はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

コロナ禍になってから

 

おうち時間が増えましたよね。

 

 

 

 

あなたの生活のなかでも

 

ちょっとした日用品であったとしても

 

スーパーまで行かずに

 

ネットで買い物する頻度が

 

増えたのではないでしょうか。

 

 

 

 

その商品を配達する

 

ドライバーさんたちの仕事量も増えて

 

とても大変な状況になっているのは

 

なんとなくでも想像がつくと思います。

 

 

 

 

実際に

 

私も産業医として

 

運送業の会社

 

いくつか担当しております。

 

 

 

 

たしかに

 

ドライバーさんの仕事が増えて

 

大変な現場になっていることは

 

私も目の当たりにしています。

 

 

 

 

しかし

 

それらの運送業の会社では

 

ある共通したことが

 

世間的なイメージとは違う内情として

 

存在していることも実感しています。

 

 

 

 

そこで今回は

 

このような運送業から考える

 

仕事の世間的なイメージとの違いについて

 

お話しさせて頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

最初に断っておきたいのは

 

運送業のドライバーさんのお仕事が

 

かなり大変になっているのは

 

言うまでもありません。

 

 

 

 

今回は”そのうえ”でのお話です。

 

 

 

 

ドライバーさんの皆さんには

 

日々、ネットで買い物する私も

 

感謝・感激でございます。

 

 

 

 

ただ、産業医として

 

実際に会社の現場の中を見ると

 

ある共通したことが

 

起こっていることに気がつきます。

 

 

 

 

それは

 

ドライバーさんの配車の手配などを行う

 

裏方(事務職)の人の仕事量が

 

とんでもないことになっていることです。

 

 

 

 

たしかにコロナ禍になって

 

ドライバーさんの仕事が増えているので

 

そのドライバーさんを支える

 

裏方の人の仕事量が

 

かなり多くなっていくのは

 

当たり前のことかもしれません。

 

 

 

 

しかし

 

配達ドライバーさんのほうが

 

私たちの生活に身近であるので

 

意外と、その点に気づいてない人も

 

いるのではないでしょうか。

 

 

 

 

実は

 

ドライバーさんの場合は

 

配達に決まった時間などもあり

 

ある意味、時間通りに

 

働いている人が多いですね。

 

 

 

 

もちろん

 

長時間の座った姿勢が続くような

 

運転業務だけではなく…

 

 会社によっては

 

トラックへの荷物の積み込みや

 

トラックからの荷降ろしなどもあり

 

肉体的にも大変な業務です。

 

 

 

 

しかし

 

その裏方の人は

 

【今日はAという大型のトラックを

 

Bさんに運転してもらって

 

Cという場所まで行ってもらう】

 

ということを毎日キチッと

 

寸分の狂いなく決めていきます。

 

 

 

 

もちろん

 

お届けの時間に間に合うような

 

時間配分であったり

 

地理的なことも考える必要もあります。

 

 

 

 

このCという届け先が

 

決まった法人などであれば

 

道順も変わらずに、気持ちも楽でしょう。

 

 

 

 

しかし

 

個人宅への配送であれば

 

毎日毎日、違うルートで

 

時間も読みづらくとても大変です。
 

 

 

 

そもそも

 

このコロナ禍でドライバーの世界も

 

人手不足になっており

 

ただでさえギリギリの人員です。

 

 

 

 

そこに

 

予定していたBさんが体調不良で

 

お休みになることもあります。

 

 

 

 

そのような時は

 

当日になってから

 

誰か代わりのドライバーを見つけて

 

なんとか運送をするわけです。

 

 

 

 

たしかに

 

私たちがネットで購入した時に

 

『すいません…

 

今日はドライバーが体調不良なので

 

配達の予定が2日ほど遅れます…』

 

なんて言われたことないですよね。

 

 

 

 

ドライバーの急なお休みの時には

 

私が担当している会社では

 

裏方の人が、急遽ドライバーとなって

 

