でも

 

大きく感じとります。

 

 

 

 

もちろん、それによって

 

何気ない風景に大きく感動できたり

 

ささいな変化にもすぐに気づいたりと

 

様々なプラス面に働くこともあります。

 

 

 

 

しかし、その一方で

 

他人の感情やその場の空気の変化にも

 

誰よりも気がつきやすく

 

そのぶん苦しくなることがあります。

 

 

 

 

さらに

 

共感力が高すぎるが故に

 

他者との境界線が

 

あいまいになりがちです。

 

 

 

 

そのため

 

相手との距離感を

 

自分にとって適正に取りずらく

 

苦しんでしまうことがよくあります。

 

 

 

 

そこで今回は

 

HSPさんが楽に生きるために必要な

 

他人との距離に関して

 

お話しさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

その場の雰囲気というのは

 

空間のキーパーソンの機嫌によって

 

かなり大きく左右されます。

 

 

 

 

共感力の高いHSPさんは

 

相手の機嫌の良し悪しを

 

すぐに察知することができます。

 

 

 

 

ただ、結局のところ

 

これは、無意識のうちに

 

相手の機嫌や顔色を伺っていることと

 

ほぼ同じようなことなのです。

 

 

 

 

たとえば

 

会社の上司などに対しても

 

『今日なんかとてもイライラしてる…』

 

というようなことがすぐに分かります。

 

 

 

 

毎回のように

 

その雰囲気に飲みこまれ

 

疲弊してしまう人もいれば

 

『なにか、自分が悪いことしたかも…?』

 

のように自分を責めてしまう人もいます。

 

 

 

 

ただ、本来は

 

上司の機嫌というものは

 

上司自身が何とかするもので

 

あなたが責任を負う必要はなく

 

他人の機嫌はあなたに関係ないことです。

 

 

 

 

そもそも

 

HSPさんの場合は気質の1つとして

 

ささいな刺激をキャッチしてしまうので

 

このような事をグルグルと

 

考えてしんどくなってしまいます。

 

 

 

 

そこでHSPさんは

 

自分がキャッチする刺激を

 

できるだけ抑える方法を

 

マスターして欲しいと思います。

 

 

 

 

それは

 

自分の繊細アンテナを

 

機内モードにすることです。

 

 

 

 

スマホの機内モードは

 

ご存じでしょうか。

 

 

 

まさにこれと同じです。

 

 

 

 

本体(自分)だけは動くが

 

周りからの電波(刺激)は

 

いっさい届かないという状態です。

 

 

 

 

あまりにも

 

周りのイライラなどネガティブな刺激を

 

受信してしんどくなってしまう時は…

 

そっと目を閉じて頭のなかで

 

『自分のことに集中』と

 

何度も言い聞かしてください。

 

 

 

 

これこそが

 

『自分は自分・他人は他人』

 

という適切な境界線です。

 

 

 

 

なので

 

上司がイライラしていようが

 

それは上司の問題であり

 

あなたはあなたのことに

 

集中すればいいのです。

 

 

 

 

ほかにも

 

HSPさんは困っている人がいれば

 

その痛みなどに強く共感できるので

 

その人を放っておくことができません。
 

 

 

 

今の世の中で

 

相手の辛さに共感できるのは

 

とても素晴らしいことです。

 

 

 

 

しかし

 

あまりにも共感力が強いと

 

まるで自分が

 

その苦しみを抱えているように感じ

 

当事者以上に苦しんしまうことも

 

珍しいことではありません。

 

 

 

 

なので

 

そのような距離感が

 

最適とはいえないでしょう。

 

 

 

 

本来は

 

その友達と同じように苦しむのではなく

 

『その状況におかれて、大変だね』

 

といった冷静な気遣いができることが

 

いい距離感といえるのです。

 

 

 

 

相手の悩み相談を聞くときは

 

今の状況の大変さを

 

理解してあげるのは大事ですが…

 

 

おぼれている人に対して

 

一緒におぼれてあげる必要はないことは

 

意識しておかけなればいけません。

 

 

 

 

少し遠いところから

 

冷静に『今の自分が何が出来るのか』

 

を考えるスタンスが

 

ベストな距離感なのです。



 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

今回は

 

HSPさんが楽に生きるために必要な

 

他人との距離に関して

 

お話しさせていただきました。

 

 

 

 

HSPというのは

 

生まれ持った気質なので

 

それ自体を変えるのは難しいです。

 

 

 

 

その気質があるうえで

 

自分がしんどくなりすぎないように

 

どのような距離を保っていくかが

 

大切な考え方になります。

 

 

 

 

とくに共感力の強さが

 

マイナスに働いているときは

 

十分に注意してください。

 

 

 

 

時には

 

自分を機内モードにしたり

 

相手の今の状況の

 

大変さには気遣いしても

 

一緒におぼれない意識をすること

 

普段から心がけていきましょう。

 

 

 

 

近づきすぎず、遠くなりすぎず

 

あくまでも冷静に

 

『今の自分が何が出来るのか』

 

というスタンスで

 

ベストな距離感を探っていきましょう。

 

 

 

 

そのような試行錯誤のなかで

 

自分にとって適切な距離を

 

みつけていってください ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

=(超・超・超・大切なお知らせ… (*´ω`*) )=

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