はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神科医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

私は産業医という立場なので

 

会社でストレスを抱えながら働く人の


お話を聞く機会はたくさんあります。

 

 

 

 

そのストレスの源が

 

会社である人もいれば家庭などの

 

プライベートにある人もおられます。

 

 

 

 

なかでも、育児と仕事の両立

 

しんどくて悩む人も多いですね。

 

 

 

 

とくに、第一子の場合は

 

初めてことも多いですからね。

 

 

 

 

また、世間的には

 

『育児=絶対に手を抜いてはダメ』

 

のような風潮も広がっています。

 

 

 

 

その考えにドップリと浸かってしまうと

 

仕事も育児も全く手を抜くことができずに

 

かなりしんどい思いをすることは


だれもが理解できるでしょう。

 

 

 

 

とくに、いい意味で

 

最近は子供の虐待に対しても

 

世間が敏感になっているので…

 

 

その反面

 

『自分がやっていることは虐待かも…』

 

と悩む親も増えてきました。

 

 

 

 

このように一時的に立ち止まって

 

自分の育児を見直すのは

 

とても素晴らしいことです。

 

 

 

 

ただし、毎日毎日

 

このよう不安を抱えてしまうと

 

親が一息をつける瞬間もなく

 

とてもしんどい時間がずっと続きます。

 

 

 

 

そこで、今回は

 

『もしかして私、虐待してる…?』と

 

不安になる人へ向けて

 

持ち合わせて欲しい心構えについて

 

お話をしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

私に相談にくる人のなかには

 

正直にお話をすれば

 


・子供のことが可愛いとは思えない…

 

・子育ての全てがしんどい…

 

・言うことを聞かないと、つい大声が出てしまう…

 

・なんで子供を産んだのか、とよぎる…

 

 

のような内容を口にする人がいます。

 

 

 

 

しんどさを感じる時は

 

全てのことに対して

 

ネガティブに考えてしまうものです。

 

 

 

 

ただ、一番最初に

 

このような人にお伝えをしたいのは

自分でそのリスクに気がつくことが出来て

 

勇気がいるSOSを出せた自分自身を

 

いっぱいほめてあげて下さい。
 

 

 

 

そのうえで

 

このような考えをしてしまう心理状態に

 

一歩踏み込んで考えてみましょう。

 

 

 

 

このような心配に

 

押しつぶされそうになる人の共通点は

強い責任感を持っていることです。




たとえば

 

『子育てはこうあるべき』

 

のような柔軟性のない考えに支配されたり

 

 

世間に向けて

 

『しっかり子育てしてますのアピール』

 

をしていないと

 

自分が不安になってしまう人もいます。

 

 

 

 

また

 

『つい、大声をあげて叱ってしまう…』

 

との悩みをよく聞いてみると…

 

 

実は、家の中ではそうでもなく

 

家の外でだけのこともよくあります。

 

 

 

 

具体的には

 

公園などで、子供が親の言ったことを守らずに

 

好き勝手な行動をすると

 

つい大声を出して叱ってしまう…


といった具合です。

 

 

 

 

これはお分かりだと思いますが

 

子供のためよりも、周囲に対して

 

『しっかりしつけや子育てしています』

 

のアピール行動になっているのです。





たしかに

 

”子育て”と一言で表現しても

 

『これをすればよい!』

 

のような正解が存在するのかは不明ですが…

 


必ず存在するものとしては

 

『これをしてはいけない』というものです。

 

 

 

子供の将来のために

 

絶対にしてはいけないことは次のことです。

 

 

 

『子どもの心にも体にも

 

取り返しのつかない傷を作らないこと』

 

 

 

 

逆にいえば、

 

まずは、それだけを徹底して守れば

 

子育てとしては合格点だと考えてください。

 

 

 

 

 

 

もちろん

 

外でも、全く子供をしつけることなく

 

ずっと放置しているのも

 

それはそれで問題がある行為です。

 

 

 


しかし、責任感がエスカレートして

 

自分の子育てを世間に認めてもらうために

 

子供を大声で叱り続けるのは危険です。




もちろん

 

”叱ってはいけない”というわけではなく

 

子供の心の発達を考えた時

 

次の2つに注意しながら叱って下さい。




1つ目:内容

 

 

 

叱るときの内容としては

 

子供の行為に対して

 

明確な理由をつけて伝えて下さい。

 

 

 

 

ぜったいに

 

子供の人格や存在を否定するような内容

 

口にしてはいけません。

 

 

 

さらに

 

誰かと比較するような内容

 

口にしてはいけません。

 




これらのことをしてしまうと

 

幼少期から自分に自信を持てずに

 

『自分はダメ人間なんだ…』

 

つねに自己肯定感の低い人間になってしまいます。

 

 

 

2つ目:伝え方

 

 

 

もちろん、暴力や暴言などの

 

脅威や脅迫で伝えるのはNGです。

 

 

 

 

これをやってしまうと

 

どれだけ傷つくかは言うまでもなく…


 

その暴力・暴言が、子供にとって


当たり前の環境になってしまい
 

学校の同級生にたいして

 

平気で暴力や暴言を吐くような子供


成長してしまうリスクがあります。

 

 

 

 

叱る時の伝え方のポイントは

 

子供の目をジッと見て迫力をもって

 

真剣に問いかけるようにしましょう。

 

 

 

 

迫力というのは

 

”決して今は冗談ではなく

 

本気の話をしている雰囲気を作ること”です。

 

 

 

 

そのうえで

 

『このようなことをしたら、相手が傷つくよ』

 

とストレートに伝えたり

 

『なぜ、ダメだと思う?』

 

と子供に考えさせるプロセスを踏みましょう。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

 

とくに、子育てと仕事の両立を

 

初めて実行する人は

 

周りの協力があったとしても

 

しんどい時はしんどい思いをします。

 

 

 

 

ただ、子育てに対する世間の風潮が

 

『絶対に手を抜いてはダメ』

 

『愚痴をいってはダメ』

 

のようになっていることがあります。

 

 

 

 

しかし

 

責任感の強い人であればあるほど

 

そのような考えに縛られてしまうと

 

子育てに対して


ちょっとしたネガティブな感情を持つこと自体が

 

『私、虐待しているのでは…?』と


不安になって自分自身を苦しめます。

 

 

 

 

この時

 

どのように振舞えばよいかが

 

もう分からなくなってしまい

 

混乱するのかもしれません。

 

 

 

 

そのような時は

 

一旦、難しいことは抜きにして

 

『子どもの心にも体にも

 

取り返しのつかない傷を作らないこと』

 

というシンプルなルールだけを

 

守ることを意識してみてくださいね ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

【今日の参考記事】

 

 

 

 

=(大切なお知らせ… (*´ω`*) )=

  ⇓ ⇓ ⇓ ⇓

 

2021年4月16日、私の新刊が出版されます!

 

 

『繊細な人の心が折れない働き方』

 

 

 

現在、下記のネットショップで絶賛予約受付中!

 

① Amazon

② 楽天

③ honto

 

 

これからも私は戦いますので、応援していただける方は

 

ぜひともポチっとよろしくお願いします(^^)

 

 ⇓    ⇓    ⇓

   


人気ブログランキング