はい、どーも!井上です!
関西を中心に精神医かつ産業医しています!
ラフな人生をめざしていきましょう(^^)
前回の記事では
マルチ商法や悪徳宗教が
どのように接点をもってくるかを
お話しさせていただきました。⇓
精神疾患を抱える人は
生きずらさを抱えていたり
ちょっとしたことにも不安になったり
緊張したりする場面が多々あります。
そのような
心の隙間を狙って
優しい健全な集まりのフリをして
近づいてくるので
十分に注意する必要がありますね。
しかし
もしも接点を持ってしまっても
早い段階で
その団体が悪徳であると気づき
あなたから離れていけば大丈夫です。
そこで今回は
マルチ商法や悪徳宗教に
引っかからないために
大事な3つのことについて
お話しさせていただきます。
さっそく
その3つを挙げていきます。
『3つ揃ったらあぶない!』
という訳ではなく
これが1つでも存在する集まりなら
”これヤバいかもセンサー”
をビンビンに立てておきましょう。
①頻回にお金を払う
たしかに
セミナー代や入会費などは
善良な集まりでも
必要になることも多いです。
なので
お金を払うこと自体が
決して悪いとは言いません。
ただし
少額(払えそうな額)を
頻回に払わせるケースには
十分に注意してください。
たとえば
・入会費とは別で登録料500円
・このセミナーにでる時は1000円
・あの活動に参加する時は2000円
のようなケースです。
似たようなセミナーが
いくつも準備されているのも
特徴であったりします。
これは
何度も何度もお金を払うことで
『団体にお金を払うことへの抵抗』
を徐々に減らしていく効果があります。
さらに
額がそこまで大きくない段階でも
払っている回数が多ければ多いほど
『今まで、”何度も”お金を払っているし
ここで抜けるのも持ったいないなぁ…』
のように感じて、その集団から
抜け出しにくくなります。
②話に嘘が混じっている
まずお金に関するウソもあります。
たとえば
『今回のセミナーは無料です』
と聞いていたのに
会場につけばテキスト代で500円を
払わされるケースがあります。
①でお話ししたように
払えなくない少額がミソなのですが
ちょこちょこ頻回に
お金を出させようとしてくるのです。
さらに
世界の環境問題や貧困問題を考える
慈善団体の集まりだと聞いていたのに…
セミナーが始まってみると
それらと全く関係ない話ばかりだったりします。
『世界を変えたい』という視点から
自分たちの信念ばかりを
共有しようとしたりします。
冷静に周りの参加者をみると
仕事などの日常生活よりも
その信念を守ることに力を入れて
日常生活が破綻してる人がいたりします。
③ここだけの秘密にする
この活動に参加していることを
他人に言わないように強制されます。
あきらかに社会的に意義があったり
多くの人のためになる活動なら
どんどん他者に共有すればいいのに
それを禁じる時点で明らかに矛盾しています。
これは
周りの人に相談することで
『そんな集団と関わるのはやめなさい!』
と、止められて
団体から抜けられるのを
阻止するために行われています。
周りが止めることを想定して
『どうせ凡人には理解できないから
何を言われても耳を傾けたらダメだよ』
のように
先手を打っていることもよくあります。
『周りに言ってはいけない』
というのは、自分たちだけが
今の悩みや生きづらさを解決できる
ミラクルな方法を知っているという
”選ばれし者”という気持ちにもさせるので
十分に注意しておきましょう。
もし、あなたに近づく集団に
この①~③のなかの1つでも
当てはまることがあれば
十分に注意してください。
『思っていたのとは違いました。』
とストレートに告げて
これ以上の関わりを持たないにしましょう。
では、今日のおさらいです。
今回は
マルチ商法や悪徳宗教に
引っかからないために大事な3つのことを
お話しさせていただきました。
それは次のようなことでしたね。
①頻回にお金を払う
②話に嘘が混じっている
③ここだけの秘密にする
これらのことがあれば
すぐに抜け出してください。
新しい環境になった人だったり
生きづらさを抱える人は
ターゲットにされやすので
十分に注意してください。
誰かが助けてくれるのではありません。
自分で自分を守るしかないのです。
そのためには
このような知識もぜひ持ち合わせて
”これヤバいかもセンサー”
をしっかり働かせておいてくださいね。
では、今日はこのへんで!
See You Next Time Bye-Bye!!
=(超・超・超・大切なお知らせ… (*´ω`*) )=
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