配達していることもあります。

 

 

 

 

会社にもよると思いますが

 

裏方さんの仕事は

 

そのような配車の手配だけではなく

 

経費精算や給料計算などの

 

一般的な事務仕事を兼務していることもあり

 

とくに月末などは

 

とんでもない残業時間になってしまいます。

 

 

 

 

ちなみに

 

トラックは日中だけではなく

 

距離によっては

 

夜中も走っていることもあります。

 

 

 

 

当然ながら

 

そのような時には

 

何かあった時に備えて

 

事務所には連絡が取れるように

 

裏方さんが待機しているわけです。

 

 

 

 

このような

 

夜勤の仕事もあるのが

 

運送業の裏方さんだったりします。

 

 

 

 

 

 

そして

 

何よりの問題が

 

これだけ大変な業務をやっていることを

 

世間的に知られていないことではないでしょうか。

 

 

 

 

今は置き配なども増えて

 

たしかに少しでもドライバーさんの

 

負担が減るような工夫もされています。

 

 

 

 

しかし

 

その裏にいるドライバーを支える存在の大変さに

 

つい目を向けるのを

 

忘れがちになってしまいます。

 

 

 

 

これは医療界でも

 

似たようなところがあって

 

たしかに医師の仕事ってのは

 

大変なことも多いです。

 

 

 

 

しかし

 

世間的なイメージなどで

 

『お医者さん、大変ですね~』

 

という労をねぎらってもらえる機会は

 

割と多い方の職業だと思います。

 

 

 

 

そのようなあたたかい声

 

『医者=大変な仕事』という世間的なイメージ

 

に支えられて、救われて

 

大変なことや嫌なことがあっても

 

なんとか乗り越えていけるときも

 

けっして少なくありません。

 

 

 

 

しかし、当然ながら

 

病院では医師以外のスタッフさんも

 

立派な専門職として

 

同じような責任を負ったうえで

 

プレッシャーの大きい仕事をされています。

 

 

 

 

たしかに

 

コロナ禍によって

 

全ての医療従事者に対して

 

労をねぎらう風潮になってきたと思います。

 

 

 

 

しかし、それまでは

 

なかなかその大変さが理解されず

 

医者や看護師さん以外のスタッフには

 

感謝の言葉をはじめとする

 

あたたかい言葉が届きにくい立場でした。

 

 

 

 

コロナ禍で

 

仕事が急増している運送業では

 

昔の医療界のように

 

表に立つドライバーさんには

 

労をねぎらう意識は向けられるけど

 

それ以外のスタッフへの意識が

 

向けられないことが起こっています。

 

 

 

 

もしかしたら

 

私の知らないところで

 

ありとあらゆる業種で

 

起きていることかもしれません。

 

 

 

 

このコロナ禍で

 

働き方がとても過酷な状況に変わって

 

裏方の人が歯を食いしばって耐えながら

 

一生懸命、仕事をしていても

 

直接、お客さんと出会うことは少ないです。

 

 

 

 

だから

 

もしかしたら

 

その頑張りに対して

 

あたたかい言葉が

 

届きにくいかもしれません。

 

 

 

 

当然、だれにも

 

職業や立場に関係なく

 

嫌なこと、辛いことなど

 

色々あると思います。

 

 

 

 

そのような時に

 

落ちこみのストッパーになる言葉がないのは

 

本当に本当に本当につらいことです。

 

 

 

 

だからこそ

 

近くで一緒の働いている人の

 

あたたかい一言に

 

救われることもたくさんあります。

 

 

 

 

表で活動している人も

 

裏で活動している人も

 

表裏一体な関係であり

 

その人達がいてくれることで

 

自分が輝けることを

 

忘れないようにしたいです。

 

 

 

 

全国の縁の下の力持ちの人に

 

私から届けさせてください。

 

 

 

『いつも本当にありがとうございます。』

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

=(超・超・超・大切なお知らせ… (*´ω`*) )=

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