はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

やはり

 

パワハラで苦しむ人は

 

あとを絶ちませんね…。

 

 

 

 

2022年4月からは中小企業も

 

パワハラ防止法が適応になるため

 

パワハラがどのようなものか

 

誰もがキッチリ知っておくに

 

越したことはありません。

 

 

 

 

そこで

 

先日は、パワハラの定義や

 

社内の就業規則についても

 

お話させていただきました。

 

 

 

 

しかし、その記事において

 

『いくら規定を定めたとしても

 

結局グレーのまま終わるのでは?』

 

という意見も頂きました。

 

 

 

 

たしかに

 

パワハラの定義を定めても

 

現場の中ではっきりと判断するのは

 

難しい時もあるのではないでしょうか。

 

 

 

 

しかし

 

パワハラにあたるかどうか

 

判断をするための

 

最低限のポイントはあります。

 

 

 

 

もしも

 

あなたがその判断するポイントを

 

知っていれば

 

被害者になった時には

 

早めのSOSを出しやすいし

 

無自覚に加害者になることも

 

防ぐことができます。

 

 

 

 

そこで今回は

 

パワハラのグレーゾーンに関して

 

どのように判断するのかについて

 

お話したいと思います。

 

 

 

 

 

 

まず、おさらいですが

 

以前の記事でもお話したように

 

パワハラの定義は

 

3つ構成に分けて考えましょう。

 

 

 

①職場にて、優越的な関係を背景として

②業務上、必要かつ相当な範囲を超えて

 

③労働者の就業環境を害される

 

 

 

 

この3つの中で

 

グレーな判断で問題になるのは

 

『②業務上、必要かつ相当な範囲を超えて』

 

『③労働者の就業環境を害される』

 

の箇所になるでしょう。

 

 

 

 

そこで

 

この②と③が

 

パワハラにあたるかを考えるポイントが

 

下記の2つになります。

 

 

 

 

その上司の指示や行動が

 

①仕事における必要性があったか?

 

②表現の仕方はどうであったか?

 

 

 

 

では

 

この2つについて

 

1つずつ説明を

 

していきたいと思います。

 

 

 

 

①仕事における必要性があったか?

 

 

 

これは、割とイメージしやすいです。

 

 

 

 

たとえば

 

急ぎでもない内容でも

 

休日に電話をしてきて

 

『こちらの電話連絡には必ず出ること。

 

出なければ、すぐに折り返しをすること』

 

のような指示はいかがでしょうか。

 

 

 

 

これは

 

仕事をするうえでの

 

必要性がないことは明らかです。

 

 

 

急ぎのときだけ電話の連絡にして

 

他はメールにするなど

 

いくらでも対処はあります。

 

 

 

 

さらに

 

『緊急事態宣言が出ている中

 

先方がどちらでもいいと言っていたら

 

絶対に、対面で話をしてくるように。』

 

という指示があったとしましょう。

 

 

 

 

これも明らかに

 

仕事をするうえで

 

必要とは言えませんよね。

 

 

 

 

対面でなければいけない

 

なにか”必要性”を説明できるなら

 

話は別になってきますが

 

一般的に、今はZOOMなどで

 

代わりの手段があるはずです。

 

 

 

 

なので

 

強要するのは指示をするのは

 

グレーではなく真っ黒となるでしょう。

 

 

 

 

このように

 

その業務の指示が必要かどうかは

 

割と判断しやすいのです。

 

 

 

 

 

 

次は

 

②表現の仕方はどうであったか?

 

について説明します。

 

 

 

 

これはその表現において

 

相手が身体的苦痛や精神的苦痛を

 

負っていないかが焦点です。

 

 

 

 

なので

 

指導という名の暴力は

 

言うまでもなく論外です。

 

 

 

 

さらに

 

相手の人格を否定するような表現も

 

ダメであることも理解できるでしょう。

 

 

 

 

そこで

 

グレーになってしまうのは

 

部下を叱責する時に

 

精神的な苦痛を与えてないか

 

という判断の時になってきます。

 

 

 

 

この判断には

 

その個人だけではなく

 

【平均的な労働者なら、どう感じるか】

が、判断の基準になります。

 

 

 

 

ちなみに

 

叱責されるのは誰もが望みませんが

 

上司としては、会社での立場上

 

叱らなければいけない場面があるのも

 

また事実でしょう。

 

 

 

 

しかし、人を叱る時には

 

つい怒りという感情を含むので

 

つい必要以上に強い表現を

 

してしまうことがあります。

 

 

 

 

つまり

 

上司としては、部下に対して

 

平均的な労働者が

 

精神的苦痛を感じない叱り方というスキル

 

身につけておく必要があります。

 

 

 

 

そのスキルの大前提として

 

大声を出したり、威圧的な態度は

 

絶対にNGです。
 

 

 

 

その前提のうえで

 

『部下から言い分を聞くこと』

 

を取り入れてみてください。

 

 

 

 

たとえ

 

ミスをした部下としても

 

何かしらの言い分はあるでしょう。

 

 

 

 

上司としてそこに

 

しっかりと耳を傾けられたかどうかで

 

部下としても叱られた時の

 

精神的な苦痛は軽減されます。

 

 

 

 

言うまでもなく

 

自分から言い分を聞いといて

 

『言い訳するな!!』

 

なんて言わないようにしてください。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

 

今回は

 

パワハラのグレーゾーンは

 

どこを判断のポイントにするのかについて

 

お話させていただきました。

 

 

 

 

とくに

 

その上司の指示や行動が

 

下記の2つの質問において

 

どのように判断されるかに

 

注目するのでしたね。

 

 

 

①仕事における必要性があったか?

 

 

②表現の仕方はどうであったか?

 

 

 

 

たしかに

 

パワハラが起きた時は

 

グレーな領域になることが多いです。

 

 

 

 

しかし

 

このグレーな要素は

 

普段の従業員同士の関係性によっても

 

黒になるか、白になるかが異なります。

 

 

 

 

つまり

 

普段から、部下に対して

 

感謝への気持を伝えたり

 

部下へのねぎらいの言葉をかけたり

 

本人の存在や頑張りを認めたりするのは

 

とても大切なことなのです。

 

 

 

 

それが

 

普段から施されているだけで

 

もし上司から叱られた場面があっても

 

『あの人が言うなんて余程だよなぁ…

 

私のためにも言ってくれてるんだよなぁ』

 

と、部下としても

 

精神的な苦痛を感じにくい考え方に

 

至ることもできるのです。

 

 

 

ぜひ、

 

パワハラのグレーゾーンが

 

どこに判断のポイントがあるか知り

 

普段の上司と部下の信頼関係

 

大切であることを忘れないで下さいね ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

【今日の参考記事】

 

 

 
 

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