はい、どーも！井上です！
関西を中心に精神医かつ産業医しています！
ラフな人生をめざしていきましょう（^^）
精神科の外来では
『自分が楽しんだりすることに
とても罪悪感を感じてしまって…』
という人が少なくありません。
おそらく
誰にとっても
健康に幸せに生きることは
大きな目標の１つでしょう。
そして
幸せに生きるためには
心地よく楽しく過ごせる時間が
たくさんあった方がいいのは
言うまでもありません。
たとえば
・ごはんをおいしく食べれる
・あたたかい布団でグッスリ寝れる
なども、心地よい時間ですよね。
もちろん
心地よさにはレベルがあり
このような生理的な欲求に限らず
他にも心地よさを感じる時間は
たくさんあるはずです。
しかし
そのような楽しい時間を過ごすと
『こんなことしてても、いいのかな…』
のような罪悪感をおぼえることは
あなたにもあるのではないでしょうか。
そこで、今回は
楽しむことと罪悪感について
お話しさせていただきます。
そもそも
楽しいことをしている最中や直後に
『こんなに怠けてたら、まずいよな…』
『結局、現実逃避してるだけだ…』
と、悩む人は少なくありません。
じつは
その理由の１つに
幼少期に親から植え付けられた価値観が
大きく影響しています。
その価値観とは…
『楽しんだ後には
大変なことが起こるぞ』
というものです。
たとえば
あなたも
次のような言葉を聞いたことが
あるのではないでしょうか。
『そんなに漫画ばっかり読んでいたら
今の模試テストで成績さがるよ！』
『暗くなるまで外で遊んでいると
とっても危険な目にあうよ！』
これはある種
好きなことを我慢することで
望む結果を手に入れられたり
安心や安全などの環境が満たされる
という価値観なのです。
つまり
好きなことを我慢することは”善”であり
楽しむようなことは”悪”だという
考え方なのです。
ちなみに
子どもにこのような話を伝える親自身も
ほぼ間違いなく
似たような価値観を持っています。
だからこそ
子どもが遊んでいたり
楽しそうに過ごしている様子をみると
『もっと、他にやることあるんじゃないの？』
と、心配になってしまうのです。
子どもが
好きな動画や音楽を
楽しんでいる姿を見かけると…
『宿題は終わったの？
宿題が終わっているなら
普段していない部屋の片づけしなさい。』
子どもが熱狂して楽しめる気持ちに
水を差すようなことを言ってしまいます。
このような毎日が続くと
大人になってからも
せっかくの楽しい時間でも
『ほんとは、もっとやるべきことあるのに…』
と、どこか罪悪感を覚えてしまうのです。
ただ、
誰であっても
何かを楽しむことに
罪悪感をかかえがちであることを
知っておいてください。
では、今日のおさらいです。
今回は
楽しむことに
罪悪感を抱えてしまう人に向けて
お話しをさせて頂きました。
実は、そのように感じるは
昔からの価値観の影響が強く
多かれ少なかれ誰しもあるので
『自分だけなんで…』
と悩まないようにしてください。
それが一般的な心の反応なのです。
そのことを知ったうえで
自分の幸福のために
心地よく感じる時間を増やすことは
やはり正しいことなんだと理解してください。
心地よい時間とは
自分の欲求が
満たされている時です。
あなたは自分の欲求を
しっかり認識していますか。
自分の心と対話して
本当に今、自分が何を求めているか
を確認してみてください。
さらに
見つけた自分の欲求の満足ラインを
少し下げるように意識するだけで
幸福を感じる時間を増やせますよ ^^
では、今日はこのへんで！
See You Next Time Bye－Bye!!
【今日の参考記事】
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