はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神科医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

私は普段から

 

ラフに生きることの大切さ

 

語っています。

 

 

 

 

ちなみに、このラフは

 

大雑把 (Rough) と 笑い (Laugh)の


2つの意味をあらわしており

 

『おおざっぱに笑って健康に生きること』

 

をモットーにしております。

 

 

 

 

ありがたいことに

 

このような生き方に

 

賛成してくれる人もいます。

 

 

 

 

ただ、そのような人から

 

『どうやれば、ラフに生きれますか?』

 

と質問をされることもあります。

 

 

 

 

もちろん

 

これさえやれば大丈夫!という

 

1つがあるわけではありません。

 

 

 

 

しかし、ラフに生きるには

 

やはり 『心の成長』 というのは

 

1つのキーワードになります。

 

 

 

 

この心の成長において

 

他者との関係を上手く捉えられたり

 

今よりも生きやすさを実感できたりします。

 

 

 

 

そこで今回は

 

ラフに生きるための心の成長とは

 

どのようなことなのかについて

 

お話していこうと思います。

 

 

 

 

 

 

人間というのは、幼少期から

 

どんどん体が成長していくのは

 

目で見てわかりますね。

 

 

 

 

もちろん

 

それと同時に

 

どんどん心も成長していますよね。

 

 

 

 

ただ、心の成長というのは

 

目に見えるわけではないので

 

少し分かりにくいかと思います。

 




では、心の成長とは

 

具体的にどのようなものでしょうか。

 




ここで、有名な心理学の実験を紹介します。
 

 

 

 

『サリーとアン課題』 と聞けば

 

知ってる人も多いかと思います。




このサリーとアン課題とは

 

4つのステップで展開される

 

1つの物語です。

 

 

 

 

そして、その物語の最後には


クイズが用意されており

 

それに答えてもらう実験です。

 

 

 

では、さっそく紹介していきましょう。

 



① サリーとアンの二人が

部屋の中で遊んでいます。
 

 

② サリーは自分の人形を

自分のカゴの中に入れて部屋を出ます。
 

 

③ サリーが出ていった後に

アンはカゴの中の人形を、自分の箱の中に隠しま す。
 

 

④ 部屋に戻ってきたサリーは

もう一度人形で遊ぶために、どこを探すでしょう?

 

 

もちろん正解は…

 

 

 

 

 

サリーは自分のカゴの中を探します。



サリーは

 

アンが勝手にカゴから人形を取り出して

 

隠していること自体を知らないので

 

てっきり自分のカゴの中に人形があるものだと思って

 

自分のカゴの中を最初に開けることでしょう。



あまりにも簡単なクイズでしたか?



しかし、実はこのクイズは

 

4歳くらいの子供ならば大半が

 

『アンの箱のなかを探す』

 

のように間違えてしまいます。




では、このクイズから

 

何が分かるのでしょうか。

 

 

 

 

それは…

 

相手の立場にたって

 

モノゴトを考える力があるかどうかです。




もちろん

 

今このブログを読んでいるあなたは

 

当然 、最後に人形がある場所は

 

アンの箱の中にあることは

 

分かっていたでしょう。

 

 

 

 

しかし

 

クイズの答えとしては

 

『サリーのカゴの中を探す』

 

と、答えらえるはずです。




これは、今の自分自身ではなく

 

サリーの立場になって

 

考えることができたという意味です。




つまり、4歳くらいまでの子供は

 

このように他者の立場になって

 

モノゴトを考えることが


まだまだ出来ないのです。




カッコつけて専門的に言うと

 

これを『心の理論』なんて名づけられています。

 

 

 

 

要するに、世の中には

 

自分とは異なる考えや感じ方をする人がいて

 

『あの人は、このように考えるだろうなぁ』

 

と推測する力のことです。

 




大人になれば、当然のように

 

心がグングンと成長していき

 

この能力が延ばされていくはずです。

 

 

 

 

しかし、実際はどのでしょうか。

 

 



自分の考えや価値観にこだわって

 

相手の立場にたって物事を考えたり

 

どのような気持ちでいるか想像することを

 

怠ってしまう時ってありませんか。

 

 

 

 

体が疲れている時は

 

思った以上にパワーが出ないのと同じで

 

多忙などで心が疲れている時も

 

思った以上に能力が発揮がでません。

 

 

 

 

つまり、今の自分の考えと違うと…

 

相手の気持ちや考えを尊重できずに

 

『自分は正しい』という

 

自己中心性に縛られてしまいます。


 

 

すると

 

『私は!!…私は!!…』

 

のように自己主張ばかり強くなり

気がついたら、精神的に孤立しています。

 

 

 

 

そして、最終的には

 

慢性的な心の空虚感


苦しんでしまうのです。








では、今日のおさらいです。




人間は、大人になるにつれて

 

しっかり心も成長することで

 

相手の立場になって考えることができる能力

 

獲得していきます。

 

 

 

 

しかし

 

うまく獲得できずに大人になった人や

 

精神的な疲労で余裕がない時は

 

ふと自己中心性が顔を出してきます。




しかも、それに捉われると

 

自分の価値観の正当性ばかりを主張して

違った価値観の他者を受け入れることが

 

出来なくなってしまいます。




すると、いつの間にか

 

相手を自分の正当性で

 

説き伏せてやろうとしたりします。

 

 

 

 

それは、もはや

 

相手を自分の考えの通りにさせる

 

一種のコントロールなのです。

 

 

 

 

このような毎日が続くと

 

余計に疲れてしまう負のループにはまり

 

『なんてしんどい毎日なんだ…』

 

と、より生きづらさを実感します。

 

 

 

 

だからこそ、普段から

 

自分の自己中心性には

 

最大限の注意を払いながら

 

 

どれだけ疲れていようとも

 

『そんな考え方を持つ人もいるよなぁ』

 

と、軽く受け流すことを意識すること

 

この負の連鎖を止めるコツであり

 

まさに、ラフに生きていくコツなのです。

 

 

 

 

私たちはしっかり心の成長を

 

しているはずですから
 

本来は、相手の立場になって

 

相手の気持ちなどを尊重できるのです。

 

 

 

 

それなのに

 

もしも、あなたがどこか生きにくさを

 

感じていならば…

 

あまりにも せわしなく

 

心に余裕がなくなっている毎日ではないかを

 

いまいちど振り返ってみてくださいね ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

【今日の参考記事】

 

 

 

=(大切なお知らせ… (*´ω`*) )=

 ⇓ ⇓ ⇓ ⇓

 

2021年5月19日、新刊を出版しました!

 

『ストレス0の雑談』

 

 

現在、下記のネットショップで絶賛発売中!

 

①Amazon

②楽天