はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

3月の中旬になってくると

 

会社の人事異動の時期ですね。

 

 

 

 

この3連休の前に

 

辞令が発令される会社も

 

あるのではないでしょうか。

 

 

 

 

もちろん

 

自分自身が異動の対象に

 

なることもあるでしょう。

 

 

 

 

一方で

 

自分ではなく上司などが

 

異動の対象になることもあります。

 

 

 

 

それが社会的にみても

 

昇進と言えるような異動であれば

 

『うわ~!いいですね!』のような

 

ポジティブで前向きな声かけができます。

 

 

 

 

しかし

 

世の中は残酷なもので

 

左遷とは言わないまでも…

 

本人が望んでいないような

 

人事異動が起こることもありえます。

 

 

 

 

もちろん"昇進"だとしても

 

大好きな家族のもとを去り

 

単身赴任が必要になる異動も

 

望まぬ異動にあてはまるでしょう。

 

 

 

 

そのような時には

 

部下のあなたとしては

 

どのような声掛けをしますか。

 

 

 

 

悪気なく発したあなたの一言が

 

相手を傷つけてしまうことも

 

起こりえてしまいます。

 

 

 

 

かなり気を使う場面なので

 

あえて何も言わない選択肢もありますが

 

あからさますぎて

 

気まずい空気になってしまうでしょう。

 

 

 

 

ただ

 

異動が決まった最後の最後に

 

そのような雰囲気で終わるのは

 

お互いにとっていいことではありません。

 

 

 

 

さらには

 

その気まずい雰囲気のまま

 

何とか耐え抜こうとしても…

 

『みんなで寄せ書きを書こう!』

 

なんてことを提案をする

 

”陽気な人”がいたりするのです。

 

 

 

 

そうなると

 

とうとう、あなたとしても

 

望まない異動をする上司に向けて

 

何か表現する必要性が出てきます。

 

 

 

さぁ、どうしましょう。

 

 

 

 

そこで今回は

 

望まむ人事異動をする上司にむけて

 

なにを伝えたらよいのかについて

 

お話ししたいと思います。

 

 

 

 

 

 

上司の気持ちを想像すると

 

悲しがっているだろうな

 

想像することができます。

 

 

 

 

その気持ちを汲み取って

 

『なぐさめなきゃ…』という思いで

 

出来るだけ傷つけないように

 

次のように声かけしていませんか。

 

 

 

『大変だと思いますが、がんばってください!』

 

『新天地でも、応援しています!』

 

 

 

 

この表現が

 

悪いわけではありませんが

 

あなたが言われたらどうでしょうか。

 

 

 

 

どこか他人ごとであり

 

”とりあえず声をかけた感”

 

がヒシヒシと伝わってきます。

 

 

 

 

これを回避するために

 

このような”他人ごと”

 

うまく”自分ごと”として表現しましょう。

 

相手を中心にするのではなく

 

自分を中心にして表現してみましょう。

 

 

 

 

具体的には

 

・私がどのように思ったか

 

・私がどのように感じたか

 

ということを含めて表現する

 

  I(アイ)メッセージと呼ばれる手法です。

 

 

 

 

この手法は色々な場面で

 

使うことができるので

 

ぜひ覚えておいてください。

 

 

 

 

なので今回のケースでも

 

上司が『辛い』や『悲しい』とか

 

どのように感じているかは

 

一旦、横に置いておきましょう。

 

 

 

 

上司が異動になってしまうことに

 

部下のあなた自身が

 

どのように感じたがポイントです。

 

 

 

 

・いなくなって寂しいなぁ

 

・教えてくれる人がいなくなってしまった

 

・代わりの人は大丈夫か不安

 

・0から色々とお世話になった

 

 

などのような気持ちが

 

あるのではないでしょうか。

 

 

 

 

そのような

 

自分の気持ちを中心にして

 

表現するようにしてみましょう。

 

 

 

 

『上司がいなくなると不安です』

 

 

『指導を受ける機会が減るのは寂しいです』

 

 

 

 

もしかしたら

 

今まであなたとの相性が

 

最悪だった上司の場合は…

 

 

『よっしゃぁぁぁ!!やったあぁぁ!!』

 

『ざまみろぉぉぉぉ!!!』

 

と感じるかもしれません。

 

 

 

 

しかし

 

当然ではありますが

 

そのまま表現してはいけません(笑)

 

 

 

 

そのような時は

 

あなたも”大人”になりましょう。

 

 

 

 

とはいうものの

 

今までの恨みつらみからすると

 

『上司がいなくなって寂しいです』

 

なんて口が裂けても言えないし

 

自分にウソをつきたくない人もいるでしょう。

 

 

 

 

そのような時には

 

あなたの個人の気持ちより

 

『部署のみんなが、寂しく思っています』

 

のように、主語を大きくした表現をすれば

 

あなたという個人の濃度が薄まり

 

まだ我慢できるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

今回は

 

望まむ人事異動になる上司にむけて

 

なにを伝えたらよいのかについて

 

お話しさせていただきました。

 

 

 

 

このような時は

 

ネガティブな気持ちになっている

 

上司の気持ちではなく

 

『上司が異動になって自分がどう思うか』

 

という  I(アイ)メッセージを大切にしてください。 

 

 

 

 

また、上司の気持ちを

 

汲み取りすぎるあまり

 

次のことを言ってしまう人もいます。

 

 

 

『ぜひ、戻ってきてくださいね!』

 

 

 

 

しかし

 

次の人事異動も

 

本人の意思ではどうしようもないので

 

『いや…戻ってこれるなら

 

すぐに戻ってきたいよ…』

 

と思っているかもしれません。

 

 

 

 

なので

 

最後に送り出す時の声かけは

 

『これからもご指導よろしくおねがいします』

 

がおすすめです。

 

 

 

 

これなら

 

今回の異動を機会に

 

”はい、さようなら”ではなく

 

つながりを感じさせることができます。

 

 

 

 

さらに、あなたが

 

また一緒に働きたいことを

 

心から願っている気持ちも

 

十分に伝わりますからね。

 

 

 

 

残念な話ではありますが

 

世の中は

 

自分の思い通りにいかないものです。

 

 

 

 

希望通りの人事異動にはならずに

 

あなたのそばを去る人がいます。

 

 

 

 

その人の心を傷つけないような

 

最後の声かけこそが

 

素敵な贈る言葉になるではないでしょうか ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

=(超・超・超・大切なお知らせ… (*´ω`*) )=

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